【特集】

生まれ変わったWindows XP - SP2のすべてを知る

5 Windows XP SP2の新機能(4) セキュリティ面が強化された「Internet Explorer」 - ファイルのダウンロード

阿久津良和  [2004/09/01]

エントリーユーザーからよく聞く勘違いとして、Webページの閲覧やWebサーバへの接続を『インターネットにアクセスする』というものがある。もちろんこれは単なる笑い話ではなく、それだけWebページがインターネットのコンテンツとして浸透していることを表しているのだろう。

そのため、最終バージョンといわれてきたInternet Explorer 6.0に対し、SP2では数多くの機能拡張が行われ、一部はLonghorn Preview版に同梱されたInternet Explorer 6.5の新機能を前借りする形で搭載してきた。ここでは手始めとしてInternet Explorer 6.0の新機能をひとつひとつ見ていこう。

最初に気付かされるのが、「ファイルのダウンロード」ダイアログ。Internet Explorerに限らずOutlook ExpressやWindows Messengerでは、実行形式のファイルをダウンロードする際に、ファイルの発行者情報を確認するようになったため、不用意にファイルをダウンロードし、実行してしまう危険性が抑えられている。画面31と画面32を見て頂きたいが、ご覧のようにファイルタイプによって、ダイアログボックスの底部にある新しい情報エリアに記述されたメッセージの内容が若干異なっている。また、<キャンセル>ボタンが初期状態で選択されているのも、小さいながらも変更点のひとつだ(画面31、32)。

画面31 通常のファイルをWebサイトからダウンロードする際のダイアログ

画面32 実行形式のファイルをWebサイトからダウンロードする際のダイアログ。情報エリアのアイコンカラーが変化している

この状態で<保存>ボタンをクリックすると、以前のように保存先を選択するダイアログが表示され、ダウンロードが実行されるが、<開く>ボタンをクリックした際、以前ならばダウンロード後にファイルの実行が行われるが、SP2を適用したInternet Explorerでは、セキュリティの警告ダイアログが表示され、実行に関して選択をうながされるようになった。ここで注目するのが「発行元」。筆者が適当に用意した実行ファイルでは「不明な発行者」となっているが、Microsoftのダウンロードセンターからファイルをダウンロードすると、「発行者」の部分が「Microsoft Windows XP Publisher」と表示されるようになった(画面33、34)。

画面33 実行形式のファイルを<実行>ボタンでダウンロードした際のダイアログ。発行元が表示されてない

画面34 MicrosoftのWebサイトから実行形式のファイルをダウンロード。発行元が表示され、追加オプションを表示するボタンがある

ここで<追加オプションの表示>のボタンをクリックすると、発行者に対するアクションを選択できる。<{発行者}からのソフトウェアは常に実行する><{発行者}からのソフトウェアは実行しない>は選択したアクションを恒久的に選択し、<毎回確認する>は実行形式ファイルをダウンロードするたびに確認をうながされるというものだ(画面35)。ここで<~実行しない>を選ぶとファイルのブロック機能が有効になり、Web経由でダウンロードする際に同一の発行者からの実行形式のファイルは、デスクトップ上でも実行できなくなる(画面36)。

画面35 追加オプションを開いたところ。発行元に対してアクションを選択できる

画面36 <~実行しない>を選ぶと、ファイルの実行をブロックした旨のメッセージが表示される

ちなみに、このブロックを解除するには、Internet Explorerの<ツール>メニューから<インターネット オプション>を選択し、<コンテンツ>タブの<発行元>ボタンをクリック。<信頼されない発行元>タブにある、ブロックを解除したい発行元を選択した状態で<削除>ボタンを押せばよい(画面37)。

画面37 ブロックを解除したい発行元を選択して<削除>ボタンを押せば解除できる

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