【特集】
XML宣言はXMLデータであることを示すためのもので、XML文書のエンコードの種類を示すといった役割もある。XMLをベースとしたXHTMLでページを記述したときには、ソースの1行目に記述することが推奨されている。
しかし、XML宣言のあるページをIE6で表示すると、本来はStandardモード(標準準拠モード)で表示されるべきページが、Quirksモード(下位互換モード)で表示されるという問題が発生する。下位互換モードでは標準規格と異なる解釈でページが表示されてしまうため、せっかく標準規格に従って記述しても、本末転倒ということになってしまう。この問題を回避するには、XML宣言を省略するといった形で対応するしかなかった。
IE7 beta2ではこの問題は修正され、XML宣言のあるページでも適切なモードで表示されるようになっている。
サンプルソース2-1では、1行目にXML宣言を記述し、2行目にDOCTYPE宣言を記述している。DOCTYPE宣言ではXHTML 1.0のStrictバージョンの使用を宣言しており、IEの仕様ではStandardモードで表示されることになっている。
コンテンツ部分には、widthプロパティで横幅を300ピクセルに指定した「文章A」と「文章B」の2つの段落を用意した。このうち、「文章B」の段落には、paddingプロパティで余白を、borderプロパティで罫線のスタイルを適用してある。
CSSの標準規格では、余白の大きさと罫線の太さはwidthプロパティで指定した横幅に含まないとされている。そのため、「文章B」は余白と罫線の大きさの分だけ、「文章A」よりも大きく表示されなければならない。
IEの場合、Standardモードで表示すると標準規格に従って表示される。しかし、Quirksモードで表示すると余白と罫線が横幅に含まれてしまい、横幅は変化しない。そのため、サンプルソース2-1をIE6で表示すると、「文章A」と「文章B」の横幅が同じになることから、Quirksモードで表示されていることがわかる。
一方、IE7 beta2で表示すると、「文章A」よりも「文章B」の横幅が大きくなることから、Standardモードで表示されていることがわかる。
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