【特集】
○OSとしての仕組み、アーキテクチャ - その個性や先進性
パーソナルメディアの発売する「超漢字」シリーズは、32ビットプリエンプティブ・マルチタスク(完全なマルチタスク)でシステムが動作するDOS/V用のOSパッケージである。
「超漢字」パッケージは、OSであるB-right/V(びーらいとぶい)と、基本ソフト、各種フォントなどからなっていて、これ1本だけあれば、メールからインターネットまで、基本的なコンピュータの応用としては十分な機能をもっている。
また、パッケージ以外にも、メーラーなどのソフトが発売されていて、日々使いやすさも向上している。特に、この夏、トンパ文字などの多文字環境が大いに注目されている。
まずは、基本となるB-right/Vについて、簡単に解説しよう。B-right/Vは、マルチウィンドウとGUIを備えた32ビットのマルチタスクOSである。OSというと、WindowsやLinuxが一般的だが、これらとB-right/Vの違う点は、3つある。
1つ目は、当初から多国語環境を意識した構成に設計されているということ。2つ目は、ハイパーテキスト環境を標準環境として設計されていること。3つ目は、リアルタイム性を重視してゼロから設計されているので、シンプル&コンパクトであることである。
このうち、特に多国語環境については、他のOSを完全に凌駕している。標準の状態でまったく外字などを用いることなく、150万文字を扱うことが可能であり、実際に17万文字以上が実装されているのである。しかもこの17万文字が、「超漢字」パッケージのなかに入っているので、「超漢字」を購入すれば、標準状態でインストールするだけで、多文字環境を使うことができるようになっている。
扱える文字は、日本語、中国語、韓国語などのほか、アルファベット圏の文字、アラビア系の文字などのほか、
モード(iモード)絵文字、別売のトンパ文字(中国・雲南省で使われている象形文字)、無償で配布されているホツマ文字(古代文字とも創作文字ともいわれる、どちらかといえばトンデモ文字)などまで幅広い。これらを、ファイル名からデータベースまで、自由に混在して利用でき、検索することまで可能である。
文字に関しては、「超漢字」を名乗るだけあってかなり重点を置いて開発が続けられていて、まもなく登場すると噂される第2期GT書体5,000文字などが、順次搭載されていく予定である。実際に使われた本物の文字だけでなく、iモード絵文字やホツマ文字のような文字も、わけへだてなく収録していく方針だ。いま流行の陰陽師、安倍晴明の使ったセーマン「
」や、安倍晴明の宿敵・芦屋道満のドーマン「
」(九字)。陰陽を示す「
」などももれなく収録されている。TRONには外字はない、という方針なので、なんでも楽しめてしまうのがよいところだ。
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