【特集】

魅惑のクロックアップ ~自作PCの限界チューニングにチャレンジ

1 魅惑のクロックアップ

PC Adventure / PC Creation
 
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パソコンの自作は楽しいものであるが、その楽しみも非常に多方面に展開されるようになった。例えばあるユーザーは静音志向の自作を目指していたり、あるユーザーはビデオキャプチャなどのマルチメディア編集用パソコンを自作していたり、またあるユーザーはデュアルCPU搭載の高性能パソコンを自作するなど、それぞれのユーザーごとに様々な楽しみ方を見出しているようである。

このように自作パソコンの楽しみ方は数あれど、自作においてもっとも広範囲に行われている楽しみ方のひとつにクロックアップがある。クロックアップといえば自作とは非常に深い縁があり、クロックアップのための専用パーツだけでも数えきれないほどの製品が揃っており、一大マーケットを築いているほどである。ある意味ではクロックアップができるからこそ自作パソコンは人気があり、自作パソコンという文化を牽引してきたと言えるのではないだろうか。

現状より更に高い性能を追求しようというクロックアップ。ユーザーの探求心は、はかりしれない

クロックアップといえば多くのユーザーがご存知の通り、現状のシステムのクロックを更に高く設定することで、よりパソコン性能を向上させようとする手法であるが、ここ数年ではクロックアップの手法も多岐にわたり、単に冷却ファンを強化するお手軽なものから、マイナス200℃程まで冷却可能というガス冷却法まで試行されるなど、ユーザーの探求心はますます強くなっている。そしてチューニング次第では高速で安定したパソコンにすることも可能であるし、ネット上ではユーザーによるベンチマークスコア大会も行われるなど、非常に奥が深い世界を展開している。

こうしたことから、本特集ではクロックアップについての予備知識から、上級レベルのテクニックなどを紹介する。クロックアップは経験を積まないと高クロックを目指すのは難しく、一朝一夕にうまくいかないことも多いだろうが、これからクロックアップを試してみたいユーザーは参考にしていただきたい。その上で自作パソコンに秘められた可能性を発見し、新世界の楽しさを見出していただけたら幸いである。

だが一つお断りしておくが、今回の特集を参考にしてクロックアップを行い、ユーザーが何らかの不利益を生じたとしても筆者及びMYCOM PC WEB編集部はその責を一切負わないし、問い合わせなどにもお答えできないものとする。クロックアップは、前提として自己責任において行うようしていただきたい。クロックアップはいわばパソコンの暴走行為であり、場合によってはパーツを破損させるだけでなく、怪我をしたり他人に迷惑をかけることも十分にありえる。そして当然のことであるが、クロックアップを行って破損した場合のパーツについては、メーカーやショップで保証されなくなる。こうしたことを踏まえていただいて、クロックアップは自分でできる範囲内で、安全に行っていただきたい。

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インデックス

目次
(1) 魅惑のクロックアップ
(2) クロックアップのしくみ
(3) クロックアップとリスク
(4) CPUと製造プロセス
(5) 製造プロセスのメリット・デメリット
(6) CPUのクロック・電圧制御メカニズム
(7) マザーボードのクロックアップ機能
(8) CPUクロック設定に関する機能
(9) クロックアップに関連する設定機能
(10) その他機能
(11) 初級編(1)-CPUの選び方
(12) 初級編(2)-クロックアップ手順
(13) 初級編(3)-クロックアップ問題の対応
(14) 初級編(4)-クロックアップ実例1
(15) 初級編(5)-クロックアップ実例2
(16) 中級編(1)-Athlon XPの改造
(17) 中級編(2)-パーツ耐性チェック1
(18) 中級編(3)-パーツ耐性チェック2
(19) 中級編(4)-PLL改造方法
(20) 中級編(5)-PLL改造事例
(21) 上級編(1)-メモリの冷却耐性
(22) 上級編(2)-マザーの冷却耐性
(23) 上級編(3)-冷凍庫冷却と使い方
(24) 上級編(4)-ドライアイス冷却と使い方1
(25) 上級編(5)-ドライアイス冷却と使い方2
(26) まとめ

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