【特集】
○Windows CEとは
多くの小型ハンドヘルドマシンにインストールされているOS「Windows CE」。今更説明するのもおこがましいが、我々が普段使っているWindows 9xやWindows 2000のサブセット的なポジションにあるOSで、Windows 9x/NT/2000とほぼ同様のユーザーインタフェースを持ち、アプリケーション インタフェースとしてWin32のサブセットをサポートするOSである。
ご存じのとおり、「Handheld PC」や「PocketPC」にインストールされ、外出先での情報管理やアクセスを可能にしたモバイルアイテムに欠かせないOSだ。
そもそも同社では、このWindows CEを「Microsoft Windows Embedded」ファミリーと位置づけており、様々なハードウェアに組み込むためのOSとして開発している。
Windows CEのほかに、Windows NT Embedded 4.0、Windows 2000 with the Server Appliance Kitなどがあり、近日発売される予定の「Xbox」もWindows 2000 Embeddedテクノロジーをベースとしているという。
一時期はNT Embedded(現在はWindows 2000 Embedded)テクノロジーの登場により、存在意義が危ぶまれたWindows CEだが、先日行なわれた「Microsoft Windows Embedded Developers Conference 2001 Tokyo」(組み込み用プラットフォームに関する開発者向けカンファレンス)では「Talisker」(タリスカー:開発コードネーム)や、次世代スマートフォン向けWindows CEである「Stinger」、自動車用フレームワーク「Car.NET」などの発表が行なわれている。
このことからもわかるとおり、WindowsファミリーOS(9xシリーズやNT/2000、登場が待たれるXPも含まれる)とは一線を画ものの、注目OSであることは間違いではないだろう。
●x86版Windows CEとは
だが、Windows CEはWindows 9x/2000と異なり、ユーザーの手でデバイスにインストールするのは不可能。と、いうよりも、そもそもOSの単体発売は行なわれておらず、エンドユーザーは様々な市販アプリケーションやツールを使用してカスタマイズを行なうのが現状だ。
しかし、「Windows CE Product Information」の「サポートされているプロセッサ」欄には、ARM系やMIPS系に加えてx86という文字がある。そこには、AMD K6-2やVIA M II、Intel 486/Classic Pentium/Pentium IIファミリー、マイナーなところではNational SemiconductorのMedia GXなんてものまでも。
つまり、我々が日常的に使っているPC/AT互換機でもWindows CEを動作させることが可能というわけだ。そこで本稿では、Windows CE for x86をPC上にインストールし、それに伴った体験やその評価を中心にご報告したいと思う。
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