Radeon HD 2400(RV610)シリーズ/Mobility Radeon HD 2400シリーズ~US$99未満の低価格DirectX 10/SM4.0GPU

HD 2600シリーズ同様に、HD 2400シリーズもデスクトップ版とノートPC版は同一アーキテクチャとなる。HD 2400シリーズはバリュークラス/エントリークラスに分類され、Radeon X1300/X1400シリーズからの置き換えとなる。

ラインナップは、デスクトップ版がHD 2400 PRO(下位)とHD 2400 XT(上位)、ノートPC版がHD 2400(下位)とHD 2400 XT(上位)という構成になっている。

トランジスタ数は1億8000万。製造プロセスはTSMCの65nm-G+となる。同じバリューセグメントのNVIDIAのGeForce 8600/8500が80nmプロセスだったので、このクラスでもAMDは先行した形となっている。

コアクロックはデスクトップ版のHD 2400 PROが525MHz、HD 2400 XTが700MHz、ノートPC版のHD 2400が350~450MHz、HD 2400 XTが500~600MHz。消費電力はHD 2400 XTでチップ単体で25W~30W程度だとのこと。

汎用シェーダは40基。テクスチャユニットは4基。レンダーバックエンドも4基だ。

ビデオメモリタイプはDDR2、GDDR3に対応。ノートPC版は製品によって変わってくる見込みだが、デスクトップ版はGDDR3の場合は256MB、DDR2の場合は128MBあるいは256MBのコンフィギュレーションで製品が投入される見込みだ。

ビデオメモリクロックはデスクトップ版がデータレート800~1600MHz、ノートPC版が800~1400MHzとなる。ビデオメモリバス幅はデスクトップ版、ノートPC版共に64ビットとなっている。

デスクトップ版のビデオカード製品としての価格レンジはUS$99未満とされ、かなり安価な製品として市場に提供される見込みだ。

デスクトップ版のHD 2400 XTはNative CrossFireに対応し、HD 2400 PROの方はPCI-Expressバスを介したCrossFireに対応する。

バリューセグメントの上位モデルの「Radeon HD 2400 XT」。Native Cross Fireに対応する

バリューセグメントの下位モデル「Radeon HD 2400 PRO」。ファンレス仕様。CrossFireにも対応