【特集】

「Redstone 3」アップデート対応版!! すべてが分かるWindows 10大百科

1 4回目の機能更新プログラム「Fall Creators Update」

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2015年7月のバージョン1507(released in July 2015: Threshold 1)から始まったWindows 10は、2015年11月のバージョン1511(November Update: Threshold 2)、2016年8月のバージョン1608(Anniversary Update: Redstone 1)、2017年4月のバージョン1703(Creators Update: Redstone 2)と3回の機能更新プログラムを経て、バージョン1709=Fall Creators Updateにたどり着いた。本稿は既存の特集記事を補完する形で、最新のWindows 10に関する改善点や変更ポイントを余すことなく紹介する。

本特集記事は、Windows 10リリース時に掲載した、以下の特集記事「~インストールから設定・活用まで~ すべてが分かるWindows 10大百科」の続編として、2017年10月公開のRedstone 3(Fall Creators Update)での改善点、変更点を解説しています。
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【特集】~インストールから設定・活用まで~ すべてが分かるWindows 10大百科
http://news.mynavi.jp/special/2015/windows10/
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Windows 10の、OSそのもののより詳しい情報が必要な場合は、上記リンク先の特集記事もあわせてご覧いただくことをおすすめします。

4回目の機能更新プログラム「Fall Creators Update」

紆余曲折があった「Fall Creators Update」という愛称

当初の予告どおりMicrosoftは、2017年10月17日(日本は18日未明)に4回目の機能更新プログラムとなる「Windows 10 Fall Creators Update」をリリースした。同社は各機能更新プログラムに時節や特徴を表す愛称(?)を付けているが、今回のFallは「秋」を意味する。だが、日本マイクロソフト関係者によれば、Fallには落下や崩壊という意味もあるためか、「我々はFallではない」と南半球のWindowsチームからクレームが入ったという。そのため一時期は改称の噂もあったもが、最終的には現在の名称に落ち着いた。

Windows 10 バージョン1709のバージョン情報。リリース時のOSビルドは16299.15

さて、Windows 10 バージョン1709は大幅な機能拡張を含んでいない。PC使用スタイルを大きく覆すであろうTimeLineは次以降の機能更新プログラムに見送られ、各所で細かい改良を加えた順当なバージョンアップに留まっている。それでもWindows 8.1時代のプレースホルダーを彷彿させるOneDrive Files On-Demandの復活は、ストレージ容量の小さいノートPCなどを利用するユーザーへの福音となるだろう。

OneDriveフォルダーのプロパティダイアログ。約310GBの容量に対して、ストレージ消費は約30GBに収まっている

Windows Mixed Realityのサポートも新たに加わった機能の1つ。もっとも、執筆時点で各ベンダーからWindows Mixed Reality対応デバイスは出揃っていないため、本稿では取り扱っていない。本誌でも随時ニュースやレビューなど最新情報を報告すると思われるので、そちらをご覧頂きたい。

こちらはお使いのPCがWindows Mixed Realityに対応しているか確認する「Windows Mixed Reality PC Check」

写真や動画を整理してストーリーに変換する「Windows Story Remix」は、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの「フォト」に加わったことを確認しているが、先の名称は使用していない。筆者が確認した限りでは、3D効果を適用できるのは動画ファイルに限定され、普段から動画を撮影しない筆者は動作確認に留まっている。スマートフォンなどで撮り溜めた動画をお持ちの方は是非お手元で試してほしい。なお、当たり前だが犬の顔は人物タグとして認識されず、Build 2017で行われた特定人物にスポットライトを当てたストーリー作成を試すことはできなかった。

新しい「フォト」では、動画ファイルに3D効果を加えることで、ユニークなストーリーの作成が可能になる

この他にもFluent DesignやWSL(Windows Subsystem for Linux)の拡充、セキュリティの大幅な強化など、未来に続く機能をWindows 10 バージョン1709は搭載している。また、DPI変更時の再サインイン不用化やCortanaによるWeb検索時のUI変更、Microsoft Edgeもお気に入りをタスクバーへピン留め可能になり、EPUBリーダー機能の強化など、既存機能に対する使い勝手も改善した。

CortanaでWeb検索を行うと、その要約を同じウィンドウ内から確認可能になった

教育分野でのWindows 10利用を踏まえた「UDデジタル教科書体」も新たに搭載した

本稿では数あるWindows 10 バージョン1709の新機能から、エンドユーザーに有益となる機能を中心に取り上げている。また、本稿はGA(一般提供版)前から執筆に取りかかっているため、一部の画面はWindows 10 Insider Preview版が混じっている。機能的な食い違いが発生する部分は差し替えているものの、DPIの関係から文字が欠けている部分はそのままとした。あらかじめご了承頂きたい。それでは本稿がWindows 10 バージョン1709インストール時の暇つぶしや、バージョンアップ後に戸惑う場面に出くわした際の一助になれば幸いだ。

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インデックス

目次
(1) 4回目の機能更新プログラム「Fall Creators Update」
(2) やっと復活した「OneDrive Files On-Demand」
(3) EMETをOSに統合した「Windows Defender Application Guard」
(4) バージョン1709以降も続く「Fluent Design」
(5) RS4へ見送られた「TimeLine」
(6) バージョン1709で削除・非推奨となる機能
(7) 複数ディストリビューションが利用可能になったWSL
(8) 気になる「People Hub」と自動化したゲームモード
(9) 次の"Redstone 4"は2018年3月リリース予定

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