1年の汚れを落とす年末の大掃除。何かと忙しい年の瀬ですから、時短できるところは徹底的に時短したいですよね。この連載では、ちまたでうわさの簡単に汚れを落とせる"ズボラテクニック"が本当に使えるのか検証していきます。

さて、第一回は、キッチン周りで気になる「油汚れ」を落とします。気づいたときにこまめに掃除すればいいのですが、わざわざ洗剤を出して掃除するのも面倒ですよね。そこで今回は洗剤を使わず、サッと汚れが落ちる裏ワザを紹介します。

食用油とハギレ布を使います

油汚れに油がなじむ?

今回、洗剤のかわりに使うのは「食用油」です。台所の汚れの多くは、油にホコリや焦げなどが混じったもの。油性の汚れを食用油になじませ、布で拭き取るという方法です。

まず最初にハギレ布を用意します。油をほどよく吸収する綿素材のものがオススメ。そして、布に食用油を適量取ります。

布に染み込む程度、食用油をなじませます

コンロ周辺で実験

コンロ周辺は油が飛び散り、汚れやすい場所です。今回はコンロ脇のステンレス部分で試してみることにしました。

油が飛び散っているコンロ脇の部分

食用油をなじませた布で、汚れた部分を軽く拭き取ります。油が汚れになじみ、力を入れなくてもスッと拭き取ることができました。仕上げとしてハギレ布でから拭きすると、ピカピカです。

乾拭きしたあとはピカピカに

10cm×20cmほどの面積の汚れを拭き取ったあとの布を見ると、びっしりと油汚れが付いているのがわかりました。

汚れを拭き取ったあとの布。真っ黒になりました

気づいたときにサッと掃除できる

料理のときにいつも使っている食用油を用いるので、調理の合間でもササっと掃除できるのがいいですね。頑固にこびりついた油汚れの掃除というより、調理の際に飛び散った油を拭き取るなど、日常的な軽い油汚れの掃除に適している気がしました。あらかじめキッチンにハギレ布をストックしておくと、汚れに気づいたときにすぐに掃除できるのでオススメです。

・ズボラ度……★★★★★
・清掃度……★★★☆☆
・大掃除に使いたい度……★★☆☆☆
※評価は筆者の個人的な感想です

※本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
■こちらもオススメ!
お掃除のプロフェッショナルに学ぶ「大掃除のコツ!」
→お掃除のプロであるマスターライフオーガナイザー 木村由依さんが掃除の考え方、道具や洗剤選び、窓の掃除方法など、「大掃除で知っておきたいポイント」を一から紹介してくれます。