【特集】
Windows XPを維持しつつ、Windows Vistaをクリーンインストールしてデュアルブートにし、徐々に移行しようと考えている読者も少なくないだろう。Windows VistaはVistaを含む他のWindowsとのデュアルブート環境をサポートするが、1章で述べたようにブートローダーが変更されたため、Windows XP当時のような方法ではデュアルブートのカスタマイズができなくなっている。そのあたりを含めてデュアルブートの構築方法を紹介していこう。
Windows XPや、それ以前のWindowsがインストールされたPCで、別パーティションまたは別ドライブにWindows Vistaをインストールするというのが、もっとも一般的なパターンだろう。この場合、Windows Vistaのインストーラは過去のWindowsを検出して、自動的にデュアルブートの設定を行うので、特にユーザーがインストール時に何かを行う必要はない。
インストールが完了すると、画面例のようなブートメニューが起動時に現れるので、起動させたいWindowsを選べばいい。ブートメニューのカスタマイズ方法は、後述のカスタマイズを参照していただきたい。
いったんはWindows Vistaをクリーンインストールしたものの、後からWindows XPも必要になったというケースもありえる。
すでに述べたように、Windows VistaにはVirtual PC Express (仮想PC)が提供されているため、過去のWindowsを仮想マシンにインストールする方法もある。Windows 9x / Meのような古いWindowsなら仮想マシンの下でも十分に実用になる速度で実行できるので、仮想PCにインストールしてしまった方がいいだろう。だが、Windows XPは仮想マシンの下では快適とはいえず、ノーマルなインストールが望ましいケースが多いかもしれない。
Windows Vista→Windows XPの順でインストールすると、Windows XPのインストーラが起動ドライブのMBR(マスターブートレコード)を書き換えてしまうため、Windows Vistaが起動しなくなってしまう。その修正方法を含めて、Windows XPを後からインストールする場合の手順を紹介しよう。
Windows XPを別ドライブにインストールするのなら、Windows Vistaに全領域を割り当てても構わないが、1台のドライブにWindows VistaとWindows XPをインストールするのなら、Windows XP用のパーティションが必要だ。
クリーンインストールで紹介したように、Windows Vistaはインストール途中でインストール先を聞いてくる。
このとき、既存パーティションの削除や、新規パーティションの作成が可能だ。新規に作成するのなら、下欄の<新規>をクリックしよう。
すると新規に作成するパーティションサイズを聞いてくる。適当な値を入力し、<適用>ボタンを押す。
すると画面例のようにパーティションが作成される。Windows Vistaをインストールするパーティションを選択して先に進めれば、指定したパーティションにWindows Vistaがインストールされる。
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