3DMark11 v1.0.1/1.0.2(グラフ50~53)

FutureMark
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今回ベンチを実施している最中にv1.0.2がリリースされた3DMark11である。こちらもProfileはEntryに固定した。ちなみに3DMark11はDirectX 11専用ということでGMA 3000は稼動しないため、これはグラフから外している。

さてグラフ50がOverallであるが、Physics Scoreで大差がついているにも関わらず、OverallではGeForce GT 555に勝っているのは流石、といっていいと思う。またここではCrossFireの効果も明確に出ており、たとえばGraphics Scoreでは1424→2206.7だから50%以上の性能改善である。

ところで3DMark11のv1.0.2であるが、更新項目はこちらにある通りである。で、このv1.0.1とv1.0.2ではスコアに互換性がある、なんて話があったのだが、たまたまLlanoではv1.0.1のデータも取ってあり(グラフ51)、見比べてみると微妙にスコアが異なる。で、LlanoのCrossFire有効の場合(グラフ52)と無効の場合(グラフ53)の実際のデータを比較してみると、CombinedやGraphics 1~4の結果はおおむね同等であるが、Physicsのスコアが大幅に変わっている。やはりPhysics EngineのBullet libraryのバージョンを変更したのは性能に影響しているようで、この結果として3DMarkのスコアに互換性は無いと見なしたほうが良い。古いデータを混在させる場合は注意が必要であろう。