Metro 2033(グラフ36~41)

THQ Inc.
http://www.metro2033game.com/en

ベンチマーク手順はこちらの通りである。こちらのテストは、最初から平均/最大/最大フレームレート以外に、フレームレート変動のデータも自動的に取得されるので、今回はこちらまで見てみることにした。グラフ36・37は3回のデータの合計、グラフ38~41は各々の解像度における1回目の結果である。

さてまずグラフ36・37を。このゲームは異様にGPU負荷が高いが、それでもRadeon HD 7970は1920×1200ピクセルで30fpsを達成しており、これはなかなかにすごい事である。ただ最大/最小を見てみると、特に最小フレームレートは10fpsを切っているなどあいかわらず辛い事が見て取れる。

またフレームレート変動を見てみるとこれも面白い。一番負荷が高いのは30~35秒あたりの描画で、どのグラフィックスカードでもここが著しく落ち込んでいるのはグラフ38~41から見て取れるが、その前後の盛り上がり方がグラフィックスカードによって異なる事がわかる。またグラフ39が一番顕著だが、スタートから30秒あたりまでの傾向は解像度によって次第に変わってゆく感じである。1280×1024ピクセルではRadeon HD 7970のみが最初から右下がりになっているが、グラフ40・41では全グラフィックスカードが同じ傾向を示している。このフレームレートの変動を見ていると、単純にどれが一番高速とは言いにくいのだが、殆どのケースでRadeon HD 7970はRadeon HD 6970を明確に上回っており、GeForce GTX 580と比較しても悪くない性能、とは言えると思う。