【連載】

Wordはなぜ思い通りにならないのか?

27 文字選択のテクニック

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文字や段落を選択するときは、その範囲をマウスでドラッグするのが一般的な操作方法となるが、このほかにもWordには様々な選択方法が用意されている。今回は、Wordで文字や段落を選択するときのテクニックを紹介しておこう。

ダブルクリック&トリプルクリックの活用

フォントや文字サイズなど、Wordに用意されている様々な書式を指定するときは、あらかじめ対象となる文字(または段落)を選択しておく必要がある。このため、文字や段落の選択は頻繁に行われる操作となる。この操作を効率化できれば、それだけ文書作成をスムーズに進められるはずだ。そこで状況に合わせた文字(段落)の選択方法を覚えておくとよい。

まず覚えておきたいのが「ダブルクリック」による文字選択だ。この操作手順は、選択したい単語の上をダブルクリックするだけ。すると、その箇所にある単語が自動判別され、選択範囲として指定することができる。

ダブルクリックによる文字選択

かな/漢字が混在した語句も正確に自動判別される場合が多い

また、文章の上を「トリプルクリック」して段落全体を選択することも可能だ。トリプルクリックの操作は、マウスの左ボタンをカチ・カチ・カチと素早く3回クリックすると実行できる。

トリプルクリックによる段落の選択

この選択方法は、段落全体のフォントを変更する場合や、段落罫線を指定する場合などに活用できる。マウスをドラッグして選択する方法より手軽であるし、「末尾にある段落記号の選択し忘れ」などを未然に防ぐこともできる。トリプルクリックは一般的に馴染みのない操作方法であるが、特に難しい操作ではないし、色々な場面で便利に活用できるのでぜひ覚えておくとよいだろう。

キーボードを使った文字選択

すでに知っている方も多いと思うが、文字の選択をキーボードで行うことも可能である。この場合は、「Shift」キーを押しながら「矢印」キーを押す、という操作を行う。たとえば、以下の左図の状態から「Shift」+「→」キーを3回押すと、右図のような範囲を選択できる。

この状態で「Shift」+「→」キーを3回押すと…、

カーソルの右側にある3文字を選択できる

また、「Ctrl」+「Shift」+「→」キーで文字を選択していくことも可能だ。この場合は、「→」キーを押す度に単語単位で選択範囲が拡張されていく。

この状態で「Ctrl」+「Shift」+「→」キーを6回押すと…、

このような範囲を選択できる

そのほか、段落の先頭にカーソルを移動し、「Ctrl」+「Shift」+「↓」キーで選択範囲を指定していく方法も用意されている。この場合は、「↓」キーを押す度に1段落ずつ選択範囲が拡張されていく。複数のページにまたがる長い文章を選択する場合などに活用するとよいだろう。

「Ctrl」+「Shift」+「↓」キーを5回押して選択した選択範囲

いずれの操作もマウスのドラッグで代用できるが、画面スクロールを伴うと思い通りの範囲を選択するのに少しだけ手間取る場合もある。キーボードによる選択方法も覚えておくと、色々な場面で応用が効くだろう。

離れた位置にある文字を選択

最後に、離れて位置にある文字を同時に選択する方法を紹介しておこう。この操作は、

(1)最初の選択範囲を選択する
(2)「Ctrl」キーを押しながらマウスをドラッグして選択範囲を追加していく

という手順になる。この選択方法を使うと、以下の図のように離れた位置にある文字を同時に選択することが可能となる。

離れた位置にある文字の同時選択

もちろん、この状態でも問題なく書式指定を行える。離れた位置にある文字に同じ書式指定を行う場合などは、この方法で文字を選択してから書式を指定するとよい。同じ書式指定を何回も繰り返す手間が省けるため、効率よく編集作業を進められるようになる。

同時選択された文字に「太字」と「赤色」の書式を指定した場合

今回紹介したテクニックはいずれも必須のものではないが、知っている場合と知らない場合とで作業効率に大きな差が出るケースもある。難しい話ではないので、5~10分ほどの空き時間が出来たときに試してみるとよいだろう。

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インデックス

連載目次
第37回 (最終回) なぜWordを思い通りにしたいのか?
第36回 Wordで使用する単位
第35回 アイテムの整列
第34回 段組みとセクション
第33回 変更履歴の活用
第32回 文書の印刷方法を工夫する
第31回 文書に貼り付けた画像の解像度
第30回 Word文書から画像ファイルを抽出
第29回 Word文書をPDF形式に変換する
第28回 文章の自動校正機能で単純な入力ミスをチェック
第27回 文字選択のテクニック
第26回 Officeテンプレートの活用
第25回 テンプレートの作成
第24回 改ページ位置の自動修正
第23回 見出し番号の自動入力
第22回 箇条書きとリストのレベル
第21回 目次の作成
第20回 ナビゲーションウィンドウの活用
第19回 アウトラインレベルの指定
第18回 Excelデータを利用した宛名印刷
第17回 差し込み印刷による年賀状宛名面の印刷
第16回 スタイルの表示を変更する
第15回 スタイルのカスタマイズ
第14回 スタイルの作成
第13回 第13回 文字と段落の書式の応用例-2
第12回 文字と段落の書式の応用例-1
第11回 文字の上下位置を調整する(上付き/下付き文字)
第10回 文字幅と文字間隔の指定
第9回 段落罫線を使いこなす
第8回 ヘッダーとフッター
第7回 タブとリーダーの活用
第6回 インデントとぶら下げ
第5回 箇条書きをマスターする
第4回 行間を自由自在に設定する
第3回 標準の文字サイズと文字数/行数
第2回 Wordにおける「1字」「1行」とは
第1回 画像を好きな場所に配置できない

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