小まとめ

ということで"ベンチマークその2"ではCPU側の機能を比較してみた。大雑把に言えば、CPUの性能そのものは悪くないと言える。消費電力を低めに抑えつつ、最大3.6GHzまで廻るから、Single Thread性能が必要なケースでは性能がきっちり確保できるし、Windows 7環境ではHyper-Threadingも上手く使ってくれるので、アプリケーション性能もそれなりに確保される。

問題はメモリコントローラが異様に遅い事だろう。Nehalem(というか、Lynnfield)のCore 2に対するアドバンテージの一つがこのMemory Bandwidthであるが、Clarkdaleではこれが一切期待できない。ここをどう判断するか、がLynnfieldを選ぶかClarkdaleを選ぶかの分かれ道になりそうだ。