【特集】

AMD新プロセスの真実 - 65nm版Athlon 64 X2、キャッシュの謎に挑む

1 L2キャッシュが遅い? 噂の真相を確かめる

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つい先日、3GHz動作のAthlon 64 X2 6000+のレポートをお届けしたすぐ後でやるのもアレか、という気もするのだが、やっと手元に65nmプロセスのAthlon 64 X2が廻ってきた。そこで65nmプロセスのAthlon 64 X2の性能をちょっと確認してみたいと思う。

絶妙な動作周波数

昨年12月に発表された65nm SOIを使うAthlon 64 X2であるが、モデルナンバーは4000+ / 4400+ / 4800+ / 5000+の4つ。当初は少し高めといった価格であったが、2月14日の価格改定後はかなりお値打ち感の強いものになった。2月末における価格は概ね、

  • 5000+ \28,000強
  • 4800+ \29,000弱
  • 4400+ \23,000弱
  • 4000+ \19,000強

といったあたりで、5000+ですら3万円でお釣りがくる程度だから、お手頃感は高い。

さてそのAthlon 64 X2であるが、90nmまでは1MB L2キャッシュと512KB L2キャッシュの2種類が混在していたが、65nmでは512KB L2キャッシュに一本化されてしまった。その代わり、65nmプロセスからは動作周波数が100MHz刻みとなっている。このあたりをまとめたのが表1であるが、要するに4000+ / 4400+ / 4800+については、L2キャッシュが512KBに減った代わりに動作周波数が100MHz上がる、という形になっており、これによりモデルナンバーの整合性を取った形だ。

表1

こうなると、この3製品について「損得勘定はどうか?」という疑問は当然出てくることになる。そこで、これを90nmの同モデルナンバーの製品と比較してみるというのが、最初の目的である。

もう一つは、「同一周波数・同一L2キャッシュ同士ではどうか?」という話。今回の場合、5000+に関しては90nm、65nm共に2.6GHz / 512KBとしてラインナップされているが、これの性能差を比較するというのが2つ目の目的である。国内外のメディアで、既にL2キャッシュのアクセスが遅いといった話が出ており、これが本当かどうか、仮に本当ならどの程度の差があるのか、を改めて確認してみたいと思う。

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インデックス

目次
(1) L2キャッシュが遅い? 噂の真相を確かめる
(2) ベンチマーク環境
(3) ベンチマーク - Sandra XI
(4) ベンチマーク - PCMark05
(5) ベンチマーク - SYSMark2004SE
(6) ベンチマーク - CineBench 9.5 / ScienceMark 2.0
(7) ベンチマーク - 3DMark06
(8) Game Benchmarks - 総合
(9) Game Benchmarks - Far Cry / F.E.A.R.
(10) Game Benchmarks - Half-Life 2 / Prey
(11) Game Benchmarks - Quake 4 / Splinter Cell
(12) エンコードベンチマーク
(13) 消費電力
(14) Latency比較その1 - CPU-Z 1.38
(15) Latency比較その2 - RightMark Memory Analyzer 3.72
(16) Barcelonaへの架け橋

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