TMPGEnc Video Mastering Works 5 V5.4.0.100(グラフ48~49)

(株)ペガシス
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次はMedia Encode系ということで、まずはTMPGEnc Video Mastering Works 5の結果を。グラフ48は映像StreamあたりのEncode速度、グラフ49は全映像StreamまとめてのEncode速度を示している。1/2/4 ThreadというのはTMPGEncにおける同時Encode Streamの事である。

さて、まずはグラフ48から。Thread数が少ないときはOverheadが多いためか、Ivy Bridge-EとHaswellがほぼ同程度の性能だが、Thread数が増えるとOverheadが相対的に減る分、効率が良くなるようでIvy Bridge-EがHaswellを突き放す格好になっている。またSandy Bridge-Eと比較しても平均して5~10%性能が向上しているのがわかる。

これは全映像Streamのまとめてのエンコード性能(グラフ49)でも明白で、1 ThreadだとHaswellとIvy Bridge-Eが拮抗しているが、Thread数が増えるとやはりコアの数が明確に効いてくるようで、はっきり性能差が出ている。

このテストではFileringとかは一切行っていない単なるTranscodeのテストだから、実際の運用の結果にはそのまま当てはまらない。とはいえ、例えば予約録画をバッチでTranscode、なんてケースではIvy Bridge-Eは非常に良い選択だと言えそうだ。

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