拡大表示方法が充実した「拡大鏡」

最後に「拡大鏡」にも触れておこう。本来視覚障害を持つユーザーのために用意された機能だが、意外にも視力が落ちてきた年配層にも人気が高かったと言う。だが、Windows Vistaの拡大鏡は、拡大表示領域が固定されていたため、決して使い勝手のよいものではなかった。Windows 7の拡大鏡は、拡大表示方法が全画面表示モードとレンズモードを加えた3種類となり、ユーザビリティが格段に向上している。用途は様々だが、デスクトップ解像度の向上に伴い、拡大鏡の有用性は今後も高まるだろう(図532~533)。

図532: [Win]+[+]キーで起動する「拡大鏡」。拡大表示方法が全画面表示モードとレンズモードを加えた3種類に増え、見やすくなっている

図533: 「拡大鏡」を終了するには、虫メガネアイコンをクリックすると表示されるダイアログの<×>ボタンをクリック