一時的なネタバレ防止などにミュートを駆使

Twitterでいろいろなアカウントをフォローし、自分なりのタイムラインを作り上げて行くと、時折少し不便を感じることが出てくるはずだ。Twitterのよいところは自分の好みに合わせたフォローをたくさんすることで、放っておいてもタイムラインを見ただけで自分の嗜好に合った情報がタイムラインにたくさん流れてくることだが、今それは知りたくないという時もあるだろう。たとえば楽しみにしているスポーツの試合結果は、録画しているのならばそれを見るまで知りたくないという人も多い。

そういった時、一番簡単な解決方法は自分が録画を見終えるまではTwitterを見ないということになる。しかし普段から便利に利用していると、災害情報を即座に知ったり、仕事で情報集めをしたりするためにTwitterはどうしても必要だと感じるようになる。今だけ、見たくないものを上手に避けるための機能を覚えておくと便利だ。

まず最初に利用したいのが、ユーザーミュート機能だ。普段から真っ先に新情報をツイートする人、テレビを見ながら実況中継をする人、いろいろなニュースをリツイートしてくる人というのはある程度決まっている。この人を一定期間だけ自分のタイムラインから見えないようにすることで、一時的にタイムラインの情報量を減らすことが可能だ。

ミュートは、その人のツイートから、または相手のホーム画面から設定できる。ミュートしている相手のリストは設定の「ミュートしているアカウント」で一覧化されるから、ミュート不要になったらスピーカーアイコンをクリックしてミュートを解除しよう。

タイムラインに表示されたツイートの「…」をクリックしてミュートを指定

フォロー一覧や相手のホーム画面にある歯車マークからもミュート設定ができる

設定からミュート中アカウント一覧を確認、不要になったら解除しよう

ワードミュートで自分あてリプライに対応

アカウントをミュートしていても、その相手からのリプライやダイレクトメッセージは受信できる。これは便利な機能なのだが、相手がわざわざ見たくない話題について報告してくるような人だと、ミュートの意味がないということになる。そんな時にはキーワードミュートを併用しよう。

設定の「ミュートしているキーワード」で、キーワードを指定できる。ここで指定したキーワードはタイムラインでは普通に表示されるが、リプライでは表示されなくなる。アカウントミュートと併用して徹底的にネタバレ的なものを防ぐだけでなく、タイムラインで見る分にはいいけれど会話はしたくない話題についてミュートするなどもできそうだ。また、ネタバレを見たくない期間はタイムラインを見ないけれど、リプライやダイレクトメッセージには対応するという形でTwitterを使っている時にも利用できる機能だ。

キーワードを指定したミュートも可能

ミュートは特定キーワードだけでなく会話等に対してもかけることができる。細かい設定は「ミュートしているキーワード」の下にある「詳細はこちら」をクリックして確認しよう。

ただし、この機能は話しかけてきた相手を明確に無視する形になる。またミュート解除後もミュート期間中に受けたリプライなどは表示できないようだ。ほとんどツイートせずに見ているだけというTwitterの使い方ならば問題ないだろうが、ある程度コミュニケーションに利用しているならば、固定メッセージやプロフィールなどを利用して一時的にキーワードミュートをしていることを知らせるなど、事前にことわりをしておく方がよいかもしれない。

トレンドの場所を変更して不意打ちを防ぐ!

いくらミュートしても、そもそも自分はある話題についてツイートする人をフォローしていなくても、非常に話題になっている物事に関してはTwitterを開いただけで情報が飛び込んでくる。それは「トレンド」があるからだ。

トレンドには、その時多くの人が取り上げているキーワードが一覧化されている。そのため、自分のフォロー調整やミュートだけではコントロールできない情報が飛び込んでくる元になる場所だ。

トレンド表示を消すことはできないが、場所を変更することはできる。トレンドの「変更する」をクリックした後「トレンドのカスタマイズ」で「変更する」を選択。基本的には現在地の近くから情報をとる機能なので日本国内の地名が選択肢として出てくるが、大きな話題は国内で都市を変えたくらいではあまり影響がない。思い切ってフォームに全く違う国名を入力してしまおう。

トレンドの横にある「変更する」をクリック

カスタマイズ画面で「変更する」ボタンをクリック

海外の国や地域を指定。入力は日本語でOKだ

トレンドがパッと見ても内容のわからないものになればネタバレも防げる

おすすめなのは、英語圏以外の国だ。英語だとやはりぱっと見た時に内容がわかってしまうし、共通している話題も多い。見ても全くわからない言語の都市に切り替えておけば、見たくない情報を見てしまう危険性は低くなる。

Twitterをより活用するためにミュートも使いこなそう

Twitterは便利で強力な情報共有ツールだけに、自分が見たい情報だけが入ってくるようにするのは難しい。仕事で使う時には検索で欲しい情報だけに絞り込んで行けばよいが、タイムラインに流れてくる情報をコントロールするには今回紹介したような一手間が必要だ。

しかしフォローを厳選した上で、一時的なアカウントミュートやキーワードミュートを上手に使い、時にはトレンドの地域変更まですれば、見たくない話題を不意に見てしまう可能性はかなり少なくなる。またミュートを使いこなせば、不要な話題を取り除きながら仕事にTwitterを活かしたり、生活の便利な情報を取得したりといった使い方は日々続けられる。

情報を集めるばかりでなく、選別する技も身につけて、よりTwitterを上手に活用しよう。