【特集】

~インストールから設定・活用まで~ すべてが分かるWindows Vista大百科

68 バックアップと復元センター

    米田聡  [2007/01/30]

    Windows Vista Business / Ultimate / Enterpriseには、Windowsのフルバックアップが可能なWindows Comlete PCバックアップが備わっている。この機能を使うとクラッシュや再インストールなどで失われた、設定やアプリケーションの状態、ファイルなどすべてを簡単に復旧できる。いままで面倒な思いをしてきた復旧が楽に行えるわけで、この機能のためだけにBusinessやUltimateを選んでも損はないかもしれない。以降に、バックアップや復元を行うバックアップと復元センターの活用法を紹介していこう。

    ファイル単位のバックアップ

    ファイル単位のバックアップは、すべてのWindows Vistaに備わっている。コントロールパネル→システムとメンテナンス→「バックアップと復元センター」を開こう。

    バックアップと復元センター

    ファイルのバックアップをクリックするとバックアップウィザードが始まる。まずメディアの選択だ。

    バックアップメディアの選択

    メディアはCD/DVD、HDD、ネットワーク上の別のコンピュータが選択できる。都合に合わせてメディアを選択しよう。

    バックアップ元の選択

    この画面でバックアップしたいファイルの種類を選択する。ファイルのバックアップはドキュメントフォルダ以下のファイルを対象としているので、バックアップを取りたい種類にチェックを入れていけばいい。<他のファイル>を選択すると、システムファイルや実行ファイルを除く、すべてのファイルがバックアップできる。

    バックアップスケジュールの設定

    次の画面でバックアップスケジュールを設定する。HDDやネットワークをバックアップ先に利用しているのなら、適度な間隔でスケジュールを組んでおくといいだろう。初回バックアップ時以外は差分で保存されるためバックアップは高速だ。

    以上でファイルのバックアップが始まる。バックアップを取ったメディアは大切に保管しておこう。なお、リストアは復元センターの<ファイルの復元>で簡単に行える。

    Windows Complete PC バックアップ

    復元センターで<コンピュータのバックアップ>をクリックしよう。

    バックアップ先の選択

    画面例のようにバックアップメディアを選択する。Windows Complete PCバックアップで選択できるのはHDDかDVDメディアだ。十分に余裕があるUSB接続のHDDなどを所有しているユーザーは、それにバックアップすれば高速に処理できるだろう。DVDメディアの場合は複数枚が必要になる。

    バックアップ開始

    DVDメディアを選択した場合、画面例のようにおおよその枚数が表示される。これはあくまで目安なので、若干多めにメディアを用意しておいた方がよい。

    以上のようにして作成したWindows Complete PCバックアップは、システムの復元を使ってリストアできる。復元の起動方法は次の2種類だ。

    起動時に[F8]キーを押す

    Windowsを改めてインストールし直した状態なら、起動時に[F8]キーを押し、表示される詳細ブートオプションメニューから<コンピュータの修復>を選択する。キーボード種を設定した後、<回復オプション>で<Windows Complete PC復元>を選択すればいい。

    なお、インストール済みのWindows Vistaで復元を行う場合、現状のWInodws Vistaは上書きされ、Windows Complete PCバックアップで保存していた状態に書き換えられるので、その点は注意していただきたい。

    インストールDVD/CDを利用する

    PCをDVD/CDから起動できるようBIOSを設定し、インストールDVD/CDをドライブに入れてPCを起動する。言語設定の後、<コンピュータの修復>を選択して先に進み<システム回復オプション>メニューで<Windows Complete PC復元>を選択すればいい。この方法なら、まっさらのHDDに対してもWindows Complete PCバックアップの状態に戻せる。

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