【特集】

~インストールから設定・活用まで~ すべてが分かるWindows XP大百科

83 「Windows XP」のテクノロジー

    Cactus (阿久津良和 & 山崎剛)  [2001/11/15]

    最後はWindows XPから追加された新機能やここまでに紹介しきれなかった新機能、重要なキーテクノロジーの中でも表に出にくいシステムに直結した部分を取り上げ紹介しよう。最初はブートのパフォーマンス改善である。Microsoftが声高に謳っていた機能のひとつだ。

    Windows XPでは最初にパソコンが起動する際にブートローダ(NTLDR)を呼び出しているが、起動直後に行なわれるすべてのハードディスク上の読み出しデータを、このブートローダがメタデータとしてキャッシュするため、ハードディスクへのアクセスを軽減。それと同時に、デバイスの初期化とデバイスI/Oアクセスをオーバーラップされ、ブート時に必要のないほかのプロセスを削除したり、サービスの起動を遅らせることでWindows XPの起動を最適化しているのだ。

    これらの技術は、「OnNow」や「ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)」などの技術をベースにして実現されている。また、同社はWindows XPのブートとレジューム時の処理を追跡し、CPU Usage、Disk I/O、Driver Delays、Resume Activityなどの情報を時間連動式グラフで表示する「Bootvis.exe」を公開しているので、ご興味のある人はチェックして頂きたい()(画面1-1)。

    画面1-1 Bootvis.exeの実行画面

    またWindows XPの起動モードは、Windows 2000ユーザーはともかくWindows 98/Meユーザーには目新しいものとなるはずだ。XPの起動モードには、従来どおりのセーフモードだけでなく各種機能を実行する項目が用意されている。たとえばドライバソフトインストール後、XPが起動しなくなっても、メニューから「前回正常起動時の構成」を選ぶことで、前回正常起動した時の設定を呼び出して問題なくXPを起動させることができる。このようにXPでは9x系に比べ、堅牢性が強く高められているのだ。

    起動メニューの呼び出し方法だが、パソコンを起動させBIOSチェックや各デバイスチェックが実行されるので、それが終了したと同時に[F8]キーを押す(画面1-2)。もし複数のOSがインストールされているデュアルブート環境な場合は、OS選択メニューで[F8]キーを押すと「Windows拡張オプションメニュー」が表示されるので(画面1-3)、[↑]キーと[↓]キーを使って項目を選択して[Enter]キーを押すと、その項目が実行される。各項目の内容は次のカコミを参考にして頂きたい。

    (画面1-2)OSの選択画面
    画面1-3 [F8]で「Windows拡張オプションメニュー」が立ち上がる

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