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ヘッドライン

2014年12月30日(火)

マイナビニュース編集部テクノロジー担当が選ぶ2014年の10大ニュース(後編)

今年起きた出来事の中から、マイナビニュース編集部のテクノロジー担当が10大ニュースをピックアップ。

[12:00 12/30]

2014年12月29日(月)

マイナビニュース編集部テクノロジー担当が選ぶ2014年の10大ニュース(前編)

今年起きた出来事の中から、マイナビニュース編集部のテクノロジー担当が10大ニュースをピックアップ。

[12:00 12/29]

2014年の重大科学ニュース10選

2014年も科学が関連したさまざまなニュースがわれわれに期待や興奮を与えてくれた。Mashableが「2014年は科学の重要性が10倍アップ(原題:10 times science ruled in 2014)」において、今年の重大科学ニュースを10つピックアップしている。今年一年を振り返る意味でも、確認しておきたい。

[08:00 12/29]

2014年12月27日(土)

昆虫記の謎解く、匂い源探索の回路判明

昆虫で性フェロモンの匂い情報が脳内に入り、行動を起こす情報に変換されるまでの全過程を、東京大学先端科学技術研究センターの神崎亮平(かんざき りょうへい)教授と並木重宏(なみき しげひろ) 特任助教(現・米ハワードヒューズ医学研究所研究員)らが解明した。雄のガが雌の匂い(性フェロモン)に魅了されて雌を探索する不思議な行動についてファーブル(1823~1915年)が「昆虫記」に記述してから、約120年の時を経て、その脳神経回路が浮かび上がった。

[12:00 12/27]

2014年12月26日(金)

理研調査委、STAP細胞は「ES細胞が混入」と発表 - 小保方氏の捏造も認定

理化学研究所(理研)は12月26日、都内で会見を開き、外部の有識者で構成された調査委員会によるSTAP細胞論文の疑義に関する調査結果について発表した。

[12:35 12/26]

理研など、SACLAを用いた固体の光電子スペクトルの時間分解計測に成功

理化学研究所(理研)、独キール大学、分子科学研究所(IMS)、高輝度光科学研究センター(JASRI)は12月24日、X線自由電子レーザ(XFEL)施設「SACLA」から得られる硬X線とフェムト秒光学レーザを用いたポンププローブ型の硬X線光電子分光法により、固体試料構成元素の内殻光電子スペクトルの時間分解計測に成功したと発表した。

[10:23 12/26]

原発事故後の木造家屋の線量低減率を検証

東京電力福島第一原発後の放射性セシウムの除染は長く続く課題である。人々が長時間暮らす家屋内の線量も重要となる。その推定に新しい手がかりが出た。避難指示区域の家屋内の調査で、木造家屋の低減率(住家内/外空間線量率比)の中央値が0.43であることを、東北大学大学院薬学研究科の吉田浩子(よしだ ひろこ)講師らが確かめた。国際原子力機関(IAEA)が示す数値0.4とほぼ同じだが、低減率の頻度分布は大きい方に広がっていた。

[10:00 12/26]

坂東昌子、関口仁子氏に湯浅年子賞授与

自然科学で顕著な業績を挙げた女性に贈る湯浅年子賞の授賞式が12月24日、お茶の水女子大学(東京都文京区)で開かれ、素粒子論の坂東昌子(ばんどう まさこ)愛知大学名誉教授(77)に金賞が、原子核実験の関口仁子(せきぐち きみこ)東北大学准教授(41)に銀賞が授与された。お茶の水女子大学の羽入佐和子(はにゅう さわこ)学長が表彰状を、高エネルギー加速器研究機構(KEK)湯浅年子ラボラトリー所長の幅淳二(はば じゅんじ)教授がメダルを手渡した。ささやかな授賞式だったが、出席者らは2人を温かく祝福した。

[09:00 12/26]

2014年12月25日(木)

水深8143mの深海に新種の魚 - ハワイ大学が発見

ハワイ大学は12月23日、西太平洋・グアム付近のマリアナ海溝で、新種の魚を発見したと発表した。

[17:28 12/25]

東大、鉄系高温超伝導が生じる仕組みをスパコン「京」を用いて解明

東京大学は12月22日、スーパーコンピュータ「京」を駆使することで、計算機の中で鉄系高温超伝導体の超伝導を再現することに成功し、さらに超伝導が起きる仕組みも明らかにしたと発表した。

[13:48 12/25]

NICT、量子通信の実現に向けた量子もつれ光の高速生成技術を開発

情報通信研究機構(NICT)は12月19日、電気通信大学と共同で、光ファイバ通信波長帯における量子もつれ光子対の生成効率を向上させる技術を開発したと発表した。

[13:44 12/25]

彗星のちりを地表でも発見! 南極で

「地球上には絶対にない」と信じられてきた彗星のちりが地表にあった。驚きの発見が日本の南極調査でもたらされた。南極の雪と氷の中から彗星のちりを、九州大学基幹教育院の野口高明(のぐち たかあき)教授と国立極地研究所の今栄直也(いまえ なおや)助教らが初めて見いだした。彗星の塵は非常に壊れやすく、地上で採集できるとは考えられていなかった。その長年の常識を根底から覆す発見で、生命や太陽系惑星の起源を探る彗星研究に刺激を与えそうだ。11月26日に 国際科学誌Earth and Planetary Science Lettersオンライン版に発表した。12月5日付の米科学誌サイエンスも最新ニュースで取り上げた。

[09:59 12/25]

2014年12月24日(水)

どこでもサイエンス 第41回 2015年の「宇宙、どうでしょう?」(上半期)

2015年の宇宙、どうでしょう?ということで、予測が秒単位でできることから、どーなるかわからんことまで「素人でも手軽に観察・参加できる」宇宙にかかわるあれこれを、サクっと紹介しちゃいます。今回は、上半期分をば。

[11:00 12/24]

2014年12月22日(月)

自閉症の子は表情の読み取りが苦手か

自閉症の子どもは、多くの人の顔の中から怒り顔を素早く見つけだすのが苦手なことを、京都大学霊長類研究所の正高信男(まさたか のぶお)教授と大学院生の磯村朋子(いそむら ともこ)さんが実験で示した。自閉症の子どもたちが直面するコミュニケーションの困難の一因に関係している可能性がある。幼児らの障害の診断や療育の手段になりそうだ。12月18日付の英オンライン科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。

[09:19 12/22]

印刷で作れる多層の有機EL素子を開発

次世代のディスプレイや照明用に期待されている有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL)で新しい成果が生まれた。多層構造を持つ低分子塗布型白色有機ELを、山形大学大学院理工学研究科の城戸淳二(きど じゅんじ)教授、夫勇進(ぷ よんじん)准教授らが開発した。印刷技術で安価にLED並みの高効率白色有機ELパネルを製造するのに道を開く研究として注目される。12月18日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

[09:18 12/22]

2014年12月19日(金)

微小渦が大きな渦を活性化して海洋循環

海洋はさまざまな渦に満ち、大きさの異なる渦が作用しあって大循環につながる。冬に50㎞規模の小さなスケールの渦(サブメソスケール現象)が活発化すると、よりスケールの大きい100~300km規模の現象(メソスケール現象)の中規模渦に運動エネルギーが移って活性化させ、海洋循環の季節変動に大きな影響を及ぼしている。こうした渦がもたらす海洋循環のダイナミズムを、海洋研究開発機構の佐々木英治(ささき ひではる)主任研究員と笹井義一(ささい よしかず)主任研究員らが初めて解明した。

[09:13 12/19]

あかつきがけがの功名、太陽風の謎解明

われわれの太陽系は超高速のプラズマの流れ、太陽風の中にある。太陽風は地球を含む惑星の環境に大きな影響を与え続けている。その太陽風が太陽半径の5倍程度離れた距離から急に加速される様子を金星探査機「あかつき」で観測するのに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(神奈川県相模原市)の今村剛(いまむら たけし)准教授と大学院生の宮本麻由(みやもと まゆ)さんらが成功した。長年謎だったコロナ加速問題を解く鍵を得た。東京大学、名古屋大学、京都大学などとの共同研究で、米科学誌アストロフィジカルジャーナルの6月20日号と12月10日号に発表した。

[09:12 12/19]

衛星でイオン液体電池の充放電に成功

新しいイオン液体リチウム二次電池の地球周回軌道上での充放電試験に、関西大学化学生命工学部の石川正司(いしかわ まさし)教授と山縣雅紀(やまがた まさき)准教授がイオン液体電池として初めて成功した。このイオン液体リチウム二次電池は、石川教授と山縣准教授が2006年、独自に設計と開発を行った。通常の電解液の代わりに「イオン液体」を用いており、揮発・引火成分を一切使っていない。軽量で薄く、コンパクトな新型蓄電池で、宇宙用や極限環境用として期待が集まっている。関西大学が12月17日発表した。

[09:10 12/19]

2014年12月18日(木)

ビルのような分子磁石の設計が有効か

層状と鎖状の2種類の磁気格子からなる分子磁性体(分子磁石)を組み合わせて、それぞれの構造と磁気的な特徴を併せ持つ、新しい3次元格子の分子磁石を創製することに、東北大学金属材料研究所の宮坂等(みやさか ひとし)教授と大学院生の福永大樹(ふくなが ひろき)さんが成功した。この3次元格子は、冷却すると磁石になる磁気相転移温度が絶対温度82度(-191℃)と比較的高い分子磁石になった。分子磁石などの新しい機能物質の開発に道を開く手法といえる。11月20日付のドイツ化学会誌「Angewandte Chemie International Edition」オンライン版に発表、Very Important Paper (VIP)に選ばれた。

[09:19 12/18]

2014年12月17日(水)

腹ぺこ幼虫が満腹でサナギになる仕組み

幼虫がもりもり食べ続けて成長してやがて美しいチョウになる物語を簡潔に描いた幼児向けのベストセラー絵本「はらぺこあおむし」を裏付けるような研究がなされた。成長に必要なステロイドホルモンの生合成を促す新しい仕組みを、筑波大学生命環境系の丹羽隆介(にわ りゅうすけ)准教授と島田裕子(しまだ ゆうこ)・日本学術振興会特別研究員がキイロショウジョウバエで見つけた。子どもから大人への成長に欠かせないステロイドホルモン生合成のタイミング調節に迫る発見といえる。12月15日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

[09:22 12/17]

2014年12月16日(火)

東北大、分子磁性体を組み合わせて新しい分子磁石を作ることに成功

東北大学は12月12日、鎖状と層状の2種類の低次元磁気格子からなる分子磁性体(分子磁石)を構造的に組み合わせることにより、それぞれの構成格子の構造と磁気的な特徴を併せ持つ新しい3次元格子からなる分子磁石を設計することに成功したと発表した。

[13:53 12/16]

出血熱感染マウスモデルを初めて開発

エボラ出血熱などウイルス性出血熱はこれまで感染発症モデルの実験動物がなく、発症の仕組みの研究が難しかった。その状況を変えるようなマウスが誕生した。アフリカ南部のザンビアのコウモリから新たに発見したナイロウイルスを接種して、ヒトの出血熱感染症に似た症状のマウスを開発することに、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターの石井秋宏(いしい あきひろ)助教らが初めて成功した。出血熱研究に役立つマウスモデルとして注目される。ザンビア大学とアイルランド国立大学ダブリン校との共同研究で、12月2日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

[09:34 12/16]

感性豊かな全国こども科学映像祭の表彰式

映像の制作を通して、こどもたちの科学への関心を喚起するため、全国の小中学生から、科学をテーマにした映像(10分以内)を募集して、優秀な作品を顕彰する第13回全国こども科学映像祭の表彰式が12月14日、東京都千代田区の北の丸公園にある科学技術館実験スタジアムで開かれた。全国から受賞した児童・生徒や父兄、教諭ら約100人が出席し、優れた科学映像を作ったこどもたちに拍手を送っていた。

[09:32 12/16]

日本学士院の新会員に赤﨑勇氏ら11人

日本学士院は12月12日の総会で、青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した赤﨑勇(あかさき いさむ)名城大学教授(85)ら11人を新会員に選んだ。また、日本の学術の発達に、特別に功労のあった外国人研究者3人を新しい客員に選んだ。

[09:30 12/16]

熱流が磁場で変わる現象を理論で解明

磁場を利用して熱の流れを制御できる可能性を示す新理論が誕生した。絶縁体を流れる熱流が磁場によって向きを変える特異な現象を、日本原子力研究開発機構・先端基礎研究センターの前川禎通(まえかわ さだみち)センター長、森道康(もり みちやす)グループリーダーらが理論的に初めて解明した。この現象が、非磁性絶縁体にごくわずかに含まれる磁気を持った磁性イオンによる原子の振動の散乱であることを突き止めた。

[09:28 12/16]

わかったぞ、皮膚がん抑制の仕組み

脱リン酸化酵素のPP6が皮膚がんの抑制に働いていることを、宮城県立がんセンター研究所の島礼(しま ひろし)所長と奈良女子大学研究院自然科学系の渡邊利雄(わたなべ としお)教授らが初めて突き止めた。がんの新しい予防や治療につながる成果として注目される。東北大学、理化学研究所、九州大学、埼玉県立がんセンターとの共同研究で、12月8日付の米科学誌オンコジーンのオンライン版に発表した。

[09:24 12/16]

2014年12月15日(月)

理研、ハサヌディン大と重イオン照射によるイネの品種改良研究で協力

理化学研究所は、理研仁科加速器研究センターとインドネシア・ハサヌディン大学との間で、重イオンビーム育種技術を用いたインドネシア在来作物の品種改良と変異特性の解明に関する研究協力覚書を締結したと発表した。

[17:43 12/15]

東大、電子の形の量子揺らぎを媒介とした新しい超伝導を発見

東京大学は12月11日、電子の形の量子揺らぎを媒介とした新しい超伝導を発見したと発表した。

[10:35 12/15]

NIMSと東大、原子層超伝導体に形成されるジョセフソン接合を発見

物質・材料研究機構(NIMS)と東京大学は12月11日、シリコン表面上に形成した原子レベル厚さの超伝導体において、原子1個分の高さの段差(原子ステップ)が超伝導電流の流れを制御するジョセフソン接合として働くことを発見したと発表した。

[10:29 12/15]

世界を彩る 数学レシピ 第34回 舞台照明×数学

あなたは学校の勉強で数学・算数は好きでしたか(好きですか)?。数学なんて社会に出たら役に立たないじゃないか、などと思って勉強してないあなた。大間違いです。社会を、そして世界を形作っているものこそが数学なのです。今回は、そんな身近に存在する数学の謎として、舞台照明と数学の関わりを解き明かします。

[10:00 12/15]

『不正許さず』と学術会議と大学が声明

日本学術会議と国立大学協会、公立大学協会、日本私立大学団体連合会は12月11日、「科学研究の健全性向上のための共同声明」を発表した。研究費の不正使用、データのねつ造や改ざん、盗用などの研究不正が多発している現状に危機感を示し、疑惑調査や倫理教育などの対策強化に向けて、学術界(アカデミア)挙げての決意表明となった。学術会議の大西隆会長(豊橋技術科学大学学長)ら各大学団体の代表が共同会見して公表した。

[09:23 12/15]

2014年12月12日(金)

東北大、磁性材料の特性を左右する欠陥構造の特定に成功

東北大学は12月11日、英国ヨーク大学と共同で、第一原理計算による構造探索と世界最先端の超高分解能走査透過型電子顕微鏡を駆使し、磁性材料である四酸化三鉄(Fe3O4)(黒錆)中の面状欠陥構造を、原子レベルで決定することに成功したと発表した。

[10:00 12/12]

華やぐ授賞式で3教授にノーベル物理学賞

ノーベル賞の授賞式が12月10日夕(日本時間12月11日午前零時半~午前1時40分)、ストックホルムのコンサートホールで華やかに開かれた。青色発光ダイオード(LED)を開発した赤﨑勇(あかさき いさむ)名城大学教授(85)と天野浩(あまの ひろし)名古屋大学教授(54)、中村修二(なかむら しゅうじ)米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授(60)の3人は、グスタフ国王から物理学賞のメダルと賞状を授与された。

[09:10 12/12]

2014年12月11日(木)

東北大、貴金属触媒を使わないグラフェンの水素発生電極を開発

東北大学は12月9日、3次元構造を持つグラフェンによる高性能な水素発生電極を開発したと発表した。

[10:44 12/11]

阪大、超低熱伝導率を有する極小のナノドット結晶シリコン材料を開発

大阪大学(阪大)は12月10日、極小なナノドット結晶の結晶方位をそろえて連結した材料を形成する技術を開発したと発表した。

[10:39 12/11]

海洋循環たどる銅同位体比の分布を解明

海洋地球化学に新しい突破口が銅の分析で開けた。最新の重金属元素の分離手法を駆使して、世界各地の海水中に溶存した銅の同位体比(65Cu/63Cu)の精密測定に、京都大学化学研究所の大学院生の高野祥太朗(たかの しょうたろう)さんと宗林由樹(そうりん よしき)教授、海洋研究開発機構高知コア研究所(高知県南国市)の谷水雅治(たにみず まさはる)主任技術研究員らが成功した。

[09:54 12/11]

磁気(スピン)流の増大原理を初解明

次世代の電子技術の担い手として磁気の流れ(スピン流)に期待が高まっている。そのスピン流を使ったデバイスの基本となるような現象が見つかった。スピン流が増大する原理を、慶應義塾大学理工学部の安藤和也(あんどう かずや)専任講師らが世界で初めて解明した。現在のエレクトロニクスに替わる将来のスピントロニクスの基本原理になる可能性がある。12月9日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

[09:53 12/11]

2014年12月10日(水)

青色LEDの光に殺虫効果 - 東北大が発表

東北大学は12月9日、青色光を当てると昆虫が死ぬことを発見したと発表した。

[12:52 12/10]

どこでもサイエンス 第40回 12月13~14日は、年に一番流れ星が多い時期

12月13~14日は、ひとばんじゅう、ふたご座流星群が見られます。流れ星が多い日となる流星群でも、確実に流れ星の多さを実感できるのは、年に2回。8月のペルセウス座りゅうせい群と、今回のふたご座流星群だけ。通常の3倍どころか、10倍の数の流星をぜひごらんくださいませ。しかも、冬は夜が長く、一晩中流れ星は流れるので、年に1番流れ星が多く見える時期なのでございますよ。

[10:00 12/10]

水中の男性ホルモン検出するメダカ作出

水中の男性ホルモンや、その作用を抑える抗男性ホルモン物質を効率的に検出する生物分析システムのバイオモニタリングメダカの作出に、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の荻野由紀子(おぎの ゆきこ)助教と井口泰泉(いぐち たいせん)教授らが成功した。下水や農薬などに含まれる環境ホルモンの監視に役立つと期待されている。フランスのベンチャー企業、ウオッチフロッグ社との共同研究で、9月16日付の米科学誌Environmental Science & Technologyに発表した。

[09:24 12/10]

2014年12月09日(火)

東京都・文京区で子供から大人まで宇宙に夢中になれる講演会が14日に開催

お茶の水女子大学は12月14日に同大理学部主催で、「第2回 宇宙講演会 ~子どもから大人まで宇宙に夢中!~」を開催する。

[10:45 12/9]

東北大、鉄セレンにおいて高温超伝導を担う電子の異常な秩序状態を観測

東北大学は12月4日、新型鉄系高温超伝導体のモデル物質である鉄セレンにおいて、超伝導を担う電子が、異常な秩序状態を形成することを観測したと発表した。

[09:57 12/9]

大都市のCO2高濃度排出を衛星が捉えた

日本の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)が世界各地の大都市の人為的な二酸化炭素(CO2)高濃度排出量を捉えた。2009年6月~12年12月の3年半に観測した「いぶき」データを解析して、世界の大都市などでその周辺よりCO2濃度が高い傾向を明らかにした。衛星からの監視が、地球温暖化対策の基礎になるCO2排出量の観測に有効なことを実証した。国立環境研究所と環境省、宇宙航空研究開発機構が12月5日発表した。気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP10)が開かれているペルーのリマでも同時に公表した。

[09:33 12/9]

科学の甲子園ジュニア全国大会で茨城優勝

2回科学の甲子園ジュニア全国大会が12月5日~7日に東京都江東区夢の島のBumB東京スポーツ文化館で開かれ、全国47都道府県から選ばれた代表チーム(1、2年生の6人)の計282人が理科や数学に関する知識と考える力、活用能力を駆使して、筆記競技や実験、工作に挑戦した。3種目の得点を総合して、茨城県チーム(県立並木中等教育学校)が優勝した。2位には福岡県チーム(久留米大学附設中学校、福岡教育大学附属福岡中学校)、3位に愛知県チーム(海陽中等教育学校)が入った

[09:23 12/9]

超小型衛星でイオンエンジンの作動実証

超小型衛星「ほどよし4号」に搭載した小型イオンエンジンが10月28日宇宙で動いた。100kg以下の小型衛星でのイオンエンジン作動は世界初で、低コスト・短期間で開発できる小型衛星や探査機の推力に活用できることを示した。海外からの反響も大きい。開発した東京大学先端科学技術研究センターの小泉宏之(こいずみ ひろゆき)准教授と次世代宇宙システム技術研究組合が12月5日発表した。東京大学大学院工学系研究科の中須賀真一(なかすか しんいち)教授が中心となって進めている最先端研究開発支援プログラム「超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」の一環として実施した。

[09:22 12/9]

2014年12月08日(月)

多発性硬化症の悪化を抑える免疫機構解明

神経難病の多発性硬化症で発見があった。抑制性サイトカインのインターロイキン-10(IL-10)が免疫細胞のプラズマブラストから分泌されて、多発性硬化症の悪化を抑制することを、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの松本真典(まつもと まさのり)助教、馬場義裕(ばば よしひろ)准教授、黒崎知博(くろさき ともひろ)教授らが解明した。多発性硬化症の新しい治療法の手がかりになる。理化学研究所、九州大学、オーストラリアのWalter and Eliza Hall医学研究所、メルボルン大学との共同研究で、12月4日付の米科学誌イミュニティのオンライン版に発表した。

[10:00 12/8]

2014年12月06日(土)

科学の甲子園ジュニア全国大会が開幕

理科や数学の競技に中学生6人がチームで取り組み、科学の面白さを体験して学ぶ第2回科学の甲子園ジュニア全国大会が12月5日、東京都江東区夢の島のBumB東京スポーツ文化館で始まった。科学技術振興機構(JST)が「中学生に科学好きのすそ野を広げて、未知の分野に挑戦する探求心や創造性に優れた人材を育成しよう」と昨年から開催、文部科学省などが後援し、17の企業・団体が協賛、協力している。全国の高校生を対象に毎年開く「科学の甲子園」の中学校版で、「広げよう科学のこころ つなごう友情の絆」をテーマに掲げている。

[10:00 12/6]

2014年12月04日(木)

バンタン、JAXA非公認の"アイドルキャラクター"プロデュース企画を始動

バンタンは12月3日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の協力のもと、デザインやエンターテインメントの側面から"宇宙開発"の価値に対する認知拡大を目指すプロジェクト「VANTAN POP ICON PROJECT」を実施すると発表した。

[11:17 12/4]

2014年12月03日(水)

落ちこぼれ救う遺伝子を大豆で発見

大豆にとって収穫期に莢(さや)がはじけて落ちこぼれることは大問題だ。この大豆の落ちこぼれによる収穫ロスを抑える遺伝子を、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)北海道農業研究センターの船附秀行(ふなつき ひでゆき)主任研究員(現・近畿中国四国農業研究センター)と北海道大学大学院農学研究院の藤野介延(ふじの かいえん)准教授らが見いだした。莢のねじれを抑えることではじけて畑に落下するのを防ぐ遺伝子で、この発見から栽培大豆の起源や歴史も透けて見えてくる。農業生物資源研究所と香川大学との共同研究で、12月2日付の米科学アカデミー紀要のオンライン版に発表した。

[22:47 12/3]

研究倫理で『科学者の心得』暫定版公表

科学をめぐるさまざまな不正が相次ぐなか、研究倫理プログラムの基軸となる待望の本がまとまった。日本学術振興会「科学の健全な発展のために」編集委員会(委員長・浅島誠東京大学名誉教授)が作成し、その暫定版を11月28日に公表した。実験ノートの付け方や、研究費の適正な使い方などのエッセンスを書いており、科学者が心得ておくべき基本を示した。規定集とは異なる「研究のバイブル」のような内容である。来年3月には、研究現場で活用できるよう出版する。また、英語版も出して、研究不正を繰り返さない姿勢を世界に発信する。

[11:00 12/3]

気象庁、「東京」の気象観測地点を北の丸公園に移転

気象庁は12月2日、、「東京」の観測地点を千代田区大手町から北の丸公園へ移転し、 9時40分から新たな地点において気温、相対湿度などの観測を開始したと発表した。

[10:07 12/3]

京大など、超伝導ゆらぎによる巨大熱磁気効果を発見

京都大学は12月2日、ある種のウラン化合物超伝導体では、熱磁気効果がこれまでの超伝導体よりも桁違いに大きくなることを発見したと発表した。

[09:02 12/3]

2014年12月02日(火)

生殖細胞の数で性が変わる仕組み発見

魚類の雌と雄の決まり方は環境の影響を受けやすく、種ごとに多様で、謎が多い。淡水魚のゼブラフィッシュでは、始原生殖細胞が10個以上なければ、通常の性比(雌雄1対1)になれないことを、愛媛大学南予水産研究センターの後藤理恵(ごとう りえ)准教授らが見つけた。性決定の仕組みの一端を解く発見で、将来は養殖の基礎技術にもなりそうだ。北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの山羽悦郎(やまは えつろう)教授、シンガポールのテマセク生命科学研究所のラズロ・オーバン教授らとの国際共同研究で、11月26日付の米科学誌Stem Cell Reportsオンライン版に発表した。

[20:59 12/2]

東工大など、ゴムのように伸び縮みする特殊なガラスを作製

東京工業大学はこのほど、ゴムのように伸び縮みする酸化物ガラスの作製に成功したと発表した。

[13:32 12/2]

東北大など、アインシュタインとボーアの思考実験を分子レベルで実現

東北大学は11月28日、アインシュタインとボーアの論争で思考実験として提案された2重スリット実験を、酸素分子の2個の酸素原子を2重スリットに置き換えることによって実現したと発表した。

[12:17 12/2]

東大と東北大、鉄系高温超伝導の発現機構を解く鍵となる電子状態を解明

東京大学と東北大学は、鉄系高温超伝導体において、これまで明らかになっていなかった超伝導電子の電子状態を解明したと発表した。

[12:14 12/2]

家族が目撃した心停止者の生存率は低い

突然の心停止は頻繁に起きる。どこで心停止したかによってその人の命運は左右される。自分の家族の心停止を目撃した場合には、知人や同僚らの目撃に比べて、早期の119番通報や心肺蘇生を含めた適切な一次救命処置を実施する確率が低く、結果的に患者の生存率が悪いことを、金沢大学医薬保健研究域医学系の田中良男(たなか よしお)協力研究員、前田哲生(まえだ てつお)助教、稲葉英夫(いなば ひでお)教授らが示した。

[08:56 12/2]

元素含有量で津波堆積物の識別法を開発

過去の巨大津波が内陸のどこまで浸入していたかは、津波防災で重要な情報だが、その識別は難しい。2011 年の東日本大震災の津波堆積物を元素含有量データから客観的に識別する数理的手法を、東北大学大学院環境科学研究科の桑谷立(くわたに たつ)助教らが開発した。過去の巨大津波到達範囲の正確な推定に役立つことが期待される。

[08:54 12/2]

量子力学の思考実験を分子レベルで実現

量子力学の教科書に載るような新しい実験が報告された。20世紀物理学の巨人、アインシュタインとボーアの間で1930年前後に展開された熾烈な量子力学の解釈論争は物理学に大きな刺激を与え続けた。その論争で使われた2重スリットの思考実験を分子レベルで実現することに、東北大学多元物質科学研究所の上田潔(うえだ きよし)教授らが初めて成功した。フランスのソレイユシンクロトロン放射光施設のカタリン・ミロン研究員、刘小井(リュー・シャオジン)研究員、スウェーデン王立工科大学のファリス・ゲルムハノフ教授らとの国際共同研究で、12月1日付の英科学誌ネイチャーフォトニクスのオンライン版に発表された。

[08:51 12/2]

光合成タンパク質の正確な構造を解明

光合成による水分解反応を触媒する光化学系Ⅱ複合体の正確な構造を、岡山大学大学院自然科学研究科の沈建仁(しん けんじん)教授、菅倫寛(すが みちひろ)助教、秋田総理(あきた ふさみち)助教らが突き止めた。X線自由電子レーザー施設SACLA(さくら、兵庫県佐用町)で解析した成果で、人工光合成開発の糸口になりそうだ。理化学研究所放射光科学総合研究センターの山本雅貴(やまもと まさき)部長、吾郷日出夫(あごう ひでお)専任研究員らとの共同研究で、11月27日付の英科学誌ネイチャーのオンライン版に発表した。

[08:49 12/2]

2014年12月01日(月)

世界を彩る 数学レシピ 第33回 金属加工×数学

あなたは学校の勉強で数学・算数は好きでしたか(好きですか)?。数学なんて社会に出たら役に立たないじゃないか、などと思って勉強してないあなた。大間違いです。社会を、そして世界を形作っているものこそが数学なのです。今回は、そんな身近に存在する数学の謎として、金属加工と数学の関わりを解き明かします。

[10:00 12/1]

NIMS、分子の自己組織化の開始時刻を制御することに成功

物質・材料研究機構(NIMS)は11月26日、側鎖を変えた分子を混ぜ合わせることにより、分子が自発的に集合する現象(自己組織化)の開始時刻を制御し、事前にプログラムした通りに自己組織化を進める手法を開発したと発表した。

[09:00 12/1]

2014年11月28日(金)

阿蘇火山博物館など、阿蘇山の火口映像をライブ配信 - 27日には火炎を観測

熊本県の阿蘇科学博物館は熊本放送の協力のもと、噴火活動を続ける阿蘇山火口の北側と西側に設置している「火口カメラ」の映像をウェブサイト上で配信している。

[18:52 11/28]

日本ユニシス、地球観測衛星データを利用したEMSサービスの開発に着手

日本ユニシスは、JAXAの地球観測衛星データの利用拡大に向け「EMSサービスへの衛星データ活用」を提案し、「新規に開拓する利用分野」のエネルギー分野において採択されたと発表した。

[13:38 11/28]

2014年11月27日(木)

近大、豊田通商の養成クロマグロを「近大マグロ」と認定

近畿大学(近大)は11月26日、豊田通商が養成したクロマグロを「近大マグロ」として認定したと発表した。

[09:59 11/27]

東大、折紙を応用したハニカムコアの新しい製造方法の実証に成功

東京大学は11月25日、翼形、波形など特殊な断面形状を持つ蜂の巣様の構造(ハニカムコア)をオンデマンドで製造できる新しい製造方法を実証し、アルミ合金製パネルの試作に成功したと発表した。

[09:34 11/27]

人工光合成の実現に前進 - 岡山大など、酸素発生反応物質の原子構造を解明

岡山大学は、光合成による水分解反応を触媒する光化学系II複合体の構造を1.95Åの分解能で突き止めることに成功したと発表した。

[09:00 11/27]

2014年11月26日(水)

どこでもサイエンス 第39回 はやぶさ2、打ち上げそして旅の友

前回とりあげた「はやぶさ2」。いよいよ打ち上げが迫ってまいりました。予定は11月30日午後1時24分48秒お昼過ぎ、目標の小惑星への到着は2018年、地球の帰還は2020年です。今回は、そんな、はやぶさ2の打ち上げと「旅の友」についてちょっと語ります。前回の記事もあわせてごらんいただくと、うれしいぞっと。

[10:00 11/26]

『病は気から』の仕組みの一端を実証

「病は気から」と言われるように、神経系と免疫系が関係していることは古くから指摘されてきた。その仕組みの一端を大阪大学免疫学フロンティア研究センターの鈴木一博(すずき かずひろ)准教授らが突き止めた。交感神経から分泌される神経伝達物質のノルアドレナリンが、免疫細胞のリンパ球にあるβ2アドレナリン受容体を介してリンパ球の体内動態を制御することを分子レベルで実証したもので、神経系と免疫系の関連性を解明する新しい手がかりになりそうだ。11月25日の米科学誌The Journal of Experimental Medicine(JEM)オンライン版に発表した。

[09:20 11/26]

『光る花』を遺伝子組み換えで初作製

「光る花」を蛍光タンパク質の遺伝子組換えで作製するのに、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)花き研究所(茨城県つくば市)の佐々木克友(ささき かつとも)主任研究員らが初めて成功した。国立科学博物館(東京・上野、2014年10月28日~15年2月22日)で開催中の「ヒカリ展」で一般に初公開して、人気になっている。

[09:18 11/26]

2014年11月25日(火)

IMSなど、脂肪酸が生体内で不飽和化される化学反応を理論解明

分子科学研究所(IMS)は11月18日、飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸へ変換する酵素反応を高精度量子化学計算を用いて解明することに成功したと発表した。

[09:30 11/25]

2014年11月21日(金)

消滅寸前の熱帯氷河にコケ集合体を発見

慶應義塾大学環境情報学部の冨田勝教授(同大学先端生命科学研究所所長)は、自分自身のゲノアメリカの作家、ヘミングウェイは1936年の短編小説「キリマンジャロの雪」でキリマンジャロ山頂付近の雪の上に干からびた凍ったヒョウを書いた。日本の研究チームは76年の時を経て、別のアフリカの高山の氷河の上で多数の新しいコケの集合体を見いだした。

[09:46 11/21]

宇宙初期に突然現れた銀河をすばるで観測

ハワイ島のマウナケア山頂にある日本の国立天文台のすばる望遠鏡で新しい成果が出た。すばる望遠鏡にとって最も遠方を探査し、ビッグバンから7億年後の銀河を、東京大学宇宙線研究所の大学院生の今野彰(こんの あきら)さんと大内正己(おおうち まさみ)准教授らが見つけた。宇宙誕生後、数億年から10億年にかけて起きた宇宙再電離の物語を解く手がかりといえる。11月20日に米天文学誌アストロフィジカルジャーナルのオンライン版に発表した。

[09:44 11/21]

動物が温度感じる基本解明、低温も好む

動物が感知した温度情報を脳に伝えて適切な行動をとるための仕組みを、京都大学大学院理学研究科の井上武(いのうえ たけし)特定助教と阿形清和(あがた きよかず)教授らがプラナリアで明らかにした。プラナリアは生物にとって不利な環境と考えられてきた低温を好み、生存戦略として利用している可能性も見いだした。外部刺激のうち、生物の生存に重要な温度をどう感知しているのかという基本問題の解明につながる発見といえる。11月19日に米科学誌The Journal of Neuroscienceオンライン版で発表した。

[09:43 11/21]

2014年11月20日(木)

病原ウイルスを一網打尽に検出、定量化

マイクロ流体工学を応用して、さまざまな病原体ウイルスを一網打尽に検出・定量する技術を北海道大学大学院工学院の石井聡(いしい さとし)助教らが開発した。この技術で、河川水に含まれるノロウイルスやロタウイルスなどの病原ウイルスを定量的に検出することに成功した。複数の病原体について高精度で高感度の定量値がわかるため、水や食品の安全性評価や医療診断への応用が期待される。国立極地研究所との共同研究で、11月14日付の米微生物学会誌Applied and Environmental Microbiologyオンライン版に発表した。

[09:41 11/20]

2014年11月19日(水)

京大、シロアリを用いて昆虫が有性生殖と単為生殖を切り替える仕組みを発見

京都大学は11月18日、昆虫が有性生殖から単為生殖に繁殖様式を切り替える仕組みを発見したと発表した。

[10:36 11/19]

嫌いな刺激に馴れる仕組みを線虫で発見

神経細胞が担う記憶の研究は難しいが、新しい手法と成果が登場した。線虫の記憶を迅速に数値化する装置を開発し、動物が生まれつき不快に感じる刺激に馴(な)れる際の仕組みの一端を、京都大学物質-細胞統合システム拠点の杉拓磨(すぎ たくま)助教らが解明した。線虫の実験だが、嫌いなものをときに好きになる不思議な馴化現象や、ヒトの認知機能の解明の手がかりになりそうだ。11月17日付の米科学アカデミー紀要に発表した。

[09:17 11/19]

2014年11月18日(火)

理研が発生研再編、小保方氏は研究員に

理化学研究所(理研)は11月14日、STAP細胞問題の舞台となった発生・再生科学総合センター(神戸市中央区)を11月 21日付で多細胞システム形成研究センターに再編すると発表した。STAP細胞研究の中心になった小保方晴子(おぼかた はるこ)氏は研究ユニットリーダーから、理研本部の検証実験チームの研究員となり、11月末まで独自の検証実験を続ける。竹市雅俊(たけいち まさとし)センター長は退任して特別顧問になる。

[09:19 11/18]

マントルの底のマグマは『暗かった』

地球科学に新しい成果がもたらされた。地球内部のマグマは深くなればなるほどその色が「暗く」なり、従来予想されていたよりもずっと熱を伝えにくくなることを、東北大学大学院理学研究科の村上元彦(むらかみ もとひこ)准教授らが初めて超高圧の再現実験で明らかにした。深さ約2900kmのマントルの底に存在する重いマグマが、持つ巨大な高温マントル上昇流(スーパーホットプルーム)の発生に重要な役割を果たしていることを示した。

[09:16 11/18]

謎の巨大硫黄酸化細菌のゲノムを解読

巨大硫黄酸化細菌のゲノム(遺伝情報)を、北海道大学低温科学研究所の小島久弥(こじま ひさや)助教と福井学(ふくい まなぶ)教授らが解読し、その機能の一部を解析した。細胞内に硝酸イオンを蓄積する能力を持つ一群の巨大硫黄酸化細菌は、細菌としては大きなサイズで、海や湖沼、河川での炭素・窒素・硫黄・リンの循環に重要な役割を果たしている。その元素循環の解明に向けた突破口となる成果といえる。宮崎大学の林哲也(はやし てつや)教授、東京工業大学の黒川顕(くろかわ けん)教授らとの共同研究で、10月24日付の英科学誌The ISME Journalオンライン版に発表した。 研究グループは、北海道の支笏洞爺国立公園にある周囲5キロほどのオコタンペ湖の底で、硫黄酸化細菌の一種のThioploca ingrica(チオプローカ)を採って調べた。オコタンペ湖は支笏湖の北西の原生林に包まれた美しい秘湖で、特別保護地区内にあり、立ち入りが禁じられているが、環境省や森林管理署の許可を得て、研究用に採取した。

[09:13 11/18]

有機化学のテトラヘドロン賞に辻二郎氏

有機・バイオ医薬品化学で独創的な業績を挙げた研究者に贈られる2014年度のテトラヘドロン賞に辻二郎(つじ じろう)東京工業大学栄誉教授(87)が選ばれた。米スタンフォード大学のバリー・トロスト教授(73)と共同受賞で、有機化学の分野で広く使われている遷移金属触媒反応を開発し、応用に道を開いた業績が評価された。両教授が開発した反応は「辻・トロスト反応」として知られている。国際的な科学・技術の大手出版社のエルゼビア(本社・オランダ)が発表した。

[09:11 11/18]

南海トラフで津波地震が巨大化の恐れ

南海トラフで津波地震が巨大化しかねないとする研究成果を、東京大学大気海洋研究所の朴進午(パク ジンオ)准教授らがまとめた。南海トラフ沈み込み帯の浅部プレート境界断層(デコルマ)内部にある流体の分布が異なることを示した。南海トラフで発生すると予想されている巨大地震・津波発生モデルの構築や、防災・減殺対策に役立ちそうだ。11月17日付の米地球物理学連合の学術誌Geophysical Research Lettersのオンライン版に発表した。

[09:10 11/18]

2014年11月17日(月)

少量の試料で超短時間構造解析法を開発

従来の1/10~1/100のサンプル量でタンパク質の3次元結晶構造解析が可能となる試料供給の手法を、理化学研究所(理研)放射光科学総合研究センターの菅原道泰(すがはら みちひろ)研究員らが開発した。X線自由電子レーザー施設SACLA(兵庫県佐用町)のX線レーザーによる結晶構造解析の能力を飛躍的に高める画期的な手法として注目されている。ごく少ない微小結晶で構造決定ができるため、X線構造解析に大きな刺激を与えつつある。

[10:00 11/17]

2014年11月14日(金)

希少糖は人だけでなく植物にも効果がある!? - 希少糖の一大研究/生産拠点を目指す香川県の野望

香川県は10月24日、都内で「次世代に向けた希少糖の幅広い可能性と、香川でのビジネス展開」と題した希少糖に関するセミナーを開催し、希少糖の研究を長年にわたって行ってきた香川大学の何森健 特任教授がこれまでの希少糖研究の成果と今後の方向性について講演を行った。

[11:22 11/14]

世界を彩る 数学レシピ 第32回 飛行機×数学

あなたは学校の勉強で数学・算数は好きでしたか(好きですか)?。数学なんて社会に出たら役に立たないじゃないか、などと思って勉強してないあなた。大間違いです。社会を、そして世界を形作っているものこそが数学なのです。今回は、そんな身近に存在する数学の謎として、飛行機と数学の関わりを解き明かします。

[10:00 11/14]

異常な遺伝情報が蓄積する仕組み発見

がん発生の基盤となるような異常な遺伝情報が蓄積する新しい細胞内の仕組みを、東京大学大学院医学系研究科の大学院生、安原崇哲(やすはら たかあき)さんと宮川清(みやがわ きよし)教授らが見つけた。DNA損傷を修復するRad54Bが、細胞周期の進行を監視する機構を抑制して、異常な遺伝情報の蓄積に関与することを実証したもので、がんの治療や予防の基本原理を確立するための新しい手がかりとなりそうだ。11月11日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

[09:15 11/14]

大学がノーベル賞機に科学政策見直し要望

全国の11の研究大学で構成される学術研究懇談会(RU11)は11月11日、「日本の科学研究の未来のために」と題する提言をまとめた。北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の学長らの連名で、日本人3教授がノーベル物理学賞に決まったことを祝い、基礎科学支援の重要性を訴えて、日本の科学技術・イノベーション政策の見直しを政府に強く求めている。

[09:14 11/14]

2014年11月13日(木)

キヤノン、超大型望遠鏡「TMT」向け分割鏡の加工を開始

キヤノンは11月13日、日本を含めた5カ国の協力のもと、米国ハワイ島マウナケア山山頂付近で建設が進められている主鏡の直径が30mにおよぶ次世代巨大望遠鏡「TMT」の主鏡として搭載される分割鏡の日本担当分の加工を開始したことを明らかにした。

[18:13 11/13]

NIMS、リチウムイオン電池負極用高性能SiOx複合ナノ粒子の高速生産法を開発

物質・材料研究機構(NIMS)は11月12日、リチウムイオン電池の負極向け高性能SiOx複合ナノ粒子の高速生産プロセスを開発したと発表した。

[15:42 11/13]

まるで"ミニはやぶさ"……東大の超小型探査機「PROCYON」が報道公開

東京大学(東大)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月5日、小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げに相乗りする超小型衛星「PROCYON(プロキオン)」を報道向けに公開した。小さいながらもイオンエンジンを搭載しており、小惑星のフライバイ観測を目指すという。11月30日、H-IIAロケット26号機で打ち上げられる予定だ。

[15:40 11/13]

東大など、強い磁場の下で生き残る特異な超伝導状態の観測に成功

東京大学は11月10日、強い磁場の下で超伝導が一部破壊されながらも生き残る特異な状態(FFLO状態)が存在することを示す実験に成功したと発表した。

[13:25 11/13]

東大など、大規模シミュレーションにより新しい相転移現象を発見

東京大学は11月11日、これまで相転移が起きないと考えられてきたスピン液体と常磁性状態との間で、相転移が起きることを新しい数値計算手法を用いた大規模シミュレーションで明らかにしたと発表した。

[13:13 11/13]

仁科記念賞に松田祐司、小林隆、中家剛氏

原子物理学の優れた業績を挙げた研究者に贈られる2014年度仁科記念賞に、松田祐司(まつだ ゆうじ)京都大学教授(54)、小林隆(こばやし たかし)高エネルギー加速器研究機構教授(46)、中家剛(なかや つよし)京都大学教授(47)が選ばれた。仁科記念財団(小林誠理事長)が11月11日、発表した。

[10:35 11/13]

見たぞ、超巨大ブラックホールの稲妻

超巨大ブラックホールから5分ほどで激しく変化する稲妻のような高エネルギーのガンマ線放射を、国際共同チームMAGICがチェレンコフ望遠鏡で初めて観測した。この現象は、地球から2.6億光年離れたペルセウス銀河団にある電波銀河「IC310」の中心の超巨大ブラックホールで発生した。まだ謎が多いブラックホールの近傍で起きる極限現象の解明の突破口になりそうだ。11月6日付の米オンライン科学誌サイエンスエクスプレスに発表した。

[10:27 11/13]

放射性セシウムは福島で黒雲母が固定

東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムによる土壌汚染は日本が抱える大問題のひとつだ。その放射性セシウムは福島県東部の阿武隈山地で、主に風化黒雲母(市場では「バーミキュライト」と呼ばれている)に存在することを、東京大学大学院理学系研究科の小暮敏博(こぐれ としひろ)准教授らが突き止めた。福島県の土壌の除染や貯蔵などの効率化につながる研究といえる。日本原子力研究開発機構、物質・材料研究機構、国際農林水産業研究センターとの共同研究で、11月10日付の米化学会誌Environmental Science & Technologyオンライン版に発表した。

[10:25 11/13]

2014年11月12日(水)

他者の動作予測と自己動作の生成に共通の脳内プロセス - NICTが発表

情報通信研究機構(NICT)は11月11日、他者の動作を予測することと、自分の動作を行うことには共通した脳内プロセスが関与していると発表した。

[17:04 11/12]

産総研、貴金属と酸化物が接合したナノ粒子の生成法を開発

産業技術総合研究所(産総研)は11月11日、貴金属と酸化物が接合したナノ粒子の生成技術を開発したと発表した。

[12:41 11/12]

どこでもサイエンス 第38回 これだけ知っとこ、小惑星探査機「はやぶさ2」

「はやぶさ2」話題になっております。大塚実さんほか、詳しい記事もたくさんでておりますが、ちと難しいかも。ということで、とりあえず、サブタイトルだけでも「これだけ知ってれば、おけ」。という5つのポイントをご紹介いたします。ご活用くださいませー。

[10:00 11/12]

心停止後症候群に水素ガス吸入が有効

いったん心肺停止してからの蘇生措置で心拍が再開した後に、水素ガスを吸入させることによって、生存率や脳機能低下を改善することを、慶應義塾大学医学部の林田敬(はやしだ けい)特任助教(救急医学)と佐野元昭(さの もとあき)准教授(循環器内科)らがラットの実験で発見した。救急医療現場で心肺蘇生患者の社会復帰率を改善する新しい治療法として期待される。日本医科大学の太田成男(おおた しげお)教授らとの共同研究で、11月3日付の米心臓病学会誌 Circulationオンライン版に発表した。

[09:19 11/12]

2014年11月11日(火)

ダーウィンは正しかった、恐怖は人の強み

恐怖が人の心を活性化し、判断力を高めることを、京都大学霊長類研究所の正高信男(まさたか のぶお)教授らが実験で突き止めた。これは、恐怖感情を抱くことは認知情報処理を妨げるという、この1世紀の間信じられてきた心理学の定説を覆し、ダーウィンの主張を支持する知見といえる。心理学でもダーウィンの洞察は正しかった。ダーウィンが活躍した英王立協会刊行のRoyal Society Open Science11月5日付のオンライン版で発表した。

[09:47 11/11]

有機半導体表面の構造変化を初観測

有機半導体の表面の分子は、結晶内部と大きく異なる並び方をしていることを、大阪大学大学院基礎工学研究科の若林裕助(わかばやし ゆうすけ)准教授らが放射光の観測と解析で初めて捉えた。さらに、この自発的な変化で電気伝導性が表面と内部で違いが出ることを理論計算で確認した。この表面分子の構造の違いを利用すれば、高度な材料設計が可能となり、安価で集積度の高い電子デバイスの製造技術の向上につながると期待される。

[09:44 11/11]

2014年11月10日(月)

サイエンスアゴラが東京お台場で開幕

国内で最大級の科学イベント「サイエンスアゴラ」が11月7日から9日の3日間、東京のお台場で開催された。同イベントは科学技術振興機構が主催したもので、大学や研究所、博物館、学会も関わって約200の企画があり、実験教室や科学ショーもあり、誰でも参加できて、身近な科学や技術に親しみ楽しめる。

[10:12 11/10]

2014年11月07日(金)

理研と東大、マウスの全身透明化に成功 - 脳の透明化技術を応用

理化学研究所(理研)と東京大学は11月7日、マウスの全身および臓器を丸ごと透明化し、1細胞解像度で観察することを可能とする技術を開発したと発表した。

[12:58 11/7]

福島の土がセシウム取り込む仕組み解明

福島県の土壌に多い粘土鉱物「バーミキュライト」は多量のセシウムを吸着して取り込む。その仕組みを、日本原子力研究開発機構の福島環境安全センターの元川竜平(もとかわ りゅうへい)研究副主幹と矢板毅(やいた つよし)ユニット長らが解明した。放射性セシウムの環境移行予測や汚染土壌の浄化、減容化の技術開発につながる可能性がある。

[11:52 11/7]

関節リウマチの進行抑える受容体を発見

関節リウマチの進行を抑えるシグナルの受容体を、東京大学大学院農学生命科学研究科の村田幸久(むらた たかひさ)准教授と大学院生の壷阪義記(つぼさか よしき)さんらがマウスの実験で初めて見つけた。関節リウマチの新しい治療法の開発につながる発見として注目される。10月31日の米科学誌Journal of Immunologyオンライン版に発表した。

[09:25 11/7]

ハネカクシが翅隠す巧みな技を捉えた

ハネカクシが翅を隠すように折りたたむ巧みな技の秘密を、東京大学らがハイスピードカメラの画像の解析で突き止めた。宇宙で展開する太陽電池から日用品の折り畳みまで、多様なデザインのヒントになりそうだ。

[09:21 11/7]

2014年11月05日(水)

早く老いるサル発見、早老症のモデルに

若くして老化が急速に進むニホンザルを、京都大学霊長類研究所の大石高生(おおいし たかお)准教授と高田昌彦(たかだ まさひこ)教授らが発見した。ヒト以外の霊長類で、自然に発症する早老症が見つかったのは初めて。早老症研究の新しいモデル動物になると期待される。11月3日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

[17:21 11/5]

圧力で熱変化の磁性材料、新冷凍技術に道

反強磁性体と呼ばれる外部に磁力を出さない特殊な磁性材料を用いて、圧力によって磁性を制御して室温で吸熱・放熱する技術を、産業技術総合研究所グリーン磁性材料研究センター(名古屋市守山区)の藤田麻哉(ふじた あさや)研究チーム長らが開発した。さらにこの反強磁性に、熱変化を増大させる固有の性質があることも見いだした。

[17:19 11/5]

ノーベル賞の中村氏『日亜と仲直りを』

2014年のノーベル物理学賞に決まり、文化勲章を受けた中村修二(なかむら しゅうじ)米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授は11月3日午後、東京・神楽坂の東京理科大学森戸記念館で記者会見し、職務発明対価請求の訴訟で争ったかつての勤務先の日亜化学工業(徳島県阿南市)に対し関係改善を呼びかけた。また、ノーベル賞の賞金約4000万円の半分を母校の徳島大学に寄付することも表明した。

[17:17 11/5]

口の中の傷を速く治す上皮の謎を解明

口の中の傷は治りが速い。その理由の一端がわかった。口腔粘膜上皮にある温度感受性イオンチャネルが温かさを感知して傷の治癒を促進することを、九州大学大学院歯学研究院の城戸瑞穂(きど みずほ)准教授と合島怜央奈(あいじま れおな)研究員、生理学研究所(愛知県岡崎市)の富永真琴(とみなが まこと)教授らが明らかにした。傷の新しい治療法開発のヒントになりそうだ。10月28日付の米科学誌The FASEB Journalオンライン版に発表した。

[17:15 11/5]

2014年11月04日(火)

東京一番フーズ、近畿大学生まれのブリの養殖開始を決定

東京一番フーズは11月4日、同社子会社の長崎ファームが新宮市と近畿大学(近大)の支援のもと設立された「株式会社 食縁」の筆頭株主となり、食縁の今後の戦略策定・遂行の中核的な役割を担っていくことを決定したと発表した。

[18:31 11/4]

理研、真空より低い屈折率を実現した3次元メタマテリアルを開発

理化学研究所(理研)は、真空の屈折率1.0よりも低い屈折率0.35を実現した3次元メタマテリアルの作製に成功したと発表した。

[10:22 11/4]

2014年11月01日(土)

サイエンスアゴラが11月7~9日お台場で

国内で最大級の科学イベント「サイエンスアゴラ」が11月7日(金)~9日(日)、東京のお台場で開催される。科学技術振興機構が主催し、日本科学未来館などお台場地域が会場となる。9回目の今年のテーマは「あなたと創るこれからの科学と社会」。これまでの科学を楽しむ雰囲気は維持しながら、研究者らが積極的に参加し、市民らとの交流の場にしようとする狙いを込めた。

[10:00 11/1]

2014年10月31日(金)

植物で組織ごとに違う体内時計を発見

植物では組織ごとに異なる体内時計が働いていることを、京都大学大学院生命科学研究科の遠藤求(えんどう もとむ)助教らが見つけた。モデル植物のシロイヌナズナの時計遺伝子の発現を組織ごとで定量的に測定して実証した。特に、養分や水を運ぶ管が集まる維管束の時計遺伝子の働きを阻害するだけで、花の咲くタイミングを遅らせることができた。植物がどのように時間を測り、その情報を個体レベルで統合しているかを解明する突破口になる発見といえる。10月30日の英科学誌ネイチャーのオンライン版で発表した。

[14:41 10/31]

微小なゼリー球が三日月や星形になった

ミクロなゼリー球を三日月や星などの多様な形に成形することに、東京農工大学大学院工学研究院の柳澤実穂(やなぎさわ みほ)特任准教授と九州大学大学院理学研究院の鴇田昌之(ときた まさゆき)教授らが成功した。温度を調節して、相分離とゲル化の速度を変化させる方法で実現した。食品や医薬品などの素材の形成法に応用すれば、多彩な機能付与が可能となりそうだ。10月27日付の米科学アカデミー紀要オンライン版に発表した。

[14:37 10/31]

世界を彩る 数学レシピ 第31回 マイコンカー×数学

あなたは学校の勉強で数学・算数は好きでしたか(好きですか)?。数学なんて社会に出たら役に立たないじゃないか、などと思って勉強してないあなた。大間違いです。社会を、そして世界を形作っているものこそが数学なのです。今回は、そんな身近に存在する数学の謎として、マイコンカーと数学の関わりを解き明かします。

[10:00 10/31]

2014年10月30日(木)

未来館、舘暲博士のメディアラボ第14期「まず!ふれてみよ」をスタート

日本科学未来館は10月22日から、3Fの常設展示「未来をつくる」の情報系のコーナーである「メディアラボ」において、日本のバーチャルリアリティ研究の第一人者である舘暲工学博士が監修した、14期展示「まず!ふれてみよ - テニトルセカイ ツナグミライ -」をスタートさせたので、その模様をお届けする。

[18:33 10/30]

生物研など、害虫「トビイロウンカ」を餓死させるイネ遺伝子を特定

農業生物資源研究所(生物研)、九州大学および名古屋大学は10月30日、イネにとって害虫であるトビイロウンカに対するイネの抵抗遺伝子を特定することに成功したと発表した。同成果は英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。

[14:03 10/30]

東工大と東大、大規模数値計算により新しい相転移現象を発見

東京工業大学(東工大)と東京大学は、これまで相転移が起きないと考えられてきたスピン液体と常磁性状態との間で、相転移が起きることを新たな数値計算手法を用いた大規模シミュレーションで明らかにしたと発表した。

[11:36 10/30]

海洋プレート直下に潜むマグマの証拠

論争のあった海洋プレート直下に潜むマグマが実在する証拠を、北海道大学総合博物館の山本順司(やまもと じゅんじ)准教授らが発見した。マグマの噴出期間が数百万年にも及ぶことも確かめた。海洋プレートが円滑に動くには海洋プレートの下にマグマがあるためとする説がある。今回の発見はこの説を証明した。成果は、是永淳(これなが じゅん)米エール大学教授、平野直人(ひらの なおと)東北大学准教授、鍵裕之(かぎ ひろゆき)東京大学教授との共同研究で、米地質学会誌Geology11月号に発表した。

[09:35 10/30]

2014年10月29日(水)

イネの品種差を作り出す遺伝子多型をゲノム解析で検出 - 理研と生物研

理研と生物研は、日本で栽培されているイネ175品種のゲノムワイド関連解析を行い、89種類の二次代謝産物の含有量の品種間差に関係する143箇所の遺伝子多型を検出することに成功したと発表した。

[17:25 10/29]

どこでもサイエンス 第37回 誘導ミサイルとポップコーン

世界的な大企業なのに、名前を聞いたことがない。しかも、いまやどの家庭にでもある製品を発明したのに…。そんな企業が作ったのは、誘導ミサイルとポップコーン。ってなお話をご紹介いたしますー。

[10:00 10/29]

血管が網膜で排除される仕組みを解明

ヒトの体には血管が張り巡らされているが、ごくわずかしか血管が進入しない臓器が例外的に存在する。そうした血管が乏しい臓器である網膜では、血管の進入が排除される仕組みがあることを、慶應義塾大学医学部の久保田義顕(くぼた よしあき)准教授らが初めて解明した。血管の形成に必要な血管内皮細胞成長因子(VEGF)が網膜の神経細胞に取り込まれて消化され、網膜の内部に血管が進入できないことを突き止めた。網膜への血管の進入が視力低下や失明の原因となる糖尿病性網膜症や加齢黄斑変性などの治療法開発の手がかりになる成果として注目される。10月23 日付の米科学誌セルのオンライン版に発表した。

[09:35 10/29]

がん化促す細胞老化がハエにもあった

老化した細胞ががん化を促進する仕組みを、京都大学大学院生命科学研究科の井垣達吏(いがき たつし)教授と大学院生の中村麻衣(なかむら まい)さん、大澤志津江(おおさわ しずえ)講師らがショウジョウバエで解明した。細胞老化現象が無脊椎動物にも存在することを初めて見つけ、老化した細胞によるがん化促進の普遍性を明らかにした成果で、がん研究の新しい突破口になりそうだ。10月27日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

[09:33 10/29]

2014年10月28日(火)

第2回 科学の甲子園ジュニア全国大会の出場チームが決定-12月に東京で開催

科学技術振興機構(JST)は10月28日、全国の中学生がチーム対抗で科学的思考力や技能を競う「第2回 科学の甲子園ジュニア全国大会」の47都道府県の各出場チームが決定したことを受け、2014年12月5日から7日までの期間で、東京・江東区にあるBumB東京スポーツ文化館で開催することを発表した。

[18:20 10/28]

産総研、圧力を使って磁性材料の吸熱・放熱を室温で制御

産業技術総合研究所(産総研)は10月27日、反強磁性体と呼ばれる外部に磁力を出さない磁性材料を用いて、圧力により磁性を制御して室温で吸熱・放熱を制御する技術を開発し、さらに、反強磁性に固有の性質が熱変化を増大することを発見したと発表した。

[15:44 10/28]

北極の永久凍土域の地温は積雪で上昇

北極域の永久凍土の気温上昇と衰退が地球温暖化との関連で注目されている。その原因として、積雪の影響が気温よりも大きいことを、海洋研究開発機構地球環境観測研究開発センターの朴昊澤(パク ホーテク)主任研究員らが観測データの解析と数値モデルで示した。温暖化は一筋縄ではいかない複雑な現象ではあることを印象づけた。ロシア科学アカデミーシベリア支部永久凍土研究所と米アラスカ大学フェアバンクス校との共同研究で、10月14日に米科学誌Climate Dynamicsオンライン版に発表した。

[09:44 10/28]

ゴビの謎『恐ろしい手』恐竜の姿わかった

モンゴルのゴビ砂漠で1965年に、約7000万年前の中生代白亜紀末の地層で恐竜の巨大な腕(2.4m)の骨格化石が見つかり、70年に「デイノケイルス」(「恐ろしい手」という意味)と名付けられたが、腕と肩の骨、わずかな体の骨しか見つからず、謎の恐竜だった。この恐竜の全貌が2006~10年に発掘した化石の研究でついにわかった。北海道大学とモンゴル、韓国、カナダ、ベルギーなどの国際チームが10月23日の英科学誌ネイチャーのオンライン版で発表した。

[09:41 10/28]

白血球の分化を制御する仕組み発見

免疫反応の元締めに当たる白血球の分化を制御する遺伝子のスイッチ(転写因子)を、東北大学大学院医学系研究科の伊藤亜里(いとう あり)研究員と五十嵐和彦(いがらし かずひこ)教授らが見つけた。2種類の遺伝子スイッチが協調して、前駆細胞から骨髄球への分化を抑え、Bリンパ球が作られることをマウスの実験で突き止めた。免疫学の基本的な発見である。大阪大学免疫学フロンティア研究センターの黒崎知博(くろさき ともひろ)教授らとの共同研究で、10月27日に英科学誌ネイチャーイムノロジーのオンライン版に発表した。

[09:38 10/28]

2014年10月27日(月)

巨大カルデラ噴火の確率は100年で1%

火山国の日本は火山災害と向き合わざるを得ない。日本列島で今後100年間に巨大カルデラ噴火が起こる確率は1%とする分析結果を、神戸大学大学院理学研究科の巽好幸(たつみ よしゆき)教授と鈴木桂子(すずき けいこ)准教授が10月22日都内で会見して発表した。日本列島で過去12万年間に起きた火山噴火の規模と発生頻度を統計的に解析してまとめた。日本の存亡にも関わるような巨大噴火への備えを警告する予測として注目される。その研究論文は11月11日の日本学士院紀要に掲載される。

[09:16 10/27]

『化学の日』初の催しで鈴木章氏らが講演

10月23日は日本化学学会や化学工業会、日本化学工業協会、新化学技術推進協会の4団体が指定した「化学の日」。その週が「化学週間」。昨年決めたが、実質的な事業は今年から始まった。その初の催しとなる講演会が10月23日、東京都荒川区の開成学園の講堂で開かれ、日本化学会の前会長の玉尾晧平・理化学研究所研究顧問、日本化学工業協会会長の小林喜光・三菱ケミカルホールディングス社長、ノーベル化学賞受賞者の鈴木章・北海道大学名誉教授がそれぞれに化学の意義を熱く講演して、約500人の生徒たちを感動させ、鼓舞していた。

[09:13 10/27]

ノーベル賞2氏ら7人に文化勲章、文化功労者は17人

政府は10月24日、2014年度の文化勲章をノーベル物理学賞の受賞が決まった青色発光ダイオード(LED)の天野浩氏と中村修二氏、分子組織化学の国武豊喜氏、経済理論の根岸隆氏、小説家の河野多恵子氏、人形浄瑠璃文楽の竹本住大夫氏、洋画家の野見山暁治氏の7人に贈ることを決めた。文化功労者には、宇宙論の佐藤勝彦氏、生命科学の田中啓二氏、糖鎖研究の山川民夫氏、有機金属化学の山本明夫氏ら、文化勲章を受ける天野浩氏と中村修二氏も含めて17人を選んだ。文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化勲章の顕彰式は11月4日、東京都内のホテルで開かれる。

[09:11 10/27]

2014年10月25日(土)

何もない空中に立体映像が! - 未来館が空中描画装置の公開デモを実施

日本科学未来館は10月20日、同館併設の研究棟を拠点とする「空中3Dディスプレイプロジェクト」が開発した、世界初の空中描画装置のデモンストレーションを実施したので、その模様をお届けする。

[11:00 10/25]

京大、高温超伝導体を用いたテラヘルツ光源の温度分布の可視化と制御に成功

京都大学は10月22日、高温超伝導体を用いたテラヘルツ光源における温度分布の可視化と制御に成功し、温度分布とテラヘルツ発振強度の関係を明らかにしたと発表した。

[10:00 10/25]

2014年10月24日(金)

理研、経験による脳回路の変化に関する新理論モデルを確立

理化学研究所(理研)は10月23日、経験による脳回路の変化を新しい理論モデルで予測することに成功したと発表した。

[12:33 10/24]

理研、STAP問題を受けた再発防止策の取組状況を報告-ガバナンスの改善図る

理化学研究所は10月23日、STAP細胞の論文問題を受けて策定した「研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプラン」を踏まえたガバナンスの取り組み状況について報告を発表した。

[10:14 10/24]

2014年10月23日(木)

北大など、約50年間謎とされていた恐竜の姿を解明

北海道大学は10月23日、約50年前に部分骨格が発見され、以降わずかな体の骨しか発見されず謎の恐竜とされていた「デイノケイルス」の全身骨格を2体発見したと発表した。

[13:43 10/23]

動物の運動速度制御する神経回路発見

歩く、走る、泳ぐ、はう、飛ぶなど、適切に動くことは動物が生きていくのに欠かせない。その動く速さを制御する神経細胞群(PMSIs)を、東京大学大学院新領域創成科学研究科の高坂洋史(こうさか ひろし)助教と能瀬聡直(のせ あきなお)教授らがショウジョウバエ幼虫(体長数ミリ)で見つけた。ヒトを含む動物の運動速度を制御する神経回路の仕組みの解明につながる発見といえる。10月16日付の米科学誌Current Biologyオンライン版に発表した。

[12:36 10/23]

2014年10月22日(水)

世界最強磁石化合物超える新物質を合成

ハイブリッド自動車の駆動モーターとして使われているネオジム磁石よりも少ないレアアースで、同等以上の優れた磁気特性を持つ新規磁石化合物NdFe12Nxの合成に、物質・材料研究機構の宝野和博(ほうの かずひろ)フェローのグループが成功した。佐川眞人(さがわ まさと)博士が1982年に発明した世界最強のネオジム磁石の主成分の化合物に匹敵する新規化合物が32年ぶりに見つかったことで、さらなる新規磁石開発が夢物語でないことを示した。10月20日付の金属系材料の国際速報誌Scripta Materialiaオンライン版に発表した。

[10:31 10/22]

2014年10月21日(火)

POLARBEAR実験グループ、重力レンズ効果による偏光パターンの測定に成功

高エネルギー加速器研究機構(KEK)、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)、カリフォルニア大学バークレー校、同サンディエゴ校などの研究者で構成されるPOLARBEAR実験グループ10月21日、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の光の振動の向き(偏光)の観測結果のみに基づいて、重力レンズ効果による偏光パターンを測定することに成功したと発表した。

[16:48 10/21]

生体深部を広い視野で見る顕微鏡開発

光学顕微鏡の多様な進化が最近目覚しい。そこにまた新しい技術が登場した。光源としてこれまでとは特性の違う工業用の高パルスエネルギー赤外線レーザーを用いることで、顕微鏡の視野を大幅に広げて生体を高速で3次元観察するのに、愛媛大学大学院医学系研究科の大嶋佑介(おおしま ゆうすけ)助教と基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の丸山篤史(まるやま あつし)研究員らが成功した。この新しい方法で、メダカの稚魚全体のような、より大きな生きた試料の撮影に使えることを実証した。発生生物学や医学研究の新しいツールになりそうだ。米オンライン科学誌Biomedical Optics Express10月1日号に発表した。

[10:54 10/21]

京大、形状と細孔サイズを変えられる3次元グラフェンナノシートを開発

京都大学は10月16日、形状と細孔サイズを自在に変えることができる多孔性の3次元グラフェンナノシートとその簡便な合成方法を開発したと発表した。

[09:30 10/21]

2014年10月20日(月)

3万年前のカンガルーは跳ねずに2足歩行していた? - 米ブラウン大らが発表

米ブラウン大学は、今から3万年ほど前までに生息していた「Sthenurine」というカンガルーの一種は、移動の際に跳ねずに2足歩行で移動していたと発表した。

[18:37 10/20]

ウェザーニューズ、流星の瞬間の動画をスマホに届ける通知サービスを提供

ウェザーニューズは10月20日、10月21日の夜から22日にかけてピークを迎える「オリオン座流星群」の観測を楽しみたい人向けに、21日夜に流れ星が流れた際、3分以内に流星動画をスマートフォン(スマホ)へ届けるサービス「流星キャッチャー」の事前登録を受け付けていることを発表した。

[17:40 10/20]

養分不足なら他の根で吸収する仕組み発見

植物は意外な能力を秘めている。植物が根で土から窒素栄養分を効率よく取り込む仕組みを、名古屋大学大学院理学研究科の松林嘉克(まつばやし よしかつ)教授と田畑亮(たばた りょう)研究員、住田久美子(すみだ くみこ)研究員、篠原秀文(しのはら ひでふみ)助教らが見つけた。周りの土に窒素分が不足すれば、根はそのシグナルを新しいホルモンのCEPで葉に伝え、他の根に吸収を促す巧妙な制御の仕組みがあった。窒素飢餓に強い作物づくりなどにつながる発見といえる。10月17日の米科学誌サイエンスに発表した。

[09:49 10/20]

リアルタイム患者被ばく線量計を開発

X線透視はさまざまな医療に使われている。その際のX線被ばくをどう監視するかが課題だ。患者の放射線障害を防ぐため、リアルタイムで被ばく線量を簡単に測れる装置を、東北大学大学院医学系研究科・災害科学国際研究所の千田浩一(ちだ こういち)教授らが開発した。4センサーを備えており、同時に4カ所の皮膚の被ばく線量を測定でき、皮膚障害や脱毛を起こす線量に達するとわかれば、その前にX線照射をやめることができる。早ければ年内にも商品化する。米国医学物理学会が発行するMedical Physics 10月号に発表した。

[09:46 10/20]

糞化石で見えた大絶滅後の生態系復活

約2億5200万年前の古生代末に生物は大量絶滅した。この史上最大の絶滅の後に、海の生態系が、これまで考えられていたよりも速やかに回復していた証拠を、ドイツ・ボン大学の中島保寿(なかじま やすひさ)博士研究員と東京大学大学院理学系研究科大学院生の泉賢太郎(いずみ けんたろう)さんが見つけた。

[09:44 10/20]

深海熱水噴出孔のエビは共生菌を食す

暗い深海の熱水噴出孔周辺には豊かな生物群が存在するが、どのように栄養を確保しているか、謎が多い。その解明が一歩進んだ。沖縄トラフの深さ約1000mの熱水噴出孔の周囲一面に生息するゴエモンコシオリエビ(体長約5cm)が、自身の体毛に付着する化学合成菌を食べていることを、海洋研究開発機構の深海・地殻内生物圏研究分野の和辻智郎(わつじ ともお)研究員らが初めて突き止めた。深海熱水噴出孔の周りに生息する動物の栄養源や生態の研究を進める成果といえる。10月14日付の英科学誌 The ISME Journalオンライン版に発表した。

[09:41 10/20]

2014年10月17日(金)

東北大、ナノメートル級の籠状構造により促進される超イオン伝導現象を発見

東北大学は10月15日、ナノメートル級の籠状構造(=B10H10イオン)をもつ安定な錯体水素化物において、B10H10イオンによりナトリウム超イオン伝導が促進される新たな現象を発見したと発表した。

[09:51 10/17]

2014年10月16日(木)

津波堆積物データベースをウェブで公開

2011年3月11日の東日本大震災後、巨大津波への関心が高まっている。過去の津波の痕跡を示す堆積物に関する地質調査や研究過程をまとめた「津波堆積物データベース」を、産業技術総合研究所(産総研)の活断層・火山研究部門と地震調査情報センターが作成し、10月15日からウェブで一般公開を始めた。このデータベースは、津波堆積物の調査結果をインターネットで誰でも閲覧できるように開発した。堆積物の地質調査の経過も逐次公開し、情報を地域の人々と共有して「防災、減災意識向上に貢献したい」としている。

[10:37 10/16]

まるでかぼちゃのお化け? - NASAがハロウィン仕様の太陽の写真を公開

アメリカ航空宇宙局(NASA)がまるでハロウィンの時にかぼちゃをくり貫いて作る「ジャック・オー・ランタン」のように見える太陽の写真を公開した。

[09:30 10/16]

『幻の花』黄色い朝顔を咲かせたぞ

江戸時代後期に存在したとされた黄色の朝顔は「幻の花」と呼ばれ、「黄色い朝顔だけは追いかけるな」をキャッチコピーにした東野圭吾さんの「夢幻花」や梶よう子さんの「一朝の夢」の小説にも登場する。その黄色い朝顔を咲かせることに、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の星野敦(ほしの あつし)助教らがついに成功した。これは夢か幻か。朝顔ファンを歓喜させ、花の色や形の研究に刺激を与える成果として注目される。鹿児島大学、サントリーグローバルイノベーションセンターと共同研究で、10月10日発表した。。

[09:28 10/16]

1/10の撮影数で電子顕微鏡のCT実現

ミクロの世界を観察する電子顕微鏡に立体画像を得る新しい技術革新がもたらされた。透過型電子顕微鏡で立体画像を捉える際、現状の10分の1の撮影枚数と撮影時間で済むソフトウエアを、筑波大学システム情報系の工藤博幸(くどう ひろゆき)教授とシステムインフロンティア(東京都立川市)などの研究チームが世界に先駆けて開発し、10月14日発表した。九州大学総合理工学研究院の波多聰(はた さとし)准教授がこのソフトを試して、目標通りの威力を実証した。このソフトはどの電子顕微鏡にも使えるのが特長で、同社が11月1日から販売する。

[09:18 10/16]

大阪大学、子供の脳の発達には周囲からの刺激が重要と分子レベルで証明

大阪大学はこのほど、視覚や触覚などの感覚刺激によって分泌されるタンパク質が、発達期の脳神経ネットワーク形成に重要な役割を果たすことを発見したと発表した。

[09:00 10/16]

2014年10月15日(水)

恐竜の頭骨を北海道・穂別で確認

北海道むかわ町穂別で恐竜全身骨格の発掘が行われていたが、9月に実施した大規模な化石発掘調査で、植物食恐竜のハドロサウルス科の頭骨の一部である上顎骨を確認した、と北海道大学とむかわ町立穂別博物館が10月10日発表した。ハドロサウルス科の頭骨としては、熊本県御船町と兵庫県洲本市に次ぎ国内3例目だが、ハドロサウルス科の上顎骨の発掘は国内初。調査を指揮する小林快次(こばやし よしつぐ)北海道大学総合博物館准教授は「上顎骨は歯が生えている骨であるため、この恐竜の進化や分類、食性、生態を知るのにも貴重な発見」と指摘している。

[12:30 10/15]

ピザ型タンパク質を設計、製造に成功

人工タンパク質の研究でひとつのブレークスルーが起きた。コンピューターで完全回転対称プロペラ型の人工タンパク質を設計し、設計通りのタンパク質を実際に製造することに、横浜市立大学大学院生命医科学研究科のジェレミー・テイム(Jeremy R.H.Tame)教授と大学院生の野口大貴(のぐち ひろき)さん、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター(横浜市)のアーノルト・ボエト(Arnout R.D.Voet)博士、カム・ザング(Kam Y.J. Zhang)博士らの共同研究チームが世界で初めて成功した。

[12:23 10/15]

都市の水辺のカビ臭の原因物質を解明

都市の水辺に発生する「カビ臭」の原因物質が、食品のカビ臭の「2,4,6-トリクロロアニソール」であることを、東京工科大学(東京都八王子市)応用生物学部の浦瀬太郎教授らが初めて突き止めた。都市の水辺のカビ臭対策を進める手がかりになりそうだ。12月21日、甲府市の山梨大学で開かれる土木学会環境工学研究フォーラムで発表する。

[12:21 10/15]

大型台風に耐える最強のイネの謎解明

実りの秋は台風の季節。近年多発している大型台風に耐えられる作物の育成は重要な課題である。その研究に光を当てる成果が出た。最強のイネで知られる、倒れにくい品種「リーフスター」の遺伝変異を調べ、低リグニン性と茎が強い性質を併せ持つ謎を、東京農工大学大学院農学研究院の大川泰一郎(おおかわ たいいちろう)准教授らが解明した。倒伏しにくい強稈性の作物の品種づくりに道を開く成果といえる。名古屋大学、富山県農林水産総合技術センター、農業生物資源研究所との共同研究で、10月9日付の英科学誌サイエンティフィックリポーツのオンライン版に発表した。

[12:06 10/15]

世界を彩る 数学レシピ 第30回 住宅設計×数学

あなたは学校の勉強で数学・算数は好きでしたか(好きですか)?。数学なんて社会に出たら役に立たないじゃないか、などと思って勉強してないあなた。大間違いです。社会を、そして世界を形作っているものこそが数学なのです。今回は、そんな身近に存在する数学の謎として、住宅設計と数学の関わりを解き明かします。

[10:00 10/15]

どこでもサイエンス 第36回 地球上の生物は推定870万種。実はその9割が発見されていない

地球上の生物は870万種と推定され、その9割が発見されていないのだそうです。ということは、100万種くらいは発見されているということですね。それにしても、発見されていないものがなんでわかるのかとか、生物の種とか、いろいろおもしろそうですねー。ということで、そのあたりのお話でございますー。

[10:00 10/15]

2014年10月14日(火)

21日はオリオン座流星群のピーク! - ウェザーニューズが天気の傾向を発表

ウェザーニューズは10月14日、「オリオン座流星群」の観測ピークを迎える、10月21日夜の天気傾向を発表した。

[16:02 10/14]

北大、ハドロサウルス科恐竜の頭骨の一部を発見

北海道大学は10月10日、北海道むかわ町穂別にてハドロサウルス科の上顎骨の一部を発見したと発表した。

[12:29 10/14]

かご状シリコンナノ物質を合成、薄膜化

炭素に続いて、シリコンのナノ物質が登場した。シリコン原子が丸くかご状に金属原子を取り囲む「金属内包シリコンナノクラスター」を合成して薄膜化するのに、慶應義塾大学理工学部の中嶋敦(なかじま あつし)教授と中谷真人(なかや まさと)博士研究員らが初めて成功した。新しいナノ機能材料の創製やエレクトロニクスへの応用の一歩となる重要な成果といえる。10月7日付の英王立化学会誌ナノスケールのオンライン版に発表した。

[10:32 10/14]

骨タンパク質の経口摂取で代謝を改善

骨の細胞が作るオステオカルシンを長期間経口投与すると、全身の代謝が活性化することを、九州大学大学院歯学研究院の平田雅人(ひらた まさと)主幹教授、溝上顕子(みぞかみ あきこ)助教と大学院生の安武雄(やすたけ ゆう)さんらがマウスの実験で突き止めた。肥満やメタボリックシンドロームの予防や治療の新しい戦略に使えそうだ。九州歯科大学の竹内弘(たけうち ひろし)教授らとの共同研究で、9月28日に国際科学誌 BONEに発表した。

[10:14 10/14]

2014年10月10日(金)

東京農工大、台風にも負けない最強イネ「リーフスター」の強さの秘密を解明

東京農工大学は10月10日、大型台風にも耐えられる最強のイネとして知られる「リーフスター」の強さの謎を解明したと発表した。

[17:10 10/10]

岡山大、半導体工場からの廃液の毒性が相乗効果で強まることを発見

岡山大学は、半導体工場から排出される化学物質のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)がヨウ化カリウム(KI)と共存すると、オオミジンコに対する毒性が3倍程度強まることが明らかになったと発表した。

[09:30 10/10]

日立造船など、非可食性バイオマスを利用した耐衝撃性バイオポリマーを開発

日立造船を主体とする産学連携グループは10月7日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトにおいて、非可食性バイオマスである木本植物の杜仲(トチュウバイオマス)が作り出すバイオトランスポリイソプレンから、耐衝撃性バイオポリマーを開発したと発表した。

[09:30 10/10]

2014年10月09日(木)

慶応大、新物質「金属内包シリコンナノクラスタ」の合成と薄膜化に成功

慶応義塾大学(慶応大)は10月8日、規則的に並んだシリコン原子が、中心の金属原子を丸くカゴ状に取り囲む、新たなナノ物質である金属内包シリコンナノクラスタを気相合成し、固体表面上で薄膜化する技術を開発したと発表した。

[18:55 10/9]

三菱マテリアル、瞬時に油と水を分離する「フッ素化合物」を新たに開発

三菱マテリアルは10月8日、独自のフッ素化技術と有機合成技術により、瞬時に油と水を分離する世界初の「フッ素系化合物」を新たに開発したと発表した。

[11:29 10/9]

写真で振り返る神秘の天体ショー - 2014年秋の皆既月食(写真13枚)

2014年10月8日、2011年12月10日以来となる日本での皆既月食が観測された。そんな皆既月食の様子はどんなものであったか、写真で振り返ってみよう。

[11:03 10/9]

肥満は閉経前後とも乳がんの危険因子

女性の肥満は閉経の前も後も、乳がんの危険因子であることを、国立がん研究センターの笹月静(ささづき しずか)予防部長らが日本人の大規模な調査研究8つを解析して確かめた。乳がんを予防するためにも、極度の太り過ぎは避けたほうがよさそうだ。今年の欧州のがん専門誌Annals of Oncologyに発表した。

[09:52 10/9]

ノーベル化学賞に超高解像顕微鏡の米独の3氏

スウェーデン王立科学アカデミーは10月8日、2014年のノーベル化学賞を、超高解像蛍光顕微鏡を開発した米国のエリック・べツィグ博士(54)、ドイツのシュテファン・ヘル博士(51)、米国のウィリアム・モーナー博士(61)の3人に授与すると発表した。授賞理由は「超高解像蛍光顕微鏡の開発」。従来の光学顕微鏡の解像度の限界を超えて、タンパク質などの生体分子までも観察できるようにした画期的な顕微鏡の開発が評価された。

[09:29 10/9]

2014年10月08日(水)

さよなら「スリム」 - 国内最長飼育のバンドウイルカが死亡

鴨川シーワールドは10月8日、日本一の長期飼育記録を持つ、バンドウイルカ「スリム」が死亡したと発表した。

[18:56 10/8]

どこでもサイエンス 第35回 祝・日本のお家芸・青色LEDがノーベル賞

日本のお家芸・青色LEDの発明が、2014年のノーベル物理学賞に決定しましたー。受賞者は、赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さんの3人でございます。いやー、めでたい! 今回は、サクッとこの受賞についてまとめておきましょう。

[13:00 10/8]

井の頭池『かいぼり』で休眠から絶滅種復活

池の水を抜いて底のヘドロや土砂を取り除く「かいぼり」は池の環境をリフレッシュする。東京都三鷹市と武蔵野市にまたがる「井の頭池」で2014年1~3月に行われた「かいぼり」の成果の一つとして、現地で絶滅したと思われていた水生植物が復活した。東邦大学理学部の西廣淳(にしひろ じゅん)准教授(保全生態学)と千葉県立中央博物館の研究チームが確認し、10月6日発表した。

[11:30 10/8]

産総研と広島大、レアメタルレスで低毒性元素からなる熱電変換材料を開発

産業技術総合研究所(産総研)と広島大学は10月6日、天然硫化銅鉱物の一種コルーサイトと同じ結晶構造の人工鉱物「Cu26V2M6S32(M=Ge、Sn)」を合成し、400℃付近で高い熱電変換性能を示すことを発見したと発表した。

[11:07 10/8]

タンパク質の反応は揺らぎが鍵だった

タンパク質の化学反応の中に現れる分子の揺らぎを直接観測することに、京都大学大学院理学研究科の寺嶋正秀(てらじま まさひで)教授、大学院生の黒井邦巧(くろい くにさと)さんらが世界で初めて成功した。この観測によって、タンパク質の揺らぎが大きくなると反応するが、揺らぎが小さいと反応しなくなることを実証した。タンパク質反応に迫る基礎的成果として注目される。大阪府立大学の徳富哲(とくとみ さとる)教授、大学院生の岡島公司(おかじま こうじ)さん、東京大学の池内昌彦(いけうち まさひこ)教授との共同研究で、9月29日付の米科学アカデミー紀要のオンライン版に発表した。。

[11:00 10/8]

NTT、シリコントランジスタ中の電荷トラップで単電子転送を高速化

NTTは10月6日、シリコントランジスタ中に存在する電荷の閉じ込め状態であるトラップ準位を介した単電子転送(電子を1つずつ正確に運ぶ技術)の高速化に成功したと発表した。

[10:31 10/8]

ノーベル医学生理学賞は脳のGPS発見で欧州の3教授に

スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月6日、2014年のノーベル医学生理学賞を、脳内で衛星利用測位システム(GPS)のように空間認識をつかさどる神経細胞の発見に貢献した英ロンドン大学のジョン・オキーフ教授(74)とノルウェー科学技術大学のメイブリット・モーザー教授(51)、その夫のエドバルド・モーザー教授(52)に授与すると発表した。夫妻での受賞は5組目。

[09:20 10/8]

2014年10月07日(火)

日本人3名がノーベル物理学賞を受賞! - 2012年の山中教授以来の快挙

ノーベル物理学賞が発表され、名城大学の赤崎勇 教授、名古屋大学の天野浩 教授、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二 教授の3名がLEDに関する研究によって受賞した。

[20:55 10/7]

小保方氏の博士認定論文の問題、早大が猶予期間付きの処分を発表

早稲田大学は10月6日、都内で会見を開き、小保方晴子氏の博士認定論文に関する研究不正問題について、同氏および関係者への処分を発表した。

[19:57 10/7]

脳神経回路を正しくつなぐ仕組み発見

運動機能などに関わる後脳・小脳系の神経回路を正しくつなぐ仕組みを、慶應義塾大学医学部生理学教室の桑子賢一郎(くわこ けんいちろう)特任講師、岡野栄之(おかの ひでゆき)教授らがマウスで発見した。後脳から小脳への入力回路の接続の際に、細胞接着因子のカドヘリン7が働いて、神経回路の接続部位に作られるシナプスの形成を促し、同時に神経軸索の伸長を適切な場所・タイミングで止めて、正確な回路接続に寄与するという実体を突き止めた。

[12:58 10/7]

国交省、御嶽山・降灰後の降雨による土石流発生シミュレーション結果を公表

国土交通省はこのたび、9月27日に発生した御嶽山噴火により、山頂付近に火山灰が厚く堆積した湯川・白川・濁沢川において、降灰の影響を考慮した土石流に関するシミュレーションを実施し、その結果を公表している。

[12:51 10/7]

NMR磁石で世界最高磁場を発生

物質・材料研究機構(NIMS、茨城県つくば市)で、世界最高磁場となる超1GHz核磁気共鳴(NMR)システムの開発が大詰めを迎えている。超伝導磁石の磁場を8月から徐々に上げ、10月1日、ついに1GHzを超えて1001MHz(23.5テスラ)の世界最高磁場を発生させることに成功した。研究チームが10月2日発表した。

[10:21 10/7]

哺乳類の『性』権交代の瞬間捉える

哺乳類はヒトも含め、Y染色体上のSRY遺伝子によって性が決まっている。いわば、哺乳類の性は「SRY遺伝子」の独裁政権だが、沖縄に生息するトゲネズミは、SRY遺伝子をもっているのに、機能しておらず、新しい遺伝子に性決定権が移行していることを北海道大学大学院理学研究院の黒岩麻里(くろいわ あさと)准教授と大学院生の木村竜太郎さんらが見いだした。

[10:10 10/7]

2014年10月03日(金)

ロシアン・ルーレットと化したソユーズ宇宙船―相次ぐ問題、失われゆく信頼

2014年9月26日、3人の宇宙飛行士を乗せて打ち上げられたソユーズTMA-14M宇宙船は、ロケットからの分離直後、2枚ある太陽電池パドルのうち片方が開かないという問題に見舞われた。また3月に打ち上げられたソユーズTMA-12Mではスラスターに問題が発生し、ソユーズの貨物機版であるプログレス補給船でも問題が頻発している。

[18:16 10/3]

科学の祭典を11月7~9日東京・お台場で

国際最大級の科学の祭典「サイエンスアゴラ2014」を11月7日(金)~9日(日)に東京のお台場で開催する、と科学技術振興機構(JST)が10月2日、その内容を発表した。今年で9回目のサイエンスアゴラは、子ども向けの理科実験、トップ科学者との対話、市民参加の科学議論など盛りたくさん。老若男女、子どもでも親子連れでもおとなでも、科学者も市民も交流を楽しめる。アゴラはギリシャ語で広場の意味。誰でも参加できる。

[10:12 10/3]

産総研、二酸化炭素からポリウレタン原料を効率的に合成することに成功

産業技術総合研究所(産総研)は、二酸化炭素(CO2)とアミン、スズアルコキシド化合物とを反応させて、医農薬品などに用いられる化学物質でポリウレタンの原料として有望視される芳香族ウレタンを高収率で得る新しい反応プロセスを開発したと発表した。

[09:30 10/3]

X線可飽和吸収を観測、X線光学事始め

X線自由電子レーザー施設「SACLA」(サクラ、兵庫県佐用町)で、物質がX線に対して透明化する X線可飽和吸収の観測に、電気通信大学の米田仁紀(よねだ ひとき)教授と理化学研究所放射光科学総合研究センターの矢橋牧名(やばし まきな)グループディレクターらが世界で初めて成功した。次世代のアト秒(1 アト秒は 100 京分の1秒)X線光学や動的X線光学の最初の一歩で、新しいX線光学デバイスの開発にも道を開く画期的な成果として注目される。

[09:17 10/3]

温泉紅藻がレアアースを効率よく吸収

硫酸性温泉に生息する紅藻 Galdieria sulphurariaが、特定の条件下で、希少金属のレアアースを効率よく回収することを、筑波大学生命環境系の蓑田歩(みのだ あゆみ)助教らが実証した。レアアースのリサイクルに役立つ可能性がある。産業技術総合研究所の宮下振一研究員、稲垣和三研究室長、大阪大学の山本高郁招へい教授、東京薬科大学の都筑幹夫教授との共同研究で、10月2日付のドイツ科学誌Applied Microbiology and Biotechnologyのオンライン版で発表した。

[09:14 10/3]

産総研など、硫酸性温泉紅藻がレアアースを効率的に吸収することを確認

産業技術総合研究所(産総研)は10月1日、硫酸性温泉に生息する紅藻(Galdieria sulphuraria)が、特定の条件下で、希少金属として知られるレアアースを効率的に回収することを明らかしたと発表した。

[09:00 10/3]

2014年10月02日(木)

かつて世界4位の湖・アラル海が消滅寸前 - NASAが衛星画像を公開

アメリカ航空宇宙局(NASA)はこのほど、2000年から2014年までの間に撮影した中央アジアにアラル海の衛星画像を公開し、ほぼ消滅状態にあると発表した。

[16:02 10/2]

記憶の固定化にかかわる転写因子、脳の部位によって働き異なる - 東大など

科学技術振興機構(JST)は10月2日、同機構の戦略的創造研究推進事業において、マウスを用いた実験によって、脳の部位ごとに記憶に応じた遺伝子発現の調節を可能にするメカニズムを解明したと発表した。

[12:06 10/2]

細胞内運び屋のダイニンの自己制御を発見

細胞内の物質輸送の制御で新しい発見があった。細胞の中で主要な物質輸送を担っているモータータンパク質のダイニンは、活動の必要がないときに、自らの運動活性を抑制することを、情報通信研究機構未来ICT研究所(神戸市)の鳥澤嵩征(とりさわ たかゆき)研究員、古田健也(ふるた けんや)主任研究員と、東京大学大学院総合文化研究科の豊島陽子(とよしま ようこ)教授らが見つけた。ダイニンにとって最も基本となる運動制御の仕組みの発見といえる。9月28日付のNature Cell Biologyオンライン速報版に発表した。

[11:30 10/2]

神経軸索の集団的伸長支える仕組み解明

脳の中で神経細胞の軸索がどう伸びていくかは神経科学の大きなテーマだ。その分野で重要な成果が出た。マウスの脳の発生過程で、情動や記憶の制御に関わる扁桃体の神経細胞の軸索同士が接触を介して伸長運動を支えていることを、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の竹市雅俊センター長と林周一研究員らが見つけ、その仕組みを分子レベルで解明した。情動などの脳の高次機能を生み出す神経回路の形成を探る新しい突破口になりそうだ。米科学誌Developmental Cellの9月29日号に発表した。

[11:00 10/2]

生簀を沈めてギンザケの出荷時期を調節

養殖用の生簀(いけす)を10mより深い低水温域に沈下させる効率的なシステムを、東京大学大学院農学生命科学研究科の潮秀樹(うしお ひでき)教授らの共同研究グループが開発した。この生簀を使って、海水温上昇のために出荷時期が7月中に限られていた養殖ギンザケを、市場にサケ類が出回らない8月中旬に出荷することに成功した。ニチモウグループ(東京)と宮城県漁業協同組合との共同研究で、「実用化にめどがついた」として9月末に発表した。

[10:30 10/2]

2014年10月01日(水)

どこでもサイエンス 第34回 2014年10月8日夜8時。ゼッコーの皆既月食をみのがすな!

2014年10月8日、夜7~10時すぎまで、日本全国で月食が見られます。日本で、全部欠ける「皆既月食」で、早朝とかじゃなくて観察しやすい夜の早めの時間に見られるゼッコーのものはなかなかないのでございます。サクッと観察方法をご紹介いたしましょー。

[11:00 10/1]

国際地学オリンピック 金3個、銅1個 全員メダル獲得

スペインのサンタンデールで開かれた第8回国際地学オリンピックで、4人の日本代表全員がメダルを獲得した。

[10:27 10/1]

北澤宏一氏死去、超伝導研究からJST理事長も

科学技術振興機構(JST)理事長や福島原発事故の民間事故調査委員会委員長などを務めた北澤宏一(きたざわ こういち)東京都市大学学長が9月26日、急性肝不全のため東京都内の病院で死去した。71歳だった。長野県飯山市出身。東京大学名誉教授。通夜・告別式は家族葬で行い、後日、「お別れの会」を開く。その日時と場所は未定。東京都市大学が9月29日、発表した。

[10:24 10/1]

スパコンの学術賞に松岡聡・東工大教授

2014年のIEEEコンピュータソサイエティのシドニー・ファーンバック記念賞に、省エネ性能などで世界トップクラスのスーパーコンピュータTSUBAME(つばめ)シリーズを開発してきた東京工業大学学術国際情報センターの松岡聡(まつおか さとし)教授(51)が決まったと、東京工業大学が9月29日発表した。授賞理由は「先進的なインフラ基盤・大規模スーパーコンピュータ・CPU/GPU型スーパーコンピュータのソフトウェアシステム研究で目覚ましい成果を出した」ことだった。

[10:20 10/1]

だいち2号が御嶽山噴火のくぼみ観測

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月30日、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」で、9月27日に噴火した御嶽山山頂付近の緊急観測の画像を公表した。9月29日に、噴煙を透過して火口の状態を観測できるLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)で撮影した画像で、噴火によって発生したくぼみや降灰堆積の様子がわかる。

[10:18 10/1]

世界を彩る 数学レシピ 第29回 天気予報×数学

あなたは学校の勉強で数学・算数は好きでしたか(好きですか)?。数学なんて社会に出たら役に立たないじゃないか、などと思って勉強してないあなた。大間違いです。社会を、そして世界を形作っているものこそが数学なのです。今回は、そんな身近に存在する数学の謎として、天気予報と数学の関わりを解き明かします。

[10:00 10/1]

2014年09月30日(火)

チンパンジーの同種殺し、人間の影響ではなく適応戦略 - 京大が発表

京都大学はこのほど、チンパンジーに見られる同種間の殺しが、生息地の破壊や餌付けなどの人為的かく乱の結果として表れているものではなく、食物や配偶相手などの資源を得るための雄の適応戦略であることを証明したと発表した。

[18:01 9/30]

JAEAなど、鉄中に高濃度に溶けた水素を中性子で観測することに成功

日本原子力研究開発機構(JAEA)とJ-PARCセンター、東北大学は9月26日、高温高圧力下において鉄中に高濃度に溶けた水素の位置や量を観測することに成功したと発表した。

[17:24 9/30]

台風頻発と白化でサンゴ礁回復に遅れ

サンゴ礁の命運は地球環境の指標として重要である。世界的に貴重なサンゴ礁とされる沖縄県・石垣島白保(しらほ)海域のサンゴ群集が、1998 年の白化で減少した後、一度は回復したが、その後連続して襲った台風と2007 年の白化で再び減少し、回復が遅れていることを、琉球大学熱帯生物圏研究センターの波利井佐紀(はりい さき)准教授らが明らかにした。東京大学や国立環境研究所などとの共同研究で、8月発行のドイツ科学誌Marine Ecology Progress Seriesに発表した。

[10:03 9/30]

御嶽山で水蒸気噴火と予知連が見解

長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(標高3067メートル)が9月27日午前11時52分に噴火して、火山灰と噴石を飛ばし、噴煙を上げた。火山噴火予知連絡会(会長・藤井敏嗣・東京大学名誉教授)は9月28日、気象庁で拡大幹事会を開き、さまざまな観測データを総合して「御嶽山で火砕流を伴う噴火が発生した。火山活動は高まった状態となっており、今後も噴火が発生する可能性がある」との見解をまとめた。

[10:02 9/30]

『パブロフの犬』の脳内の仕組み解明

「パブロフの犬」の条件反射は20世紀初めからよく知られている。この条件反射が報酬によって起きる脳内の仕組みを、東京大学医学系研究科の河西春郎(かさい はるお)教授と柳下祥(やぎした しょう)特任助教らが約100年の時を経てマウスで詳しく解明した。脳神経細胞で起きるドーパミン系の報酬作用はわずか2秒以内で起きることを突き止めた。さまざまな依存症や強迫性障害などへの理解を深める新しい手がかりといえる。9月26日号の米科学誌サイエンスに発表した。

[10:02 9/30]

2014年09月29日(月)

不安の改善にヒスチジン摂取が有効か

マウスでは、食事によるヒスチジン摂取が十分でないとヒスタミン不足を生じ、ヒトの不安に似た行動が増えることを、東北大学大学院医学系研究科の吉川雄朗(よしかわ たけお)助教と谷内一彦(やない かずひこ)教授らが明らかにした。十分にヒスチジンを摂取することでヒスタミン神経系が正常に維持され、不安行動の改善につながる可能性を初めて示した報告として注目される。9月20日に米栄養学会誌Journal of Nutritionのオンライン版に発表した。

[09:26 9/29]

ノーベル賞予測で再び理研の十倉好紀氏

国際的な学術情報企業のトムソン・ロイターは9月25日、ノーベル賞発表に先駆け、「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞受賞者予測)を発表した。十倉好紀(とくら よしのり)理化学研究所創発物性科学研究センター長(併任・東京大大学院工学系研究科教授)ら9カ国の27人を選んだ。

[09:25 9/29]

2014年09月26日(金)

東北大、不安の改善には鰹や鶏肉に豊富なヒスチジンの摂取が有効と発表

東北大学は9月25日、マウスを用いた実験で、食事によるヒスチジン摂取が充分でないと不安様行動が増加することを明らかにしたと発表した。

[17:09 9/26]

文科省のスーパーグローバル大学創成支援、国際化を推進する37大学を選定

文部科学省(文科省)は9月26日、世界レベルの教育研究を行うトップ大学や、先導的試行に挑戦し日本の大学の国際化を牽引する大学など、国際化と大学改革を断行する大学を重点支援することで、日本の高等教育の国際競争力を強化することを目的とする「スーパーグローバル大学創成支援」の支援先として37大学を選定したと発表した。

[16:50 9/26]

日本の研究力を高めるために - 大学研究力強化ネットワークが本格稼働

25の大学・研究機関で構成される「大学研究力強化ネットワーク」は9月3日、参加大学などの研究担当理事などが集う全体会議を開催し、これまで進めてきた研究力向上に向けたタスクフォースの概況などを話し合った。また、併せて、研究大学の課題、ネットワークの意義や役割についての記者向け説明会が行われた。

[16:13 9/26]

肥満の脂肪組織線維化の鍵分子を発見

肥満に伴う生活習慣病の診断や治療の標的になるようなタンパク質が見つかった。ミンクルと呼ばれる病原体センサー分子が肥満に伴う脂肪組織の線維化を促進させる鍵となる分子で、脂肪肝や糖尿病の促進因子であることを、東京医科歯科大学大学院の菅波孝祥(すがなみ たかよし)特任教授と小川佳宏(おがわ よしひろ)教授らが発見した。メタボリックシンドロームの新しい手がかりとして注目される。9月19日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

[09:52 9/26]

Cペプチドで災害後の糖尿病悪化を予測

東日本大震災に被災した糖尿病患者の調査で、被災後に血糖コントロールが悪化する患者を予測する指標として、空腹時血中Cペプチドの値が役立つことを、東北大学大学院医学系研究科の片桐秀樹教授、今井淳太講師、田中満実子医師らが見いだした。糖尿病災害弱者を予測する指標の報告はこれまでなく、災害時の糖尿病患者のリスク判定に利用できそうだ。9月23日の米糖尿病学会誌 Diabetes Careオンライン版に発表した。

[09:52 9/26]

2014年09月25日(木)

トムソン・ロイターが今年のノーベル賞受賞者予測を発表 - 日本人は1名選出

トムソン・ロイターは9月25日、2014年10月6日から予定されているノーベル賞受賞者の発表者に先駆け、同社の学術文献引用データベース「Web of Science」を元に、論文がどの程度引用され、学術界にインパクトを与えたのかなどを考慮した「ノーベル賞有力候補者(トムソン・ロイター引用栄誉章)」を発表した。

[21:03 9/25]

重元素化合物にまだらに凍る電子を発見

まったく新しい物性を示す化合物が見つかった。重元素イッテルビウム(Yb)化合物で、極低温の環境で磁場が低いと、まだら模様に電子が凍るような現象が起きることを、日本原子力研究開発機構原子力科学研究部門の神戸振作(かんべ しんさく)グループリーダーらが発見した。

[09:35 9/25]

ナスのゲノムを解読、品種改良に弾み

ナスのゲノム(全遺伝情報)を解読するのに、農研機構野菜茶業研究所(津市)の福岡浩之上席研究員らが成功した。約4万2000個の遺伝子の存在を確認し、病害抵抗性や食品の機能に関わる遺伝子を多数見いだした。品種改良に弾みをつける成果といえる。かずさDNA研究所との共同研究で、9月19日付の英科学誌DNAリサーチのオンライン版に発表した。

[09:35 9/25]

近畿大学、環境負荷を抑えて土壌から放射性セシウムを取り除く技術を発明

近畿大学は9月24日、土壌から放射性セシウムを取り除く新しい技術を発明したと発表した。

[09:30 9/25]

2014年09月24日(水)

KEKなど、室温で真空中に生成するミュオニウム収量を従来比で10倍に

高エネルギー加速器研究機構(KEK)と理化学研究所、TRIUMFカナダ国立素粒子原子核研究所は9月18日、室温で真空中に生成するミュオニウム収量を、既存の技術で生成できる量の約10倍に増加させる技術を開発したと発表した。

[14:40 9/24]

1990年代に発掘の化石、組み立てたら実は「巨大な鼻」の新恐竜

1990年代に発掘されたハドロサウルス科の恐竜の化石が、実は新種の恐竜であったことがわかった。

[14:24 9/24]

素粒子標準理論のほころびの検証に前進

素粒子ミュオンの反粒子の正ミュオンを中心にして、その周りを電子が回っている束縛状態をミュオニウムと呼ぶ。水素原子の陽子が正ミュオンに置き換わった構造で、その生成が素粒子物理学の謎を探る実験に重要と考えられている。そのミュオニウムを室温で従来の方法より10倍も大量に生成することに、理化学研究所の石田勝彦(いしだ かつひこ)副主任研究員と高エネルギー加速器研究機構の三部勉(みべ つとむ)准教授らが成功した。

[09:59 9/24]

ホルモンが葉から根に移り根粒を制御

植物が葉と根の間でシグナル分子を交換しあって、双方向の調節をしている様子が初めてわかった。マメ科植物で植物ホルモンのサイトカイニンが、根から輸送される糖ペプチドの情報を受け取って葉で合成され、葉から根に長距離移動して根粒の数を制御していることを、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の大学院生の佐々木武馬(ささき たけま)さんと川口正代司(かわぐち まさよし)教授らが発見した。

[09:58 9/24]

2014年09月22日(月)

鹿島建設、水中の放射性セシウム濃度の連続モニタリング装置を開発

鹿島建設は9月18日、日本金属化学との共同研究により、水中の放射性セシウム濃度を高速でより確実に検知する連続モニタリング装置「セシモニウォーター」を開発したと発表した。

[10:10 9/22]

東日本大震災後の地殻変動の要因を解明

東日本大震災後の大きな地殻変動は誰もが気にしている。その研究で重要な成果が出た。2011年東北地方太平洋沖地震の発生後に継続して進行している地殻変動の要因として、「粘弾性緩和」という過程が重要な役割を果たしていることを、東北大学の災害科学国際研究所の日野亮太教授と大学院理学研究科の三浦哲(さとし)教授らが突き止めた。カナダ地質調査所(ビクトリア大学兼任)のケリン・ワン教授らとの共同研究で、9月18日付の英科学誌ネイチャーのオンライン版に発表した。

[09:48 9/22]

がん統計決定版の生存曲線を増強し公開

今や国民の2人に1人はがんになり、男性の3人に1人、女性の4人に1人はがんで亡くなっている。がんは1981年以来、日本人の死因1位を占め続けている。その一方、医療の進歩で、がん全体の5年生存率は70%を超えた。がんは不治の病から、治る病気へと変わりつつあることが、国立がん研究センター中央病院などが参加する全国がん(成人病)センター協議会(全がん協、32病院加盟)の集計でわかった。

[09:47 9/22]

衝突銀河の巨大ガス円盤を電波で実証

銀河の衝突は宇宙で頻繁に起きる出来事である。銀河同士が衝突した後に高い確率で、巨大なガス円盤が誕生することを、日本学術振興会の植田準子特別研究員らの国際研究グループが電波望遠鏡の多数の観測結果から確かめた。われわれの太陽系がある天の川銀河のような円盤銀河の起源に迫る重要な成果として注目される。8月発行の米天文学誌アストロフィジカル・ジャーナル・サプリメントに発表した。

[09:47 9/22]

2014年09月19日(金)

CERNなど、ISS搭載の検出器で暗黒物質を観測か?

欧州原子核研究機構(CERN)は9月18日、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されている素粒子検出器(アルファ磁気スペクトロメータ:Alpha Magnetic Spectrometer、AMS)を使用した暗黒物質についての最新の分析結果を発表した。

[19:02 9/19]

農研機構、ナスの全ゲノム解読に成功 - 新品種開発に期待

農業機構野菜茶業研究所(農研機構)は9月19日、ナスの全ゲノム解読に成功したと発表した。

[17:40 9/19]

「バナナの皮が滑る理由」で北里大教授らがイグ・ノーベル賞を受賞!

「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して贈られるイグ・ノーベル賞の授賞式が18日、米ハーバード大学で開催され、「バナナの皮を踏んだ際の靴と皮の摩擦係数」を調べた北里大学の馬渕清資 教授らが物理学賞を受賞した。

[15:16 9/19]

学研、「学研の図鑑 LIVE 『宇宙』」を発売 - BBCの映像DVDやARなどを収録

学研マーケティングは9月16日、「学研の図鑑 LIVE」シリーズの最新号となる「宇宙」を発売した。同シリーズは、スマートフォンを使い3D CGや動画で本物の姿を伝えるという新しいコンセプトの図鑑で、これまでに「昆虫」「動物」「恐竜」の3冊が発売されている。

[12:38 9/19]

本田賞にチタンアルミ開発のクレメンス博士

本田財団(設立者:本田宗一郎・弁二郎兄弟、理事長:石田寛人)は9月17日、今年の本田賞を、軽量構造用チタンアルミ金属間化合物のγ-TiAl基合金の開発に貢献したヘルムート・クレメンス豪レオーベン鉱山業大学金属物理・材料試験学部長(57)に授与することを決定した。

[08:00 9/19]

南海トラフの今の海底地震情報を提供

海洋研究開発機構は9月16日、熊野灘沖の南海トラフに展開した「地震・津波観測監視システム(DONET)」で得られる観測情報の活用の可能性を探るため、DONETの観測情報を和歌山県と三重県尾鷲市、中部電力に刻々と提供する実証実験を始めた。3者とは昨年、それぞれ協定を締結していた。「DONET情報伝送システム」の初期版が完成して運用に入った。

[08:00 9/19]

チンパンジーは母以外も子育てに協力

チンバンジーのふたごそれぞれに対し、母親以外のおとなが世話をする行動を、京都大学霊長類研究所の友永雅己(ともなが まさき)准教授と聖心女子大学文学部の岸本健(きしもと たけし)准教授らが観察した。ヒトへの子育ての進化を考えるのに重要な発見といえる。

[08:00 9/19]

2014年09月18日(木)

東北大、2011年の大地震後の地殻変動要因を解明-地震予測の精度向上に期待

東北大学は9月17日、2011年東北地方太平洋沖地震の発生後に継続している地殻変動の要因を解明したと発表した。

[17:19 9/18]

緑の革命もたらすイネ遺伝子があった

たった1つの遺伝子がイネにさまざまな有用機能を付与することがわかった。イネのヘムアクチベータータンパク質遺伝子HAP2Eがそれである。その過剰発現が、植物の病原細菌やカビ、塩害、乾燥への抵抗性をもたらし、光合成量や分げつ数も増大させる多様な機能をもつことを、愛媛大学農学部の西口正通(にしぐち まさみち)教授と農業生物資源研究所(茨城県つくば市)の市川裕章(いちかわ ひろあき)上級研究員らが発見した。

[10:08 9/18]

慶應医学賞に濱田博司大阪大学特別教授ら

医学や生命科学で優れた業績を挙げた研究者を顕彰する慶應医学賞に、「左右軸を中心とした哺乳動物胚発生の分子制御機構」の濱田博司(はまだ ひろし)大阪大学大学院生命機能研究科特別教授(64)と、「光遺伝学の実現と神経回路制御による脳機能解明」のカール・ダイセロス米スタンフォード大学教授(42)が決まった。賞金は各1000万円。授賞式と受賞記念講演会は11月27日(木)午後2時~午後5時半、慶応義塾大学信濃町キャンパス北里講堂で開かれる。慶応義塾が9月10日発表した。

[10:06 9/18]

乾燥に耐える遺伝子をユスリカに発見

生物の適応力には驚かされる。生命には水が不可欠なはずなのに、体内の水分がほとんど失われても生き続ける不思議な虫がいる。アフリカ中央部の半乾燥地帯の花崗岩盤地域に生息するネムリユスリカがそれである。そのゲノム塩基配列を解読して、干からびても死なない性質に関連する遺伝子の多重化領域と乾燥時特有の遺伝子発現調節の仕組みを日ロ米の国際研究チームが見つけた。人工多能性幹細胞(iPS細胞)や受精卵、血液などの常温乾燥保存法の開発にもつながる成果として注目される。

[10:04 9/18]

2014年09月17日(水)

産総研など、運動や記憶の情報伝達を司る機能性たんぱく質の分子運動を撮影

産業技術総合研究所(産総研)や東京大学(東大)などの研究グループは9月16日、運動や記憶に関する情報伝達を司る重要な機能性たんぱく質「ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)」1分子の3次元分子内部運動を、100μsの時分解能かつピコメートルの精度で、動画として観察することに成功したと発表した。

[18:33 9/17]

東工大など、質量のないディラック電子の空間分布が特異であることを発見

理化学研究所(理研)と東京工業大学(東工大)は、トポロジカル絶縁体表面に形成される質量のない電子(ディラック電子)の空間分布の観測に成功し、特異な空間分布であることを解明したと発表した。

[17:32 9/17]

頭の毛根細胞に精神疾患の指標を発見

ヒトの頭皮から採取した毛根の細胞に、脳の細胞と共通する遺伝子が発現していることを、理化学研究所脳科学総合研究センターの前川素子(まえかわ もとこ)研究員と吉川武男(よしかわ たけお)チームリーダーらが見つけた。これらの遺伝子の発現量の変化が、統合失調症や自閉症などの精神疾患の早期診断を補助するバイオマーカー(生体の指標)として使える可能性も示した。

[11:00 9/17]

違う原子が交互に並ぶ原子の鎖を合成

「真珠の首飾りか」と見間違うような新材料がナノテクノロジーに登場した。2種類の元素が交互に並んだ原子の鎖を合成するのに、産業技術総合研究所ナノチューブ応用研究センターの末永和知(すえなが かずとも)首席研究員と千賀亮典(せんが りょうすけ)研究員らが初めて成功した。さらに、この原子鎖のユニークな物理特性も原子レベルで突き止め、次世代の電子光学デバイスなどへの応用が期待される新しいナノ材料の開拓に道を開いた。9月14日付の英科学誌ネイチャーマテリアルズのオンライン版に発表した。

[10:59 9/17]

ジグザグ型エッジのグラフェンリボン作製

炭素原子が平面状に並ぶグラフェンの開発で新しい成果が生まれた。両端がジグザグ型エッジのグラフェンナノリボンの作製に、東北大学原子分子材料科学高等研究機構のパトリック・ハン助教と一杉太郎(ひとすぎ たろう)准教授らが初めて成功した。物性が優れたジグザグ型の登場は、グラフェンを活用した電子デバイスに向けての大きな一歩として注目される。同機構の浅尾直樹教授、ポール・ワイス教授、赤木和人准教授らとの共同研究で、9月12日付の米科学誌ACS Nanoオンライン版に発表した。

[10:59 9/17]

どこでもサイエンス 第33回 シロウトにチャンス到来・惑星の名前をつけられるぞ!

星に名前をつける。まあ、なんてシャレているんでしょう。しかし、実際にそれを実現するには実はたかーいハードルが存在します。といいつつ、なんとシロウトが惑星に名前をつけられる、チャンスが到来したのでございます。ホントだよ。参加登録が必要で、それは12月中が〆切。チェックおば!

[10:00 9/17]

2014年09月16日(火)

干からびても死なない理由は?生物研などがネムリユスリカのゲノムを解読

農業生物資源研究所(生物研)などの共同研究グループは9月12日、アフリカ中央部の半乾燥地帯の岩盤地域に生息し、極度の乾燥条件に耐えうる能力を持つネムリユスリカのゲノム塩基配列を解読し、その概要配列を明らかにするとともに、干からびても死なないネムリユスリカに極限的な乾燥耐性をもたらす遺伝子多重化領域と乾燥時特有の遺伝子発現調節機構を発見することに成功したと発表した。

[19:01 9/16]

カルシウムチャネル制御の仕組み発見

脳の働きに必要なカルシウムチャネルを阻害して、制御する新しい仕組みを、理化学研究所脳科学総合研究センターの御子柴克彦(みこしば かつひこ)チームリーダーと濱田耕造(はまだ こうぞう)研究員らが発見した。認知症など脳の病気の発症原因を探るのにも役立つ成果として期待される。9月8日の米科学アカデミー紀要オンライン版に発表した。

[09:32 9/16]

ヒト多能性幹細胞の一層の初期化成功

ヒト幹細胞研究で新しい突破口が開けた。胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)など既存のヒト多能性幹細胞に2 つの遺伝子を発現させて、より発生初期に近いナイーブ型多能性幹細胞を作製するのに、英ケンブリッジ大学の高島康弘研究員とオースチン・スミス教授らが初めて成功した。ヒトの生命の発生初期に迫る発見である。安定して培養できるため、再生医療の有用なツールにもなりそうだ。欧州バイオインフォマティクス研究所のポール・ベルトーネ博士、英ベイブラハム研究所のウルフ・レイク教授との共同研究で、9月11日の米科学誌セルに発表した。

[09:32 9/16]

毒の無いジャガイモができる!? - 理研など、毒生成遺伝子を同定

理化学研究所などの研究グループは、ジャガイモに含まれる有毒な「ステロイドグリコアルカロイド(SGA)」の生成に関わる酵素遺伝子「SSR2遺伝子を」同定したと発表した。

[09:00 9/16]

2014年09月12日(金)

史上最大級の肉食恐竜は水中で生活していた? - シカゴ大が発表

史上最大級の肉食恐竜として知られるスピノサウルスは、主に水中で生活していたとする米・シカゴ大学の研究グループの研究論文が9月11日(現地時間)の米科学誌「サイエンス」のオンライン版に掲載された。

[18:22 9/12]

血管使いヒト軟骨の効率的再生に成功

大学などの新しい技術を展示して、産学連携や実用化の機会にしようとするイノベーション・ジャパン2014が9月11日、12日、東京ビックサイト(東京都江東区)で行われた。2日間で約2万人が参加する。11回目で、国内最大の大学見本市でもある。今年のテーマは「知の融合~広がる未来」。科学技術振興機構(JST)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の共催で、全国の大学やベンチャー企業などが500件を超える新しい研究成果をそれぞれ展示して、議論の輪が広がっていた。

[12:17 9/12]

世界を彩る 数学レシピ 第28回 小麦粉×数学

あなたは学校の勉強で数学・算数は好きでしたか(好きですか)?。数学なんて社会に出たら役に立たないじゃないか、などと思って勉強してないあなた。大間違いです。社会を、そして世界を形作っているものこそが数学なのです。今回は、そんな身近に存在する数学の謎として、小麦粉と数学の関わりを解き明かします。

[10:00 9/12]

2014年09月11日(木)

日中大学フォーラム開き交流深める

日中の学術交流を進める日中大学フォーラムが9月10日、東京都渋谷区の国連大学ウ・タント国際会議場で開かれた。中国の30の大学や研究所などから100人以上の参加者を含めて日米の大学関係者ら約350人が一堂に会し、議論した。主催は、科学技術振興機構(JST)中国総合研究交流センターで、2010年に第1回を東京で開催してからほぼ毎年開かれ、日中の大学の交流の場となっている。東京での開催は3年ぶり。

[09:52 9/11]

自殺再発予防に支援プログラムが有効

9月10日はWHOが決めた世界自殺予防デー。自殺企図の再発予防にきめ細かい支援プログラムが有効なことが日本の大規模な研究でわかった。厚生労働省の「自殺企図の再発防止に対する複合的ケース・マネージメントの効果:多施設共同による無作為化比較研究」(通称・ACTION-J)の結果で、自殺予防に役立つ対策として医療現場で普及させる必要がありそうだ。成果は、国際的精神医学専門誌のThe Lancet Psychiatry8月号に発表された。

[09:52 9/11]

血管使いヒト軟骨の効率的再生に成功

ヒトの耳介の裏側よりほんのわずか採取した軟骨前駆細胞と、胎児のへその緒からとった血管内皮細胞を一緒に培養して、ヒト軟骨を効率よく再生する手法を、横浜市立大大学大学院医学研究科の武部貴則准教授と谷口英樹教授、神奈川県立こども医療センター形成外科の小林眞司部長らが開発した。従来全く着目されていなかったアイデアで軟骨の再生医療に新しい可能性を開いた。9月9日付の米科学誌The Journal of Clinical Investigationオンライン版に発表した。

[09:52 9/11]

ピロリ菌の胃がん発症原因の一端発見

ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が胃炎や胃かいよう、胃がんを引き起こす分子レベルの解明が一歩進んだ。マイクロRNAと呼ばれる小さなRNAがピロリ菌の慢性感染が原因で起きる胃の病変に関与していることを、東京大学医科学研究所の氣駕恒太朗(きが こうたろう)特任研究員と三室仁美(みむろ ひとみ)准教授、千葉大学真菌医学研究センターの笹川千尋(ささかわ ちひろ)特任教授らが見いだした。

[09:52 9/11]

名大、「混ぜるだけ」で有用な有機物を合成する方法を発表

名古屋大学は9月10日、微生物が一度に多くの化合物を作り出し、その中から目的に応じた分子を使い分ける発酵という方法に学んだ「合成発酵」という概念を提案し、有用な有機分子を迅速に見いだす方法論を確立することに成功したと発表した。

[09:00 9/11]

2014年09月10日(水)

ラスカー賞に森和俊・京大教授

米国で最も権威がある医学賞のラスカー賞(基礎医学部門)の受賞者に、細胞内のタンパク質の品質管理の仕組みを発見した森和俊(もり かずとし)京都大学大学院理学研究科教授(56)が決まった。米国のラスカー財団が9月8日発表した。

[10:10 9/10]

作ったぞ、優れた水素吸蔵特性の新物質

分子が自発的に集まる自己組織化を利用して極めて容易に、2つの分子が1次元で連なった新物質の1次元2量体の合成に、大阪大学大学院理学研究科の高見剛(たかみ つよし)助教と分析機器測定室の川村和司(かわむら かずし)技術職員が成功した。この新物質は室温で極めて優れた水素吸蔵特性を発揮する。既存の単純な物理吸着や化学吸着とは異なる吸蔵方式の可能性があり、将来の水素社会の礎となる水素吸蔵の効率化に新しい道を開く発見として注目される。9月4日付の米科学誌APL Materialsオンライン版で発表した。

[10:09 9/10]

慶応大、テラヘルツ電磁波のリアルタイムベクトル時間波形計測に成功

慶応義塾大学(慶応大)は9月8日、計測時間が0.1秒と極めて高速なテラヘルツ電磁波のベクトル時間波形計測装置を開発したと発表した。

[09:30 9/10]

2014年09月09日(火)

三菱電機、アルジャジーラなどの直接放送サービス向け通信衛星を受注

三菱電機は9月8日、カタールの国営衛星通信事業者「Es'hailSat」より、通信衛星「Es'hail 2」を受注したと発表した。また、併せて、地上局と技術者へのトレーニングサービスも提供する契約を締結したと発表した。

[18:43 9/9]

世界最速冷却の磁気超冷凍機を開発

室温から絶対零度近くの極低温(0.08K=Kは絶対温度ケルビンの略、-273℃)まで2時間以内で冷やす小型の物性測定用冷凍機(ADR、断熱消磁冷凍機)を、東北大学金属材料研究所の青木大(あおき だい)教授らと低温物性装置メーカーの日本カンタム・デザイン(東京)が共同で開発した。通常の冷凍機と異なり、磁気を用いて冷却し、従来の50~100倍も速い世界最速の冷却速度を達成した。簡便な極低温冷凍機として研究現場で新しい材料の開発などに役立ちそうだ。9月5日に東北大学で発表した。

[13:47 9/9]

燃料電池の白金使用量の削減に道開く

燃料電池のコスト削減を可能にする新技術が開発された。触媒として使われる白金の粒径と固体表面上に固定化(担持)する密度を減らす戦略で、燃料電池セルに用いる白金使用量をこれまでの10分の1に削減することに、九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所/工学研究院の中嶋直敏(なかしま なおとし)教授、藤ヶ谷剛彦(ふじがや つよひこ)准教授らが成功した。9月5日の英オンライン科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。

[11:01 9/9]

知床のヒグマはサケを意外に食べない

ヒグマは秋に川を遡上するサケを大量に食べるとみられていたが、知床のヒグマは意外にサケを食べず、栄養源に占めるサケの貢献は5%程度に過ぎないことを、北海道大学大学院農学研究院の森本淳子准教授らが詳しい食性分析で突き止めた。最もサケを利用しやすい知床の結果だけに「衝撃的」と受け止められている。京都大学生態学研究センターの大学院生の松林順さん、北海道立総合研究機構環境・地質研究本部の間野勉課長、ニュージーランド・マッセー大学のAchyut Aryal研究員、北海道大学大学院農学研究院の中村太士教授との共同研究で、クマ類に関する米科学誌URSUS(今年12月発行)に論文を掲載する。

[10:53 9/9]

JAEA、上空から放射性セシウムを可視化できる無人ヘリ用ガンマカメラを開発

日本原子力研究開発機構(JAEA)は9月5日、古河機械金属、東京大学、東北大学と共同で、無人ヘリ搭載用散乱エネルギー認識型高位置分解能ガンマカメラを開発したと発表した。

[09:39 9/9]

2014年09月08日(月)

アルゼンチンで史上最大級の恐竜見つかる - 体重約60tでまだ成長途中

アルゼンチンのパタゴニアで、地上の生物のなかで史上最大級となる新種の恐竜の化石が発見された。米・ドレクセル大学らの研究グループが9月4日付け(現地時間)の英科学誌「Scientific Report」で発表した。

[15:11 9/8]

2014年09月05日(金)

日立鉱山は5億年前の日本最古の鉱床

茨城県北部の日立鉱山の鉱床生成年代は、これまで考えられていた石炭紀前期(約3億2320万年前~3億5890万年前)ではなく、カンブリア紀(4億8540万年前~5億4100万年前)にまでさかのぼり、日本列島最古の鉱床であることがわかった。海洋研究開発機構海底資源研究開発センターの野崎達生研究員と鈴木勝彦上席研究員、東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授が、日立鉱床を構成する硫化鉱物から、レニウム-オスミウム(Re-Os)法で年代を直接決定した結果で、日本列島形成史の新しい手がかりになりそうだ。9月1日付の米科学誌Economic Geologyに発表した。

[10:13 9/5]

外部有識者のみでSTAP論文の調査開始

理化学研究所(理研)は9月4日、STAP細胞論文の疑義に関する本調査を開始したと発表した。6月30日から実施していた予備調査の結果を受けて本調査に入った。外部有識者のみで構成される調査委員会を9月3日設置した。

[10:13 9/5]

LED照明でスマホカメラの盗撮防止

発光ダイオード(LED)照明によるスマートフォン(スマホ)カメラの盗撮防止システムのプロトタイプを、立命館大学理工学部電子情報工学科の熊木武志(くまき たけし)講師らが開発した。可視光を利用して、一定の空間で盗撮を防ぐシステムは世界初という。スマホカメラを使った盗撮は急増しており、その対策に将来役立ちそうだ。9月3日に京都市で実演して発表した。

[10:12 9/5]

わかったぞ、脳が光沢を評価する指標

光沢を評価する脳の仕組みの一端を、生理学研究所(愛知県岡崎市)の小松英彦教授と西尾亜希子研究員らがニホンザルの実験で突き止めた。画像のどのような情報を基に脳が光沢を評価しているかを示す発見といえる。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の下川丈明研究員との共同研究で、米科学誌Journal of Neuroscienceの8月13日号に発表した。

[10:10 9/5]

発生期の大脳皮質の神経細胞移動を解明

ほ乳類の大脳皮質こそは知的活動の源である。その大脳皮質が作られる際、神経細胞が非常に特殊な様式で移動する仕組みの一端を、慶應義塾大学医学部の川内健史(かわうち たけし)特任講師らが解明した。大脳皮質の6層構造を形成する過程を分子レベルで解析した成果として注目される。9月2日付の英科学誌Developmentのオンライン版で発表した。

[10:10 9/5]

2014年09月04日(木)

いつかイルカと会話できるかも? - 東海大がイルカは言葉をまねられると発表

東海大学は9月3日、世界で初めてイルカがヒトの言葉をまねられることを世界で初めて実証したと発表した。

[19:18 9/4]

NASA、ISSへ3Dプリンタを打ち上げると発表 - ISSで部品などの製造が可能に

アメリカ航空宇宙局(NASA)は9月2日、9月19日に打ち上げを予定されている国際宇宙ステーション(ISS)への補給船に3Dプリンタを載せると発表した。

[12:22 9/4]

鉄道総研、大地震や津波に強い盛土構造を開発

鉄道総合技術研究所は9月2日、大地震に対する耐震性に加えて、長時間の津波越流(津波が盛土を越えて流れる現象)が発生しても破壊しにくい鉄道盛土構造を開発したと発表した。

[12:16 9/4]

ミライセンス、何もない空間でものに触れる感覚を再現する技術を開発

産業技術総合研究所(産総研)の技術移転ベンチャー「ミライセンス」は9月2日、何もない空間でものに触れた感触を再現できる「3Dハプティクス技術」を開発したと発表した。

[09:56 9/4]

初の大学発ベンチャー表彰の受賞者決定

科学技術振興機構(JST)は「大学発ベンチャー表彰」の受賞者の5社を決定し、9月2日発表した。文部科学大臣賞には、東京大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授の開発した粒子法シミュレーション技術を基盤としたプロメテック・ソフトウェア(藤澤智光社長)が選ばれた。

[07:00 9/4]

火星有人飛行の設計で慶應チーム優勝

2018年に打ち上げて、男女2人が501日間宇宙船で生活し、火星に着陸せずに、周りを回って地球へ帰還するという設定で、ミッションを設計する国際学生コンテストで、慶應義塾大学と米パデュー大学の学生を中心としたTeam Kanau(チーム・カナウ)が優勝した。

[07:00 9/4]

2014年09月03日(水)

どこでもサイエンス 第32回 スゴイぜ! 彗星探査機「ロゼッタ」

2014年8月。熱いさなかにクール! な宇宙映像が飛び込んできました。彗星探査機「ロゼッタ」によるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の映像です。日本では「はやぶさ2」の機体が完成したことが話題になっていますが、この「ロゼッタ」も負けず劣らずすごい探査機なので、ぜひ知ってくださいませー。

[10:30 9/3]

国際生物学賞に植物分類のクレイン教授

今年の国際生物学賞に、植物分類学のピーター・クレイン米エール大学教授(60)が選ばれた。日本学術振興会の国際生物学賞委員会(委員長・杉村隆日本学士院長)が決定し、9月1日に発表した。

[09:57 9/3]

光合成膜の常識覆し、糖脂質の機能解明

光合成は葉緑体の中の膜で反応が起きる。その光合成膜は普遍的にガラクトースの脂質から構成されており、そのガラクト脂質が光合成に欠かせないと考えられていた。この常識を覆して、グルコースの脂質膜でも光合成ができることを、静岡大学大学院理学研究科の粟井光一郎(あわい こういちろう)准教授らが実証した。光合成の膜に関する研究に刺激を与える成果といえる。東京大学の佐藤直樹教授、東京工業大学の太田啓之教授と共同研究で、9月1日付の米科学アカデミー紀要PNASのオンライン版で発表した。

[09:56 9/3]

結核菌認識して免疫高める受容体発見

結核菌特有の成分を認識して免疫系を活性化するタンパク質を、九州大学生体防御医学研究所の山崎晶(やまさき しょう)教授と千葉大学真菌医学研究センターの西城忍(さいじょう しのぶ) 准教授らが発見した。このタンパク質は免疫を担う樹状細胞の受容体のデクチン2で、結核菌特有の糖脂質のリポアラビノマンナン(LAM)に反応する。この仕組みを利用すれば、結核だけでなく、さまざまな感染症やがんに対するワクチンの効果を高める可能性があるという。8月28 日付の米科学誌Immunityオンライン版に発表した。

[09:56 9/3]

2014年09月02日(火)

慶応大、複数人で同時に3D映像に直接触れられる裸眼3Dディスプレイを開発

慶應義塾大学(慶応大)は9月1日、複数のユーザーが同時に裸眼で3D映像を観察し、触れることのできる3Dディスプレイ「HaptoMIRAGE」を開発したと発表した。

[11:12 9/2]

島津製作所、最高級の感度と空間分解能の電子線マイクロアナライザを発表

島津製作所は9月1日、優れた操作性を維持しながら、最新型のFE(Field Emission)電子光学系の搭載によって、FE-EPMAとして世界最高水準クラスの感度と空間分解能を実現した電子線マイクロアナライザ「EPMA-8050G」を発表した。

[10:44 9/2]

ベンゼンの炭素-炭素結合を室温で切断

非常に安定なベンゼンの「炭素-炭素結合」を室温で切断することに、理化学研究所先進機能触媒研究グループの侯召民(コウ・ショウミン)グループディレクターと島隆則(しま たかのり)上級研究員、胡少偉(フー・シャオウェイ)特別研究員が成功した。従来困難とされていた、ベンゼン環(芳香族化合物)の炭素-炭素結合の切断による新しい物質変換に道を開く成果として注目される。8月28日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

[09:54 9/2]

新しい質量顕微鏡を欧州でも発売

島津製作所(京都市)は8月末から、イメージング質量顕微鏡iMScopeの後継機「iMScope TRIO (アイエムスコープトリオ)」を発売した。新製品は欧州連合(EU)の有害物質使用規制のRoHS指令と安全規制のCEマークに対応しており、従来のアジアに加え、欧州とロシアでも販売を始めた。同社は「質量分析イメージ、光学顕微鏡画像、定性分析というiMScopeの3つの特長をトリオとしてさらに発展させ、国内外のライフサイエンス系の研究機関や製薬会社などでの幅広い用途に向けて市場投入する」としている。

[09:47 9/2]

2014年09月01日(月)

理研、安定なベンゼンの炭素-炭素結合を室温で切断

理化学研究所(理研)は8月28日、多金属のチタンヒドリド化合物を用いて、安定なベンゼンの炭素-炭素結合を室温で切断することに成功したと発表した。これにより、従来困難とされていた、芳香族化合物の炭素-炭素結合の切断を使った新しい物質変換反応の開発への寄与が期待できるという。

[13:10 9/1]

世界を彩る 数学レシピ 第27回 動画配信×数学

あなたは学校の勉強で数学・算数は好きでしたか(好きですか)?。数学なんて社会に出たら役に立たないじゃないか、などと思って勉強してないあなた。大間違いです。社会を、そして世界を形作っているものこそが数学なのです。今回は、そんな身近に存在する数学の謎として、動画と数学の関わりを解き明かします。

[10:00 9/1]

主要11大学が研究基盤の強化を提言

全国の主要な11の研究大学で構成される学術研究懇談会(RU11)は8月26日、「グローバル化時代における我が国の責務としての研究基盤の抜本的強化にむけて」と題する政策提言を発表した。

[09:56 9/1]

遺伝子導入で強靭なクモ糸紡ぐカイコ作製

芥川龍之介が短編「蜘蛛の糸」(1918年)で描いたように、クモの糸は細くて強い。そのクモ糸の遺伝子をカイコに組み込んで、通常より1.5倍も切れにくいクモ糸シルクを作り出すのに、農業生物資源研究所(茨城県つくば市)の桑名芳彦主任研究員と小島桂主任研究員らが成功した。このクモ糸シルクを使って、通常と同じ工程で織物に加工することに初めて成功した。芥川龍之介もびっくりしそうな成果だが、シルクの強度や機能性を高めるのに応用が期待できる。8月27日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

[09:54 9/1]

電導性と磁性が切り替わる有機物開発

固体有機材料のブレークスルーとなる新物質ができた。水素結合ダイナミクスで電気伝導性と磁性を同時に切り替えることができる純有機物質の開発に、東京大学物性研究所の上田顕(うえだ あきら)助教、森初果(もり はつみ)教授らが初めて成功した。この物性切り替えが、熱による水素結合部の重水素移動と電子移動の相関に基づく新しいスイッチング現象であることを解明した。

[09:31 9/1]

2014年08月29日(金)

産総研、分子状ニッケル化合物を用いて二酸化炭素を資源化

産業技術総合研究所(産総研)は8月28日、逆水性ガスシフト反応の触媒活性を有するニッケル錯体触媒を開発したと発表した。

[17:17 8/29]

2014年08月28日(木)

理研、「嫌な出来事の記憶」の「楽しい出来事の記憶」への書き換えに成功

理化学研究所(理研)は8月28日、マウスを対象に、記憶を司る海馬の神経細胞群を光で操作して「嫌な出来事の記憶」を「楽しい出来事の記憶」に書き換えることに成功し、その脳内での神経メカニズムを解明したと発表した。

[17:40 8/28]

風船写真家の岩谷圭介氏によるシネマカメラ宇宙映像がWeb上で公開

風船写真家の岩谷圭介氏は8月28日、シネマカメラを宇宙圏(2万8450m)まで打ち上げ、宇宙と地球の鮮明な映像の撮影に成功し、その映像をインターネット上で公開すると発表した。

[13:10 8/28]

理研が研究不正防止アクションプラン

理化学研究所は野依良治理事長らが8月27日、都内で会見し、「研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプラン」を発表した。この中で、理研のガバナンスの強化、STAP細胞研究の場となった発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の解体的な出直し、研究不正防止策の強化、改革を着実に実行するための第三者によるアクションプラン実施のモニタリング-の4つの柱を掲げた。

[09:51 8/28]

検証でSTAP確認できず、なお継続

理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)でSTAP細胞の検証実験を進めている実験総括責任者の相澤慎一特別顧問と研究実施責任者の丹羽仁史プロジェクトリーダーは8月27日、都内で会見し、検証の中間報告をした。5~7日齢のマウスの脾臓から分離したリンパ球を弱塩酸液に浸して7日間培養する実験を22回繰り返し、一部で細胞塊が見られたが、「論文に報告されたようなSTAP細胞様細胞塊の出現を認めることはできなかった」と説明した。

[09:51 8/28]

未来技術遺産にカメラ付き携帯など49件

国立科学博物館(東京・上野)は8月26日、未来に引き継ぐのにふさわしい重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)に、カメラ付き携帯電話やレンズ付きフィルムなど49件を登録したと発表した。国立科学博物館で9月2日に所有者を招いて登録証と記念盾の授与式、9月2日~9月28日に一部実物も含めパネル展示。同登録制度は日本のすべての科学技術を対象として2008年に始まり、今回で計184件となった。

[09:50 8/28]

カザフで新鉱物発見、丸山電気石と命名

中央アジアのカザフスタンで採取された岩石から、ダイヤモンドと共存し、カリウムを多量に含む特殊な電気石(トルマリン)を、早稲田大学教育・総合科学学術院の大学院生の清水連太郎さんと小笠原義秀教授が発見した。国際鉱物学連合(IMA)が2月に新鉱物として承認し、学名は、この研究を率いた丸山茂徳・東京工業大学地球生命研究所教授にちなみ、マルヤマアイト(maruyamaite、日本名:丸山電気石)と命名された。高圧条件下で形成されるダイヤモンドと共存する電気石は初めての発見で、6月に英科学誌Mineralogical Magazineに発表され、8月には国際鉱物学連合のホームページでも公開された。丸山電気石のタイプ標本は国立科学博物館に保管されている。

[09:50 8/28]

2014年08月27日(水)

宇宙初代の巨大質量星の痕跡を発見

宇宙の歴史の研究で重要な謎解きにつながる成果が発表された。ビッグバン後の宇宙に最初に誕生した巨大質量星(太陽質量の100倍以上)の痕跡をとどめていると考えられる星を、国立天文台の青木和光(あおき わこう)准教授らがすばる望遠鏡(米ハワイ島)で初めて発見した。宇宙初期に誕生して、その後の星々と元素の合成の出発点となった巨大質量星の進化を探る手がかりになりそうだ。甲南大学、兵庫県立大学、米ノートルダム大学、ニューメキシコ州立大学の研究者との共同研究で、8月22日付の米科学誌サイエンスに発表した。

[08:00 8/27]

全固体リチウム-硫黄電池の開発成功

蓄電性能の高性能化に極めて重要な役割を果たす、硫黄正極と金属リチウム負極の全固体リチウム-硫黄電池の開発に、東北大学原子分子材料科学高等研究機構の宇根本篤(うねもと あつし)講師と折茂慎一(おりも しんいち)教授らが成功した。錯体水素化物「水素化ホウ素リチウム(LiBH4)」を固体電解質として使う独自技術を実証し、高エネルギー密度型全固体電池の開発にめどをつけた。次世代の蓄電池開発に道を開く成果として注目される。東北大学金属材料研究所と三菱ガス化学との共同研究で、8月25日付の米物理学会誌Applied Physics Lettersオンライン版に発表した。

[08:00 8/27]

2014年08月26日(火)

東工大と早大が新鉱物「丸山電気石」を発見と発表 - カザフスタンで採取

東京工業大学と早稲田大学は8月25日、共同研究プロジェクトにおいて早稲田大学 地球物質科学研究室の清水連太郎氏および小笠原義秀 教授によって発見された、ダイヤモンドを含む電気石が新鉱物「学名:maruyamaite (日本語名:丸山電気石)」として国際鉱物学連合に承認されたと発表した。

[11:52 8/26]

NIMSなど、同一の光子を放出する単一光子源を固体中に多数作製

筑波大学と物質・材料研究機構(NIMS)は8月21日、ダイヤモンド中のカラーセンターの1つであるSiV-センターを高純度・高結晶性ダイヤモンド薄膜成長時に、極微量の濃度に制御して導入し、単一光子源として作製することに成功したと発表した。

[10:50 8/26]

同じ波長の単一光子源をダイヤに多数作製

高純度・高結晶性ダイヤモンド薄膜成長時に、カラーセンターの一つであるシリコン(Si)空孔(Vacancy)-センターを極微量の濃度(炭素原子1千億~1兆個に1個)に制御して導入し、単一光子源として作製することに、筑波大学の磯谷順一(いそや じゅんいち)名誉教授と物質・材料研究機構の寺地徳之(てらじ とくゆき)主幹研究員らが世界で初めて成功した。ドイツのウルム大学のフェドー・イェレツコ教授らとの日独共同研究で、8月22日の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

[09:20 8/26]
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