【特集】

~インストールから設定・活用まで~ すべてが分かるWindows Vista大百科

17 Windows XPとのデュアルブート環境(1)

    米田聡  [2007/01/30]

    Windows XPを維持しつつ、Windows Vistaをクリーンインストールしてデュアルブートにし、徐々に移行しようと考えている読者も少なくないだろう。Windows VistaはVistaを含む他のWindowsとのデュアルブート環境をサポートするが、1章で述べたようにブートローダーが変更されたため、Windows XP当時のような方法ではデュアルブートのカスタマイズができなくなっている。そのあたりを含めてデュアルブートの構築方法を紹介していこう。

    過去のWindowsがインストールされたPCにWindows Vistaをインストールする

    Windows XPや、それ以前のWindowsがインストールされたPCで、別パーティションまたは別ドライブにWindows Vistaをインストールするというのが、もっとも一般的なパターンだろう。この場合、Windows Vistaのインストーラは過去のWindowsを検出して、自動的にデュアルブートの設定を行うので、特にユーザーがインストール時に何かを行う必要はない。

    インストールが完了すると、画面例のようなブートメニューが起動時に現れるので、起動させたいWindowsを選べばいい。ブートメニューのカスタマイズ方法は、後述のカスタマイズを参照していただきたい。

    Windows Vistaの起動メニュー

    Windows VistaをインストールしたPCにWindows XPをインストールしてデュアルブート

    いったんはWindows Vistaをクリーンインストールしたものの、後からWindows XPも必要になったというケースもありえる。

    すでに述べたように、Windows VistaにはVirtual PC Express (仮想PC)が提供されているため、過去のWindowsを仮想マシンにインストールする方法もある。Windows 9x / Meのような古いWindowsなら仮想マシンの下でも十分に実用になる速度で実行できるので、仮想PCにインストールしてしまった方がいいだろう。だが、Windows XPは仮想マシンの下では快適とはいえず、ノーマルなインストールが望ましいケースが多いかもしれない。

    Windows Vista→Windows XPの順でインストールすると、Windows XPのインストーラが起動ドライブのMBR(マスターブートレコード)を書き換えてしまうため、Windows Vistaが起動しなくなってしまう。その修正方法を含めて、Windows XPを後からインストールする場合の手順を紹介しよう。

    (1) Windows Vistaインストール時にパーティションを作成する

    Windows XPを別ドライブにインストールするのなら、Windows Vistaに全領域を割り当てても構わないが、1台のドライブにWindows VistaとWindows XPをインストールするのなら、Windows XP用のパーティションが必要だ。

    クリーンインストールで紹介したように、Windows Vistaはインストール途中でインストール先を聞いてくる。

    インストール先の設定

    このとき、既存パーティションの削除や、新規パーティションの作成が可能だ。新規に作成するのなら、下欄の<新規>をクリックしよう。

    インストール先の指定でパーティションの編集が行える。新規パーティションを作成してみる

    すると新規に作成するパーティションサイズを聞いてくる。適当な値を入力し、<適用>ボタンを押す。

    パーティションサイズを聞いてくるので適当な値を入力しよう

    すると画面例のようにパーティションが作成される。Windows Vistaをインストールするパーティションを選択して先に進めれば、指定したパーティションにWindows Vistaがインストールされる。

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