望むと望まないとにかかわらず、仕事をしていけば、いつかは人を引っぱっていく役をしなければならない時が来ます。しかし、他人をまとめて物事を進めていくのは大変です。もし、リーダーとして何が必要かを考える時は、この言葉を思いだしてください。きっとやるべきことが見つかるはずです。

本日の孫子

『将者智、信、仁、勇、厳也』

(将というものは、智、信、仁、勇、厳なり)

意味

人を率いる将というものは、あたまの働き、人から信頼されること、人間味のあること、勇気、厳しさという5つの徳性を備えなければならない、という意味です。

解説です!

孫子は、将(指導者)には、智(知恵があること)、信(人から信頼されること)、仁(いたわりの心があること)、勇(勇気があること)、厳(厳しさがあること)の5つの徳性を備えていなければならないと言っています。これは戦争においてだけではなく、政治やそして会社でも上に立つ者に必要な要素です。熾烈なビジネス戦争に勝つためには、リーダーの資質が重要であるということでもあります。

こんなシーンで役立ちます!

自分がリーダーになって何かを成し遂げなくてはならない時、迷ったり困ったりすることもあると思います。孫子は上に立つ者に必要な5つの条件を挙げていますが、正直な話、全てを備えている人は、なかなかいないでしょう。しかしそれでも、今の自分に欠けているものが何かは分かるはずです。もし自分には無いところがあれば、それを少しでも意識して直せば、きっと他の人もついてきてくれるはずです。諦めずに、自分を変える努力をするだけでも、状況はきっと変わりますよ。