とりあえず、接続を開始。TopTenはアンテナ部分と電源部との2ピース構成だ(TT2は電源部がないため1ピース構成)。アンテナ部分と電源部を接続するための同軸ケーブルと、電源部とテレビ(またはチューナー)部分を接続するための同軸ケーブルが付属する。また、TopTenは屋外への設置も可能となっており、4C用の接栓や同軸ケーブル用の防水キャップも付属する(接栓は4C用なので、5Cのケーブルを使用する際には別に用意する必要がある)。また、DCT10とテレビの間はDケーブルと音声ケーブルで接続した。

DCD10には、D端子以外に、HDMI端子やS/コンポジット端子も装備される

まずは、これで実際に受信できるのかどうか、まずはアンテナ部分を室内に置いた状態で試してみた。アンテナレベルは44dB程度。しかし、この状態ではブロックノイズがひどくて、視聴には耐えられる状態ではない。35dB以上ならば映ると言われているのだが、どうもこの家では、ノイズのレベルが高いようだ。ということで、アンテナ部分をベランダに置いてみる。この状態でのアンテナレベルは57dB前後。アンテナの向きを調整することで、ブロックノイズもなく、全チャンネルがクリアに受信できた。

しかし、アンテナ部分をベランダに置きっぱなしというわけにもいかない。現在、ベランダの手すり部分にBS用のアンテナが取り付けられている。TopTenには、BSとCS 110°のアンテナからの信号を混合させる機能が付いている。つまり、これを使えば、現在BSアンテナ用に設置されている引き込み用の配線1本だけで、地デジとBSの両方を受信できるようになるというわけだ。ということで、新たにマストを購入してきて、TopTenをBSアンテナのそばに取り付けた。電源部までは、元からあった10m強のケーブルで接続されている。

ところが、単にベランダに置いた状態の時にはクリアに受信できた地デジ放送が、今度はブロックノイズが多く、チャンネルによっては映らないという状態になってしまった。これはおそらく、BSアンテナから室内に引き込むために使用されているケーブルに問題があるのだろうと思う。そんなこんなで、1日目は終了である。翌週の再起を誓って、いったん引き上げることにした。

屋内にアンテナを設置したところ、ほとんど映らない

アンテナをベランダに出すと、受信が可能になった

TopTenとBSアンテナDCD10は、1honnnoケーブルで接続することが可能

マストを取りつけ、TopTenを設置下が、この状態ではチャンネルによってブロックノイズが出たり映らなかったりする