【特集】

~インストールから設定・活用まで~ すべてが分かるWindows Vista大百科

34 パフォーマンスの情報とツール(4)

米田聡  [2007/01/30]

パフォーマンスの詳細ツール

パフォーマンスの情報とツールの左ペインで<詳細ツール>をクリックすると、パフォーマンスに関連するさまざまなツールのメニューが現れる。

パフォーマンスの詳細

画面デザインなど、他項で説明しているツールもあるので、これらの中から重要と思われるツールに絞って使い方を説明していこう。

パフォーマンス関連のイベントログ

<パフォーマンスの詳細をイベントログで表示>を選択すると、イベントログのうち、パフォーマンス検査のログを閲覧できる。

パフォーマンス関連のイベントログをチェック

Windowsのパフォーマンスが極端に低下したとき、その原因がログから分かる場合がある。たとえば、筆者のPCでは頻繁にエクスプローラのパフォーマンスが低下したというログが残っていた。これはメモリ不足によるものと推測できる。

なお、<イベントログのヘルプ>をクリックするとマイクロソフトのサイトが開き、イベントIDに対応するドキュメントが読めるようだが、原稿執筆時点ではほとんどの項目が準備中となっており、読むことができなかった。

信頼性とパフォーマンスモニタ

「信頼性とパフォーマンスモニタ」はタスクマネージャからも開けるツールだ。

信頼性とパフォーマンスモニタ

管理コンソールに実装された強力なシステムモニタで、パフォーマンスと信頼性に関するさまざまな情報を視覚的に確認できるよう工夫されている。画面例はリソースをグラフでモニタできると同時に、CPU、ネットワーク、メモリなど各項目の状態を詳細な数値データとしてモニタできる。

パフォーマンスモニタ

左ペインの<パフォーマンスモニタ>を選択すると、Windows XPにもあったパフォーマンスモニタの機能強化バージョンが開く。CPU、メモリなど個別の項目を折れ線グラフ(注 : グラフ種は変更可能)でモニタできるツールだ。デフォルトではプロセッサ使用量(プロセッサ時間)だけが登録されているが、メインメニューにある<操作>→<プロパティ>を開き、<データ>タブでプロセッサ以外の項目を追加、あるいは削除できる。

「パフォーマンスモニタのプロパティ」。<追加>ボタンを押す

左の選択肢からグラフに追加したい項目を選び、<追加>ボタンを押す

「信頼性モニタ」はWindows Vistaがエラーを発生した頻度など、信頼性に関する過去の記録を視覚的に確認できるツールだ。

「信頼性モニタ」。視覚的に信頼性に関する情報を確認できる

アプリケーションエラーやWindowsそのもののエラーの頻度、発生した日付や発生件数がグラフで示される。また、下段には操作の内容の記録が残されるので、どのようなケースでエラーが発生しているのか原因を究明しやすくなっている。PCが安定しないような場合、このツールが役に立つだろう。

ディスク デフラグツール

ファイルの断片化は、従来のWindowsと同じようにパフォーマンスの低下に直結する。Windows Vistaではスケジュールを組んで定期的にデフラグを実行させられる。

「ディスク デフラグツール」

<スケジュールの変更>ボタンを押すとデフラグスケジュールの設定が可能だ。PCをオンにし続けて利用している人、あるいは使用しない時にスリープさせているユーザーは、深夜などにデフラグのスケジュールを組み、自動実行するとファイルの断片化によるパフォーマンスの低下を避けられるはずだ。

デフラグのスケジュールを設定できる

システムの正常性のレポートを作成

信頼性モニタで、システムの安定性を視覚的に確認できると述べたが、より詳細な情報を知りたい時には、この<システムの正常性のレポートを生成>を利用するといい。

システムの正常性のレポートを作成する

起動すると画面例のように調査が実行され、およそ1分後にレポートが示される。

詳細なレポートが表示される

この画面例のように「何がどのように異常を起こしたか」や、原因が分かっている場合はエラーの原因が表示される。レポートはHTMLファイルでエクスポートでき(<ファイル>メニューから選択)、PCが不安定な時の分析に役に立つはずだ。

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