【特集】
親要素に横幅が指定されているとき、IEでは親要素の横幅に納まらない要素の回り込みが解除されるという問題が発生する。サンプルソース5-4-1では、親要素となる<div id="container">の横幅を300ピクセルに指定し、水色の背景色と青い罫線を指定している。この中には、floatプロパティを指定した文章Aと、文章Bを記述している。文章Aの横幅は100ピクセル、文章Bの横幅は300ピクセルに指定しているため、横幅の合計は400ピクセルとなり、親要素の横幅よりも大きくなる。
このソースをブラウザで表示すると、IE6では<div id="container">の横幅が中身に合わせて大きくなり、文章Bの回り込みは解除されていることがわかる。一方、IE7 beta2では、<div id="container">の横幅は指定したサイズで表示されているものの、文章Bの回り込みは解除されている。なお、Firefoxで表示した場合、<div id="container">の横幅は指定したサイズで表示され、文章Bも文章Aに回り込んだ形で表示される。
フロート要素の前に他のフロート要素が記述されている場合、現在のフロート要素は先に記述されたフロート要素の右側か下に表示しなければならないとされている。しかし、複数の要素にfloatとclearを指定した場合、IEではフロート要素の表示位置がおかしくなってしまう。この問題は、IE7 beta2でも修正されていない。
サンプルソース5-4-2では、文章A~文章Eの5つの要素にfloat:leftを指定している。このうち、文章Bと文章Dにはclear:leftを指定し、回り込みを解除している。floatの表示ルールに従うと、Firefoxのように文章BとC、文章DとEが並んで表示されなければならない。しかし、IE6やIE7 beta2では、文章CとEが文章Aの横に表示されてしまい、floatの表示ルールに反していることになる。
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