【特集】
ということで、一連のテストを見ていただいたが、全般的に見るとやはりPrescottが大きくNorthwoodを凌ぐ、という事はなさそうだ。今後SSE3対応アプリケーションが続々登場するとまた話は変わってくるだろうが、現時点で言えばNorthwoodと大して変わらない、というところだろう。
そうなると、Prescottの存在意義は? という疑問が出そうだが、これは明白だ。今後の高クロック化への道筋をつけた、と言う事である。Northwoodではこの先の高クロック化は非常に難しい訳で、言ってみれば今後のPentium 4の発展のための礎となるのが今回のPrescottという訳だ。
ただ、それを「今利用する事に意味があるか?」と聞かれると、これまた微妙である。もし現時点で対応マザーボードを所有していて、そろそろ買い替え時だと思っているのであれば、「買っても大損はしない」といったところだろう。3.40GHzで$417(日本価格で45,250円)、3.20GHzで$278(30,170円)だから、以前に比べれば気軽に購入できる価格ではある。ただ、冒頭にも書いたように、第2四半期にはプラットフォームがLGA775に変更される。つまりSocket 478は今回の3.40GHzで打ち止めとなるわけで、「今買ったら1年程度は一切アップグレードも何もしない」というのでなければ、ちょっと無駄な投資に繋がる恐れがある。
加えてこれも前述の様に、消費電力の点ではかなり厳しい状態となる。電源も300W台ではちょっと厳しくなるので、最低350Wクラス、出来れば400Wクラスが必要だろう。こういった条件を全てクリアしている人でなければ、購入に見合うだけのものは得にくいだろう。
一方Pentium 4 Extreme Edition 3.40GHzの方は、まぁ動作クロックと大容量L3キャッシュの威力で、その性能を十分に発揮したわけだが、こちらはこちらで$999(日本価格で108,420円)という凄まじい価格になっており、これもまた買う人を選びそうだ。この価格に見合うだけの性能があるか、と言われると筆者としては「?」ではある。まぁSocket 478の最後を飾る製品として、最後に意地でAthlon 64 FX-51を突き放した、というのが正直な印象である。
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