【特集】

Java + RubyのJRuby - EJBからSwingまでRubyからJavaを使い倒す

1 JRubyとは?

安井力
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JRubyとは、Javaで実装したRubyの処理系だ。オープンソースプロジェクトとして、Charles Nutter氏Thomas E Enebo氏を中心として開発が進んでいる。執筆時点での最新の安定版リリースは0.9.8、5月の"2007 JavaOne Conference"で1.0が正式にリリースされる予定だ。

まずは、JRubyの特徴を紹介しよう。

  • Rubyの言語仕様に準拠している:

    Ruby1.8.5を元に、一部未実装や問題がある機能もあるものの、言語仕様を非常に互換性高く実装している。またRubyの標準ライブラリやgems(Rubyのライブラリなどをインストールするためのツール)についてもほとんどが含まれており、Rubyのプログラムの多くがJRuby上で正常に動作する

  • JVM上で動作する:

    JRuby自体は100%Javaで実装された処理系である。したがって、実行するためにはJavaVMがあればよいため、Javaが動作する環境ならどこでもRubyプログラムを動かすことができる(コラム「プラットフォームとしてのJava」参照)

  • Javaプログラムと連携できる:

    JRubyを使えば、Rubyで書いたプログラムからJavaのオブジェクトを利用したり、逆にJavaプログラムからRubyのスクリプトを実行したりすることができる

本稿ではJRubyの使用方法を簡単に説明してから、3番目のJavaプログラムとの連携について、J2EEサーバー、EJBとの連携に焦点を絞ってコード例を紹介する。JRubyでRubyプログラムを動かす方法などは、別記事を参照してほしい。なおRubyそのものの文法などは詳しく解説しないが、Rubyの知識がなくともソースコードを読めば内容はほぼ理解できるはずだ。

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インデックス

目次
(1) JRubyとは?
(2) コラム - プラットフォームとしてのJava
(3) JRubyを動かしてみる
(4) jrubyとjirb
(5) JRubyからJavaクラスを使う
(6) SwingAPIを使ってGUIアプリケーションを動かす
(7) コラム - Javaクラスの指定方法
(8) 例外のハンドリング
(9) JRubyとEJB
(10) データベースアクセスのEJB
(11) 複数テーブルの変更とトランザクション
(12) JRubyによるトランザクション制御
(13) MDBとJMSメッセージ送信
(14) JRubyを使い始める
(15) JavaとJRubyの使い分け
(16) Rubyな理由(1)
(17) Rubyな理由(2)
(18) Rubyな理由(3)

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