【特集】
今年5月10日、Intelは既存のBaniasコアPentium Mに加え、90nmプロセスを使ったDothanコアのPentium Mを新たに投入した。従来のBaniasコアとは大きな違いが無いというこのDothanコアの実力に関して、ちょっと確認してみたいと思う。
以前からアナウンスのあった話であるが、DothanコアのPentium Mはプロセッサナンバを導入した。5月10日に発表されたのは、
の3製品で、更に6月24日には、
の2製品が追加されている。そして7月21日には、
の3製品が追加されている。ちなみにこのプロセッサナンバ、既存のBaniasコアPentium Mには適用されないため(*1)、例えば同じ1.70GHz駆動の場合でも、
という、判りやすいんだか判りにくいんだか微妙な状態になっている。
(*1) これに関しては少々例外がある。LV Pentium M 1.30GHz、ULV Pentium M 1.1GHzはBaniasコアながらそれぞれ718、713のプロセッサナンバを持つほか、現時点の全てのCeleron MおよびULV Celeron M 900MHzはそれぞれプロセッサナンバが当てられている。これは全量をDothanコアで当てる事が難しいことからの過渡的な対策であると思われる。ちなみにデスクトップ向けのPentium 4やデスクノート向けのMobile Pentium 4に関しては、90nmのPrescottコアの製品のみがプロセッサナンバを持ち、130nmのNorthwoodコアの製品には一切プロセッサナンバが付かない。
ちなみにMobile Pentium 4はプロセッサナンバが500台、Celeron Mが300台という番号付けとなっている。一応Intelの説明によれば、例えば500台のものと700台のものを直接比較する訳ではなく、性能の優劣は同じグループ(500台の中だけとか700台の中だけ)でしか行えないという事になっているが、絶対性能という意味では明らかにPentium MをしのぐMobile Pentium 4系を500台にして、700台にPentium Mを当てるあたりが、Intelの今後の動向を明確に示しているとも言える。折りしもIntelはTejas(Prescottの後継モデル。NetBurst Architecture)の開発を断念し、Pentium Mアーキテクチャをデスクトップにも持ち込むとか持ち込まないとか騒ぎになっている(この話はかなり錯綜している上、Intel自身がまだ明確にプランを決めていないと思われる節があるので、ここでは省略する)状況だけに、ちょっと面白いポジショニングであるのは事実だ。
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