【特集】
○2003年は「鉄腕アトム」誕生の年!
2003年は「鉄腕アトム」誕生の年だ。そんな21世紀を目前に控え、ロボットと共存する生活というものがにわかに現実味を帯びてきている。それを強く予感させるきっかけを作ったのが、1999年5月に発売されたSONYの4足歩行型エンタテインメントロボット"AIBO(アイボ)"(http://www.world.sony.com/JP/Electronics/aibo/index.html)だろう。また、まだ商品化はされていないものの、同年8月には、NECが家庭用のパーソナルロボットR100(http://www.incx.nec.co.jp/robot/)を、それ以前の1997年9月には、すでに本田技研工業(以下、HONDA)が自立歩行人間型ロボットP3(http://www.honda.co.jp/tech/other/robot.html)を発表している。特にHONDAのP3に関しては、2000年7月21日~8月6日、東京ビッグサイトでおこなわれた最新テクノロジーを集めたイベント「21世紀夢の技術展(ゆめテク)」(http://www.nikkei.co.jp/events/yumetech/)で、人々の注目を一心に集めていたことは記憶に新しい。さらに、2000年9月26日~28日、同じく東京ビッグサイトで開催された日刊工業新聞社主催の国際新技術フェア2000(http://www.nikkan.co.jp/eve/00internewtch/index.html)では、特別企画として「ロボットテクノプラザ」が設けられ、非製造分野で研究開発中のロボットを中心に、展示・実演がおこなわれている。
このように、非産業用ロボットに関する動きがますます加速する中、産・官・学はそれぞれ、どういったシナリオの下、ロボットの研究・開発にあたり、われわれの生活に役立てていこうとしているのか。またわれわれは、そこからどんな未来予想図を描くことができるのか。ロボット最前線を追ってみた。
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SONYの4足歩行型エンタテインメントロボット"AIBO(アイボ)"
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一躍脚光を浴びてきているロボットであるとはいえ、経済を影から支えてきた功労者として、日本における歴史は古い。特に日本は、自動車工場での溶接をはじめとする産業用ロボットでは、世界全体の6割のシェアを占めるロボット大国だ。しかし、最近では、産業用ロボットに関する限り、以前ほどの成長の伸びは見られず、鈍化している状態だという。そんな状況の中、技術者の関心は、徐々に産業用から非産業用へと移行していった。
元々日本人が得意とするロボット技術は、工場などの限られた空間を抜け出し、人工知能といったコンピュータソフトと結びつくことにより、人工生命となって、徐々に、われわれのより身近な存在へと変化しつつある。鉄腕アトムはすぐそこまでやってきているというわけだ。
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