では演算性能への寄与は? ということで、グラフ69~72にSandraのDhrystone/Whetstone/Multi-Media/Cryptgraphyの各テスト結果を示すが、殆ど性能向上の効果は無い。これはもう少し実アプリケーションに近いPCMark Vantage(グラフ73)や、3DMark Vantage(グラフ74)でも同じである。環境の違いもあってか、絶対的なスコアは大きく違うが、傾向的には以前のPhenomの際の結果とほぼ同じと考えてよいだろう。

結論から言えば、ごく一部のアプリケーションにはGanged Modeが期待できるが、デスクトップ向けの大半のアプリケーションでは相変わらず効果なし、というあたりに落ち着くだろう。