【特集】
次に、画像を表すCIImageオブジェクトを作ろう。CIImageのクラスメソッドを使い、画像ファイルのパスや、画像のなまデータを指定することで作成できる。
そして、いよいよフィルタを作成する。ここまで、Core Imageでは100以上のフィルタが用意されていると何度も書いてきたが、フィルタを表すクラスはCIFilterただ一つである。このクラスを通して、すべてのフィルタを利用できる。
フィルタの作成には、CIFilterのクラスメソッドfilterWithName:を使う。このメソッドに、フィルタの名前を文字列で与えるのである。フィルタの名前は、Core Imageドキュメントに記載されているので、そちらを参照することになる。または、filterNamesInCategory:というメソッドを使うと、カテゴリを指定して登録されているフィルタの名前を取得することができる。カテゴリ名は、CIFilterのヘッダで宣言されている。
フィルタには、入力画像を含む、入力パラメータが定義されている。この値を設定することで、出力画像を調節できるのだが、これらはキー値コーディングで設定することになる。それぞれのフィルタが持つキーの値は、これもまたCore Imageドキュメントを参照しながら調べていくことになる。
または、フィルタが持つキーの種類を、attributesメソッドで取り出すこともできる。これはいわば、フィルタのメタ情報ということになるだろう。
では、実際にフィルタを作成して、いろいろな設定を行ってみよう。まず、画像の色の反転を行ってみよう。これには、CIColorInvertフィルタを使う。このフィルタは、入力パラメータとして、入力画像を表すキーinputImageを受け付ける。出力画像は、キーoutputImageを指定して取り出すことになる。
これだけで、色を反転した画像を得ることができる。
複数の入力パラメータを持つフィルタも試してみよう。色調を変えるための、CIColorControlsフィルタだ。
入力パラメータには、それぞれデフォルトの値が定義されている。setDefaultsメソッドを呼ぶことで、入力パラメータにその値を設定できるので、フィルタを作成したら呼ぶようにしておこう。
その後、入力パラメータのキーとともに、適切に値を設定していけば、望み通りのフィルタをかけることができる訳だ。
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