LayerXと三菱UFJ銀行は4月26日、業務提携に関する基本協定書を締結したことを発表した。企業活動に不可欠な法人支出管理領域における両社の協働により、企業の業務効率化・高度化・資金効率化などの業務変革を支援する。

基本協定書締結の背景

今回、業務提携を発表したLayerXは、「すべての経済活動を、デジタル化する」をミッションに掲げるSaaS(Software as a Service)およびFinTechスタートアップ。一方の三菱UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社であり、世界をリードする金融グループの1つであるMUFGの一員。

LayerXとMUFGは、2019年にブロックチェーンを活用した次世代金融取引サービスの提供に向けた協業を実施するなど、新しいテクノロジーを活用したビジネス開発で連携してきた。

また、LayerXが2023年に実施した資金調達において、MUFGの連結子会社である三菱UFJキャピタル、三菱UFJイノベーション・パートナーズが出資を実施するなど、LayerXの創業当初から現在に至るまで深い関わりを築いてきている。

それらの背景を踏まえて、LayerXが持つ法人支出管理領域における知見やサービス、顧客基盤と、三菱UFJ銀行が持つ金融領域における知見やサービスおよび顧客基盤を掛け合わせて、両社による業務提携を検討していくことになったという。今後は、両社の協働により同領域における企業の業務変革を支援していきたい考え。