【特集】

詳解! Dojo Toolkit 1.0(Dijit編) - ウィジェットプログラミングのツボ

2 DijitでHello World! - マークアップ版(1)

    白石俊平  [2008/01/15]

    Dijitとは

    Dijitは、一言で言うとDojoが持つUIフレームワークだ。非常に多くのUIウィジェットが提供されているのみならず、拡張も容易なように設計されている。しかも、他の多くのAjaxフレームワークとは異なり、マークアップのみでUIウィジェットをページに貼り付けられるという点も大きな特徴だ。

    Dijitの基本はマークアップ

    では、Dijitの基本を学んでいこう。図2のサンプルは、ボタンを押すとアラートで「Hello World」を表示するだけのものだ。

    図2 Hello Worldを表示するプログラム

    単純なプログラムであるが、Dijitを理解するための要素がふんだんに盛り込まれているので、しっかり解説していきたい。とくに、マークアップを用いてウィジェットを配置するというDijitのプログラミング手法は、Dijitの大きな利点だ。リスト1にそのソースコードを示す。

    リスト1 hello.html

        <html>
        <head>
        <title>Hello, Dojo!</title>
        <meta http-equive="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8"/>
        <!-- (1) dojo.jsの読み込み。djConfigに注目! -->
        <script src="../js/dojo/dojo.js" djConfig="parseOnLoad: true">
        </script>
        <!-- (2) CSSを読み込み -->
        <style type="text/css">
          @import "../js/dojo/resources/dojo.css";
          @import "../js/dijit/themes/tundra/tundra.css";
        </style>
        <script type="text/javascript">
          <!-- (3) dojo.parserモジュールの読み込み -->
          dojo.require("dojo.parser");
          <!-- (4) 使用するウィジェットを読み込み -->
          dojo.require("dijit.form.Button");
        </script>
        </head>
        <!-- (5) テーマの指定 -->
        <body class="tundra">
          <!-- (6) ボタンの貼り付け -->
          <div id="button" dojoType="dijit.form.Button"
            label="クリックして!"
            onClick="alert('こんにちは!');">
          </div>
        </body>
        </html>
    

    まずは詳しい説明を抜きにして、「(6) ボタンの貼り付け」の部分を見ていただきたい。特殊な属性「dojoType」を付与したdivタグを配置しているが、この部分が画面上のボタンに対応する。これが、Dijitで行う「マークアップスタイルのUIプログラミング」の基本だ。このように、簡潔なマークアップでUIの構造を定義するためには、次ページで説明するようないくつかの手順を踏む必要がある。

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