デスクトップやWindowsストアアプリに加わった新機能

Windows 8.1 Updateのデスクトップ環境はマウス操作の向上に伴い、若干の仕様変更が加わっている。最大の変更点はデスクトップにWindowsストアアプリがピン留め可能になった点だろう。前述のようにWindowsストアアプリに対するタイル/アイコンのコンテキストメニューに<タスクバーにピン留めする>が加わり、Windowsストアアプリをデスクトップアプリと並列に操作可能になっている。

さらに「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」ダイアログには、<Windowsストアアプリをタスクバーに表示する>という項目が加わった。こちらはバックグラウンドで動作しているWindowsストアアプリのアイコンを、タスクバーに表示するか否かの設定項目。例えば図18は「ニュース」を起動した状態だが、そのままボタンをクリックすれば、デスクトップに表示される。なお、ピン留めした場合はその限りではない(図18)。

図18: 「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」ダイアログには、<Windowsストアアプリをタスクバーに表示する>という項目が新たに加わった

稼働中のWindowsストアアプリに対してはライブサムネイルも表示される。複数起動が可能なWindowsストアアプリ版Internet Explorer 11の場合、複数のウィンドウを開くとライブサムネイルの数も増えていく仕組みは、デスクトップアプリと同じだ。なお、「ミュージック」のライブサムネイルにはメディアコントロールが加わり、再生や早送りといった操作を直接行える(図19~20)。

図19: Windowsストアアプリのライブサムネイルも表示される

図20: 複数起動可能なWindowsストアアプリの場合、ライブサムネイル数も増える