【特集】

エコロジーの風が吹く ~あの、風力だけでPCは動きマスカ?~

1 時代はエコロジー

    大塚実  [2003/08/21]

    分かっちゃいるけどやめられない--。「エコロジー」というテーマもそんなものの1つかもしれない。エコロジーの中でいろいろある取り組みから電力だけを考えてみても、毎年、夏になると繰り返される節電キャンペーンなど、言われるまでもなく分かってはいるものの、面倒くさくてなかなか実行できないという人が多いことだろう。

    しかしそんな中、今年は多くの人が電力について心配する事件が起こった。東京電力の不祥事をきっかけとして、原発が多数停止する事態となったのだ。多くのメディアがこぞって取り上げ、首都圏の夏の電力不足が大きな社会不安となったが、すでに数基が運転を再開しており、幸いなことに危惧された電力不足はなんとか回避される見通しとなった(極端に猛暑でなければ、だが)。今更ながらに、電力に依存しきった社会の危うさに肝を冷やされた。

    日本は世界的に見て、「異常」ともいえるほどに電力の供給が安定している国だ。考えてみて欲しいが、最後に経験した停電がいつだったか覚えているだろうか? 電気が使えるのが当たり前になりすぎていて、ほとんどの人は電気というものをあまり意識することなく使っているだろう。ちなみに私事で恐縮だが、筆者は以前、某ODAでアフリカに3年近く住んでいたことがあるが、その時といったら、雨季になれば停電は毎日1~2時間、夕食の準備中だろうが風呂に入っていようがお構いなしだ。炊飯器のスイッチを入れてから10分後くらいなどの、クリティカルなタイミングで止まらなかったのは不幸中の幸いというほかない。

    そこで今回、いきなりだが自然のエネルギーを使ってPCを動かしてみることになった。なぜこういう事態になったのかは筆者もよく覚えていないのだが、本特集ではとりあえず風力に焦点を当てて、エコ発電を試してみたい。風はいくら利用しても減るもんじゃない、遠慮なく使ってみよう。

    まぁ、そんな硬い話ではないので、残暑の中、アイス片手にでも読んでもらえれば幸いである。

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