三菱電機は、ギヤドモータを含む一部モータ製品の価格を6月1日から値上げすると発表した。モータ製品の主要原料である電磁鋼板、鋼棒、銅線、アルミニウムなどの価格の高騰が続いていることが理由。

値上げの対象となる製品は、三相モータ、標準単相モータ、ポリ巻き水中モータ、ギヤドモータ。値上げ幅は、ギヤドモータが約7%、それ以外の製品が約10%となっている。本年(2007年)6月1日受注分から値上げを開始する。

中国での金属需要拡大や資源枯渇問題などの影響から、ここ数年、銅やアルミニウム、ニッケル、ステンレスなどの金属材料の価格高騰が続いている。同社では約20年間、モータ製品の価格を据え置いてきたが、最近の金属材料価格の高騰を企業内努力だけで吸収することが困難になってきたという。