【特集】
Quartz Composerは、ビジュアルなワークフローで簡単に作成できるグラフィックモジュールだ。手軽な操作で美しい映像を作ることができる。Tigerに付属するスクリーンセーバ「RSS Visualizer」もこのテクノロジが使われている。詳しくは、過去のレポートを参照してほしい。
そんなQuartz Composerだが、実のところスクリーンセーバぐらいしか見せ所が無く、使い道が限られている感もあった。これをDashboardから使わない手はないだろう。DashboardのJavaScriptでは大規模なグラフィック処理やアニメーションは難しいので、Quartz Composerと連携できるならば、非常にインパクトのあるウィジェットを作ることができるからだ。
そのままでは使うことはできないが、Web Kitプラグインを作成することで、取り込むことができる。そのようなプラグインを紹介しよう。下のリンクからダウンロードできる、QuartzComposerPlugIn.pluginファイルがそれにあたる。このファイルを、/Library/Internet Plug-Insにコピーすることで、ウィジェットでQuartz Composerが利用できるようになる。
使い方は、簡単だ。次のように、embed要素でQuartz Composerで作成したqtzファイルを指定すればいい。ここでは、RSSFeed.qtzというファイルを使っている。
ただし、初期状態では再生が止まっているので、スタートしてやる必要がある。このプラグインでは、プラグインオブジェクトがstartというメソッドを提供しているので、それを呼び出す。
これで、再生が始まる。このプラグインは、startも含めて次のようなメソッドを提供している。
入力ポート、出力ポートのキーとは、Quartz Composer側で公開すると設定したキーのことである。たとえば、RSSを表示するモジュールの場合、そのフィードURLを入力キーとして公開しておけば、ウィジェットからどのRSSを表示するか設定できることになる。
Quartz Composerウィジェットは以下のリンクからダウンロードできる
QCWidget.dmg
最後に宣伝になるが、Dashboardプログラミングをより深く理解するのための書籍とセミナーの紹介をしよう。
Dashboardのプログラミングの解説本としては、BNN新社より、筆者にが執筆した「Happy Macintosh Developing Time! Programming Dashboard」が発売されている。この本は日本語で書かれた最初のDashboardプログラミング解説本として登場し、初心者から一歩先行くウィジェットを作りたい方まで、広い範囲を丁寧に説明している。
また、来る7月1日に、Macintoshのプログラミングをサポートしている団体であるMOSAの主催により、「Dashboardプログラミングセミナー」が開催される。このセミナーでは、Dashboardの入門者に向けてウィジェットの作成を解説する。また、後半では、ウィジェットの様々な機能の応用術を伝授する。特に、この記事で紹介したテクニックを詳しく紹介するので、興味を持った方にはぜひ参加していただきたい。お申し込みは、MOSAのページから行うことができる。
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