【特集】
最近のニュースをにぎわし、とかく話題にのぼる「Gnutella」(グヌテラと発音する)。これを読んでいる読者の中でも、一度は耳にしたことがあるだろう。著作権を無視したデータ配布によって問題視されているが、その仕組み自体は注目すべき優れた特徴を持つ。本稿では、そのGnutellaをLANにインストールして使ってみるとともに、問題点と将来性を明らかにすることを試みる。
なお、本稿でご紹介しておりますGnutella、その他のソフトウェアの利用に際しては、自己責任でお願いいたします。著者並びに毎日コミュニケーションズは本稿にて紹介しているソフトウェア等を利用した事により受けた損害等について責任を負いません。ご了承下さい。
また、本稿ではGnutellaのLAN内での利用をご提案しておりますが、インターネット上での利用は推奨しておりません。Gnutellaを使ってファイルのダウンロードを行った場合に、著作権に違反するデータが収集されてしまう可能性や、ウイルスやクラッキングツールを含んだファイルが無差別にダウンロードされてしまい、ご使用のコンピュータに被害が及ぶ可能性がございます。これらの危険性を十分にご理解下さい。
○Gnutellaとは
GnutellaとはWinampで有名なNullSoft(というか、Justin Frankel氏個人)が開発したネットワークに接続されたPC内のファイル検索に特化された分散型のネットワーク検索ソフトで、これまでのようにデータベース集中管理型のサーチエンジンに頼ることなく、目的のファイルを見つけることができるという画期的なソフトウェアだ。
ではなぜ、このように批判的な話題が数多く出てきているのか。それは、GnutellaユーザーとGnutellaユーザーがダイレクトに接続することにより、ネットワーク上に痕跡を残さない形で不法なファイルが蔓延してしまうのではないか、という懸念がもたれているからだ。NullSoftの親会社であるAOLでは、このソフトが公開されてた途端(事実上1日にも満たなかった)、すぐに公開を取り下げるという対応に出たが(※)、時すでに遅く、世界中にばらまかれ今に至るというわけだ。
(※一部の報道では、「Gnutellaの開発を止めさせたいがために、AOLがこれを約110億円で買い取った」という誤報が流れたが、そんな形跡は1つもない。正しくは、NullSoftが持つ世界標準のMP3プレイヤー「WinAMP」とそれを開発したメンバーを手に入れたいためにNullSoft自体を買収した際の金額が勘違いされたようだ。)
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