ネットギアの協力のもと、小規模企業のネットワークをNASごと刷新することに成功した我が社。前回で一区切りさせていただいたのだが、読者兼仕事仲間から「うちはマンション事務所だから、法人モデルはやや敷居が高い」という意見をもらった。

別にそういう意図はなく、法人向けでもコンパクトな製品は十分応用が効くのではあるが、そういうことなら、そのものずばり! ネットギアではSOHO/家庭向けに用意されているハブスイッチがある。追加として現在ラインナップしている製品をレビューしたいと思う。

どうやって選ぶ? SOHO/家庭向けハブスイッチ

ネットワークを構築するうえでキモとなるのはハブスイッチだ。この部分がぜい弱であったり、性能が劣っていたりすると、せっかく高機能ルーターや高品位ケーブルでそろえてもまったくの無駄になる。というか、フルに性能を発揮できない。当たり前だが、ハブスイッチそのものがボトルネックになってはいけないのだ。

SOHO/家庭向けというか、主に家庭用として考えるとどうしても価格に目がいく。サイズ的にも小さいパーツだし、コンセントでいえばタコ足のためのタップぐらいに思っているユーザーは意外と多い。単純に1000BASE-T規格でほかのパーツを揃えても、ハブスイッチが100BASE-Tといった古いタイプの規格であれば、もちろん通信速度はそれなりに落ち込んでしまう。また、ハブスイッチは一度セッティングすると、数年はそのままになる可能性が高いパーツとなる。それだけに導入時にはなるべく最新の規格に対応し、なおかつ長期使用に耐えられる信頼性の高い製品を選ぶべきなのだ。

今回の連載ではギガビット16ポート クリックスイッチ「GSS116E」および「GSS108E」を紹介したが、これらの製品は、まさにそうした条件にふさわしいパーツだ。加えて、これらはユーティリティソフト「Prosafe Plus Utility」を利用することで、VLAN、QoS(Quality of Service)、ポートミラーリング、ループ検知、ブロードキャスト制御などがおこなえる。だが、SOHO/家庭向け、特に自宅兼事務所といったスタイルで利用する場合は、こういった機能を必要としない場合も多い。 そこでオススメとなるのが、GSS116Eの信頼性はそのまま、機能を省略したホームネットワーク製品群だ。ネットギアでいえば、GS324、GS316、GS308P、GS308、GS305といった「アンマネージスイッチ」タイプのスイッチングハブが対象となってくる。

ネットギアコンシューマ向けハブスイッチのスペック一覧。※ 拡大画像はこちら

SOHO/家庭向けとして困らないフルラインアップ

ネットギアのホームネットワーク向けハブスイッチ製品群は、GS324の24ポートをはじめ、5ポートのGS305まで、大きく5タイプがラインアップ。それぞれ、ファンレスの静音設計なので、自室やリビングに設置してもまったく問題ない。

例えば、ネットワーク機器が多い、または多くなるような予定がある人はGS324か、16ポートのGS316を選択したい。無線LAN経由が多いから、有線LANは控えめにといった人であれば、8ポートのGS308か5ポートのGS305といあったカタチだ。また、IPカメラやIP電話機やPoE受電機能を持つ無線LANアクセスポイントなど使っている・購入の予定がある人などには、PoE給電が可能なGS308Pが最適だ。

GS324にはラック取り付け用のブラケットが付属。急成長が予測される会社であれば、こういう製品を選択するのもアリだ

GS308PはPoE給電ができるポートが4つ用意される。対応デバイスがある場合はとっても便利だ

うれしいのは、いずれの製品もジャンボフレームに対応しているのでNASとの連携でも効果が発揮しやすい点。サクサクと大きなファイルが移動できるのでストレスを大きく減らしてくれるはずだ。また、ノンブロッキング設計なのでギガビット通信を双方向で行っていても速度低下は感じられない。さらにLANケーブルの長さによって消費電力を自動調整してくれるなど、消費電力も最小限にしてくれるので、電気代が気になるケースでもお財布にやさしい仕様となっている。

いずれもポート数の大きさによって筐体のサイズはそれぞれだが、一般的なハブスイッチ製品と比べて、シンプルになおかつスマートに作られている。これはSOHO/家庭向けとして考えた場合、大きなメリットで、生活感バリバリの家具の隙間にあっても目の邪魔にならないだけでなく、配置次第で使いやすさも両立できる。筆者的にはどの製品も外殻が金属パーツというところがお気に入りで、自室に置いても安心の頑強さが実に頼もしく感じている。

充実のサポートで安心運用

これまで連載中でも述べてきたように、ネットギア製品の多くには3年という長期保証がついている。これは、GS324、GS316、GS308P、GS308、GS305なども同じで、ホーム向けIT機器としては、破格のサポートといっても過言ではない。

また、翌日対応や2時間以内にデリバリーでのサポートが受けられる有償サポートも用意されている。ビジネス的な保守という考え方をするなら、十分選択肢に入る部分だが、個人用だと思案のしどころになる。だが、SOHO/家庭向けと考えれば、ビジネス利用も半分以上になると思われるので、一度は考えてみてほしいサービスといえる。もし、複数のハブスイッチを購入するならなおさらだ。

さて、そろそろ紙面も尽きてしまうのでまとめさせていただくが、本稿で紹介したSOHO/家庭向けハブスイッチは、機能面やデザインが良いのはもちろんだが、導入したその日から、必要なLANケーブルを差し込むだけで、高機能と高い信頼性を手に入れられるのが特長だ。

将来の拡張性を考えて多めのポート数のモデルを購入するもよし、必要なポート数から始めて、少しずつ拡張していくもよし、いずれにしてもここから選べば失敗のないハブスイッチ選びができるはずだ。ハブスイッチの交換や新規導入を考えている人は、ぜひ候補に加えていただきたい。

(マイナビニュース広告企画:提供 ネットギアジャパン)

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