ソーシャルメディア広告は安価にターゲットを絞って配信できるため、費用対効果が高く、使い勝手が良くてお勧めです。ソーシャルメディア広告の種類と活用するポイント、使い分け方についてご紹介します。

拡散力が発揮できるだけの母数を広告で集めよう

企業がメディア戦略を考える際に考えたい3つのマーケティングチャネルで、アーンドメディア(ソーシャルメディア)、オウンドメディア(自社メディア)の準備ができたら、同時に使いたいものがペイドメディア(広告)です。

「拡散が期待できるから」「新規顧客の獲得を目的として」ソーシャルメディアを利用するという人もいるかもしれません。しかし、実際はソーシャルメデイアが拡散力を発揮するのは、ある程度の母数が集まってからです。最初に集めた数が少ないと、そもそも拡散力を発揮するどころか、閑散としてしまいます。そのような場合は、ソーシャルメディアを含めた広告で集客を図り、ある程度の人数を集めることが重要となります。

友達がお勧めするパワー! ソーシャルメディア広告

改めて、ソーシャルメディア広告の魅力とは何でしょうか。

まずは、コストの問題です。マスメディア広告の多くは高額で、一般の企業が気軽に出せるものではありません。一方のソーシャルメディア広告なら比較的安価で、Facebook広告なら数万円レベルの予算で開始できるので、取り入れやすい点は見逃せないでしょう。

また、プロフィールを詳細に登録するFacebookなら、「東京在住・20代・美容に興味がある・独身・女性」というように詳細にターゲティングでき、高い効果が期待できます。例えば、「婚約中」という人だけに向けて婚約指輪の広告を出すことも可能なのです。広告代理店を挟まず、ユーザーの反応率を見ながら自分で調整できるところも魅力です。

ソーシャルメディアならではの仕組みとして、友達の「いいね!」などを広告に使うこともできます。友達がお勧めする効果は高く、既存の広告よりもレスポンスが高くなります。

広くマスに向けて告知し、ブランド力や認知度を上げるために利用するマスメディア広告に対し、ソーシャルメディア広告はページやアカウントの「いいね!」やフォロワーを増やしたり、そのソーシャルメディア内で露出を増やすのに向いています。自社が中心として使っていきたいソーシャルメディアを選び、ページやアカウントを運用するのと平行して広告することで、ユーザーに広くリーチできるようになるはずです。

YouTube広告など、ソーシャルメディアごとに様々な広告メニューが用意されている

ターゲットを絞って反応を見ながら配信で、効果アップ!

Facebook広告を使えば、Webサイトへの誘導、コンバージョン、投稿に対するアクション、ページのいいね!、アプリのインストール、アプリ上でのアクション、クーポンの利用、イベントへの参加などを増やすことができます。友達の「いいね!」と連動して表示されることもあるため、レスポンスが高くなります。その他、投稿自体の宣伝もできるため、広く読んでもらいたい投稿を宣伝してもいいでしょう。

国・都道府県・市町村レベルの「地域」、年齢・性別・交際ステータス・言語・学歴・勤務先などのユーザー設定、趣味・関心、つながりまでを含め、ユーザーターゲットを詳細に設定して配信できるのは、Facebookならでは。自社のターゲットユーザーに合わせて対象を絞るのがお勧めです。

なお、Facebook広告の掲載料金体系は、以下のようになっています。推奨入札料金が表示されるので、それを上回る料金を設定するといいでしょう。1日あたり数百円から、1カ月の通算予算でも数万円程度からで配信可能です。

  • CPM(Cost Per Mille)インプレッション単価。掲載1000回あたりの料金
  • CPC(Cost Per Click)クリック単価。クリック1回あたりの料金

スポンサー記事は、広告内に『○○さんが「いいね!」と言っています』などと友達からのメッセージとして表示されるので、クリックされやすくなるのが特徴です。友達がFacebookページや外部サイトに「いいね!」したことの他、ゲームをプレイしたこと、チェックインしたこと、イベントに参加すること、Facebookページの投稿にコメントや「いいね!」をしたこと、アプリをシェアしたことなども広告として使うことができます。

自社のターゲット層に絞って配信し、いくつかのパターンを用意しておいて反応率を見ながら出し方を変えるなどの工夫をすることで、クリックレートを上げることができるでしょう。

Facebook広告マネージャ

Facebook広告は詳細にターゲットを設定して配信できる

フォロワーを増やしたい、ツイートを広く読まれたいなら……

Twitterの広告には、プロモアカウント、プロモツイート、プロモトレンドといった種類があります。

プロモアカウントは、ブランドに興味を持ってくれそうなユーザーの「おすすめユーザー」欄に表示されます。プロモツイートは、重要なツイートをユーザーのタイムラインや検索結果に表示します。プロモトレンドは、「トレンド」欄の一番上に1日表示されます。それぞれ、ユーザーの性別・年齢・地域・興味関心・デバイスなどで対象を絞って表示させることができます。

プロモアカウントはフォローされた時、プロモツイートはリツイートや返信、お気に入り登録、クリックがあった時にのみ課金が発生する仕組みであり、1日の予算の上限額を設定するようになっています。Twitterユーザーに対して告知したいなら試してみたい広告メニューです。

Twitter プロモツイート

自社商品とターゲット層、予算などで決めよう

ソーシャルメディアごとに、様々な広告が用意されています。どの広告が向いているのかについては、自社の商品やサービス、ブランドやターゲット層、予算、目的、どのソーシャルメディアユーザーを対象としたいかによります。Google AdWordsやマスメディア広告がふさわしい場合もあるので、それぞれの特性や費用、効果などを考えて選ぶといいでしょう。

これからも新しいソーシャルメディアは出てくるでしょう。既存のソーシャルメディアからも、次々と新しい機能やサービスが出てくるはずです。しかし、基本は人と向き合うものという点は変わりません。サービスの向こうにいるユーザーに心を込めて届けるようにすれば、きっとあなたの商品やサービスの良さは伝わるはずです。うまく使いこなして、ビジネスを成功に導いていきましょう!