【特集】

Intel Core 2 全方位ベンチマーク - 新アーキテクチャの真実を見極める

22 補足ベンチマーク - メモリ変更時の性能・その4

    大原雄介  [2006/08/02]

    DivX 6.2.5 Pro

    案外に効果が大きく出たのがこれ。グラフ79を見ると、明確に差が出ている。ただ、解像度が小さい時はともかく大きくなると差がないのは、これはエンコードそのものではなく、ディスクキャッシュの問題ではないか? という気もする。つまり解像度が低い時には映像ソースを大量に読み込み、エンコードしたストリームをすばやく出力する必要がある。このため、HDDへの依存度が大きく、当然OSの持つディスクキャッシュが大活躍する訳で、ここにメモリの速度が関係してくるからではないか、という推測ができる。

    TMPGEnc 3.0 XP

    グラフ80も、グラフ79と非常に良く似ている。エンコードそのものが(メモリの高速化で)高速化されるのか、それともディスクキャッシュが高速化されることによる影響なのか、グラフ80も非常に微妙なスコアと言える。

    TMPGEnc 4.0 XP

    グラフ81、つまりMPEG-2のエンコードに関してはグラフ80とよく似た傾向になっており、なんとも断定できない。ただ、どちらにせよメモリの高速化で最大5%も速くなるのであれば、利用する価値ありという判断を下すことは可能であろう。

    この傾向はグラフ82で更に顕著である。MPEG-4 AVCでも5%、MPEG-4では実に7%も高速化される。これを見ると、ディスクキャッシュの高速化が利いていると判断するほうが妥当な様だ。エンコードそのものの負荷で言えばMPEG-4 AVCの方が高いから、エンコードが高速化されるならばこちらがより向上しても不思議ではない。にもかかわらず、MPEG-4がこれを上回る高速化をしているのは、ディスクキャッシュの影響だろうと判断できる。

    H.264 Encoder

    グラフ83で、ここまでの仮説がほぼ裏付けられたといえる。H.264 Highでほとんど性能向上が無いのは、これだけ処理が重いとHDDの読み込みはたいしてボトルネックになってないからで、またエンコードそのものはオンキャッシュで処理されるから、CL5→CL4で性能向上がほとんど無い、と見なせる。

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