【特集】
筆者が常用しているエディタ、ブラウザ、メールクライアントなどはWindows Vistaで正常に動作している(後述するように一部、問題があるものもある)が、過去のソフトの中にはまったく動作しないものもあるとされている。そのためWindows Vistaは、特定のソフトを過去と互換性のある環境で動作させる互換モードを備えている。
ソフトを起動させる<スタート>メニューの項目か、ソフト本体、もしくは実行ファイルへのショートカット(普段、ソフトを起動させるいずれかのアイコン)を右クリックしてプロパティを開き、<互換性>タブを開こう。
<互換モードでこのプログラムを実行する>をチェックすると、画面例のようにWindows 95以降の過去のWindowsとの互換モードが選択できる。動作しないソフトがあったなら、この機能を試してみると良いだろう。
また、一部のソフトではテーマ(特にAero)の影響で画面が崩れるなどする場合もある。そのような時には、<視覚テーマを無効にします>にチェックを入れてみるといい。
画面例のように視覚テーマをオフにすると、そのソフトのみWindowsスタンダードまたはクラシックに近いユーザーインタフェースデザインに切り替わる。
<デスクトップコンポジションを無効にする>はウィドウのタイトルバーや枠の視覚効果をオフにするオプションだ。ウインドウの枠などの視覚効果が動作に影響を与える古いソフトではチェックをオンにしてみるといい。
<高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする>は、コントロールパネル→個人設定→フォントサイズの調整で、設定しているDPIスケールを無効にする設定だ。
「DPIスケールの設定」で大きなフォントにしていると正常に動作しない(たとえばウインドウの枠から文字がはみ出るなど)する場合があるため、この<互換性>タブにDPI設定を無効にする選択肢が用意されているわけだ。
<管理者としてこのプログラムを実行する>をオンにすると、このソフトに限り自動的に管理者権限で起動するようになる。古いソフトでは無条件に管理権限を必要とするものがあるために、この選択肢が用意されている。
なお、<互換>タブの設定では修正しきれない、細かな不具合もあるようだ。たとえば、次のダイアログを見てほしい。
このダイアログはMozilla Firefox(メールクライアント)の設定ダイアログの一部だが、ダイアログ内部の右側が表示領域からはみ出してしまい、設定できなくなっている。これは、おそらく設定ダイアログのサイズを決め打ちしているためだろう。Windows Vistaでは標準のフォントとしてメイリオが使われるため、従来のMS UIゴシック系に比べサイズが大きく、その影響が現れたものと思われる。こうした細かな不具合はソフトの修正を待つしかなさそうだ。
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