【特集】

コマンドで操るWindows XP - CUIのアドバンテージを堪能しよう

1 Windows XP時代のCUIメリットとは

    阿久津良和  [2002/07/19]

    ○序章 Windows XP時代のCUIメリットとは

    現在我々が使っているWindows XPも、起源をさかのぼればその源流とも言うべきMS-DOSにたどり着き、そのMS-DOS自体もさらに遡ればUNIXを参考に開発されているといえる(正しくは、IBMから急遽依頼されたMicrosoftが5万ドルでSeattle Computer Products社のCP/M互換OS「QDOS(Quick and Dirty Operation System)」を買い取り、初代MS-DOSとして納品した。この「QDOS」がUNIX風の操作体系を備えていたため、MS-DOSはUNIXライクなインタフェースとなった)。

    GUI(Graphical User Interface)が主流になったWindows XPでも、コマンドライン用インタフェースとして「コマンドプロンプト」が用意されているのはご存じのとおり。特にパソコン初心者は、この存在を疑問に思われるかもしれないが、ハードユーザーなればなるほどコマンドラインを多用する傾向があるようだ。

    なぜなら、GUIはCUI(Character User Interface)に比べて直感的な操作は得意かもしれないが、オペレータが逐一操作してやらなくてはならならないというデメリットが存在するからだ。逆にCUIは直感的操作が難しく、実行コマンドのスペルなどをある程度把握しておく必要がある。だが、それらを把握しているユーザーにとっては、もたつきもなくアクションを実行できる快適な環境と言えるだろう。

    加えてバッチファイルやスクリプト機能を使うことで、ある程度の自動処理が可能となる。つまり、Windows XPをより使いこなすためにはコマンドラインツールにも精通している必要があるという結論に達するのだ。

    さて、Windows XPのCUI部分である「コマンドプロンプト」だが、開発者やシステム管理者からの要望があったのか(それともMicrosoftの開発部隊にCUI信仰者がいるのか筆者の知り得ることではないが)、OSのバージョンアップに伴い若干の強化がなされている。前バージョンであるWindows 2000と比較すると、内部コマンドの強化はほとんど行われなかった一方で、いくつかの外部コマンドが改良・追加されているようだ。

    今回はWindows XP初心者から中級者を対象とした企画なので、Windows 2000との比較は行わず、Windows XPユーザーが実際に操作を行う上で便利なコマンドラインツールを紹介していく予定である。そのため、すべてのコマンドを紹介しきれていないが、その点はご容赦頂き、ここから先は読者諸兄の奮闘にお預けしたいと思う。

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