【特集】

Linuxザウルス・マスターへの道 ~サーバだって構築できる!~

18 まとめ ~使い倒し系には最適のPDA~

    海上 忍  [2002/10/08]

    ○まとめ ~使い倒し系には最適のPDA~

    駆け足でSL-A300の活用方法を紹介してきたが、まだ取りあげるべきトピックは数多く残されている。デベロッパツールの入手方法とクロスコンパイラの環境設定、オープンソースソフトウェアをコンパイルする手順とパッケージの作成方法、より安定した動作を得るためのTIPS…この小さなボディでここまで遊べるということは、やはりLinuxに移行したからなのだろう。

    しかし、MP3や動画の再生などPDAに求められる機能が高度化しつつある現在、Linux Zaurus向けのアプリケーションの多くがIntel XScaleに最適化されていないことはマイナスポイントだ。デスクトップ機にしても重い処理である動画の再生はともかく、今や当たり前の機能となりつつあるMP3の再生で音飛びするようでは厳しい。いずれは最適化が進むと予想されるものの、開発環境の整備など後方支援をメーカーには期待したいところだ。

    いくつか気になる部分はあるものの、発売から約1カ月SL-A300を使い続けてきた身として言わせていただくと、PDAらしからぬ柔軟性の高さはやはり特筆すべきだろうと思う。SDメモリカードとコミュニケーションアダプタの増設が必須条件となるが、無線LANを利用すれば"モバイルLinux-Box"としても十分に機能する。とにかく、"使い倒し系"にとって最適のPDAということだけは間違いない。

    (執筆=海上 忍)[2002/10/08]

    ●SLシリーズ関連サイトリンク集

    ●ザウルス SL-A300主な仕様
    OSLinux(Embedix)
    CPUIntel XScale(PXA210、200MHz)
    本体メモリ64MB(SDRAM)
    ユーザーエリア約23MB
    表示部240×320ドット、3.5型65,536色反射型TFTカラー液晶(フロントライト付き)
    接続端子I/Oポート
    ステレオヘッドホン端子(φ2.5mm)
    コミュニケーションアダプター端子
    赤外線通信ポート(IrDA方式:115kbps)
    サウンド内蔵スピーカー×1
    カードスロットSDカードスロット×
    文字入力方法手書認識、50音、キーボード、数字入力、記号入力、区点入力
    電源 DC3.7V、リチウムイオン充電池
    使用時間(目安)連続表示:約12時間
    外形寸法(W×H×D)約69.4×約113×約12.5mm
    質量約120g(液晶保護カバー取り外し時/タッチペン含む)

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