企業にとって重要な資産である「情報」のまわりには、様々な脅威が存在している。そしてそうした脅威は日を置くごとに増大しており、多くの情報システム担当者の頭を悩ませているのが現実だ。とりわけ中堅・中小企業の場合、一人もしくは他の業務と兼任する情報システム担当者しか存在しないケースも珍しくない。そんな「一人情シス」にとって、膨大な日々の業務をこなしつつ、セキュリティ対策も手がけるというのは至難の技だと言える。そこで本連載では、セキュリティに関するホットなテーマを毎月取り上げつつ、一人情シスが効率的かつ効果的にセキュリティ対策を行えるよう現実的な視点でサポートしていきたい。

第7回は、「モバイルセキュリティ」についての具体策だ。

いまやオフィスの外からスマホやタブレット端末といったモバイルデバイスを使って仕事を行うモバイルワークは、ビジネスの効率化や働き方改革の見地からも欠かせなくなりつつある。その反面、モバイルワークには情報漏えいリスクが伴うことから、情シスとしてはリスクを低減するための対策を施さねばならない。しかし、モバイルデバイスの管理には、手間とコストが掛かるため、常に多くの仕事を抱えるとともに、コスト削減も迫られている情シスにとっては頭の痛い問題であるのも事実だ。

そうしたなか、情シスの悩みを解消するソリューションとして一気に普及したのが、社員が持ち歩いているモバイルデバイスを紛失したり盗難にあったりした場合でも、管理者がリモートからデバイス内のデータを消去するとともに、デバイスの使用を停止できる「MDM(モバイルデバイス管理)」ソリューションである。

「MDM」は「EMM」へと進化。安心・安全なモバイルワークに必要な機能をオールインワンで提供

そして企業のモバイル活用ニーズの高まりとともにMDMは進化を続けており、現在ではソフォスが提供する「Sophos Mobile」のように、モバイルデバイスを安心・安全に利用するために必要となる機能をオールインワンで提供するツールも表れている。これは、EMM(エンタープライズモバイル管理) と呼ばれ、MDMの機能に加えて、モバイル業務に必要なすべてのアプリをセキュアに提供するMAM(モバイルアプリケーション管理)、同じくすべてのコンテンツがセキュアに利用できるようになるMCM(モバイルコンテンツ管理)、そしてフィッシング対策・マルウェア対策・Web脅威対策を担うモバイルセキュリティといった機能を包括したソリューションとなっている。

働き方改革を支援するのは情シスの大きな使命でもある。EMMを導入することで、安心・安全なモバイルワーク環境を実現し、ぜひその使命を果たしていただきたい。

監修:ソフォス

ソフォスは1995年の創立以来30年以上ITセキュリティ製品を取り扱うベンダーとして、150ヶ国10万社以上の法人企業と 1億人以上のユーザーに利用されている。さらに同社は、脅威データの収集、相関分析、解析を行い、ユーザーに最善な保護を提供し続ける「SophosLabs」を有し、24時間 / 365日新種の脅威に対処し監視・解析を行っている。
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