ユーザインターフェイスの変更に伴い、Officeアプリケーションのメニューバーはシンプルなデザインに一新された。これはこれで使いやすいものだが、利用頻度が高いユーザの場合、ここにあったはずの○○がない、といったことが起こりがち。

たとえば、Excel 2008標準のツールバーでは、カットボタンが省略されている。メニューバーとショートカットキーからは変わらず操作できるものの、ツールバー主体で作業していたユーザは混乱するはず。Word 2008に至っては、コピー / ペーストボタンすら取り払われている。

ボタンをツールバーへドラッグ & ドロップすれば追加できる

新しいツールバーに抵抗を感じる場合には、ツールバーをカスタマイズするといいだろう。メニューバーから[表示]→[ツールバー/メニューのユーザ設定...]を選択、現れた画面で「コマンド」タブを選択し、目的のボタンをツールバー上までドラッグ & ドロップすればOK。水色の縦棒を目印にすれば、既存のボタンの間へ追加することも可能だ。削除したいときには、ツールバーの外へボタンをドラッグ & ドロップすればいい。

罫線や書式設定などのツールバーを常駐させる場合には、「ツールバー/メニューのユーザ設定」画面の「ツールバー/メニュー」タブを利用する。表示したい項目左端のチェックボックスをONにすれば、ただちにツールバーが現れるはずだ。

チェックボックスをON/OFFすれば、ツールバーを追加/削除できる