【連載】

立ち食いそば散歩

6 ワンコインで鶏もも肉がゴロゴロ! 「とりそば」は実力が分かる一杯

高山洋介  [2016/03/22]

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第2回の「福そば」に続き、またしても人形町の立ち食いそばである。それだけこの近辺は激戦区であり、ハイレベルな飲食店が多い。今回の「きうち」(東京都中央区)は東京メトロ日比谷線の人形町駅、A6出口を出て1~2分の、大通りに面した所にある。

「とりそば」(税込450円)は見た目も豪華

柚子胡椒で味の変化を楽しむ

白と黒のシックな店構え。食券機は店内外に1台ずつある。入ると、右手が厨房のカウンター、左手はスツールが7脚ほど置かれたカウンターになっており、立っても座っても食べられる。細長い店内だが、ガラス張りになっているので、明るく閉塞感がない。奥にはセルフの給水器と食器返却棚。

厨房に食券を渡すと、「蕎麦をゆでるので3分お待ちください! 」と元気な声がかかる。今回注文したのは、「とりそば」(税込450円)。水を飲みつつしばし待つ。「お待たせしました! 」の声でお出ましだ。

ゴロゴロとした鶏もも肉が7~8個は入った豪華な一杯。噛みしめるほどに肉の旨みがあふれてくる。麺はややコシが強く、ほんのりとした香りも味わえる。他にも、わかめ、刻みネギ、柚子皮が添えられており、さらに別添で柚子胡椒がたっぷりと。

柚子胡椒は一度に溶かさず、食べる分だけ少しずつ使うと辛味が持ちやすい。柚子の爽やかな香りと、柚子胡椒の辛味が溶け出したつゆが絶妙。値段を考えると、立ち食いそばのレベルをひとつ頭抜けている印象だ。

人形町駅から徒歩1~2分先。白と黒のオシャレなお店

オープンしてから数年、比較的新しい店とも言えるが、この場所で戦い抜いてきた実力を味わえる店でもあった。

※記事中の情報は2016年3月取材時のもの

筆者プロフィール: 高山 洋介(たかやま ようすけ)

1981年生まれ。三重県出身、東京都在住。同人サークル「ENGELERS」にて、主に都内の銭湯を紹介した『東京銭湯』シリーズを制作している。

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インデックス

連載目次
第15回 食を愛する全ての人へ! 日本橋「そばよし」はワンコイン以下で幸せになれる
第14回 新宿駅そばで24時間営業! 名物「天玉そば」は温泉玉子付きでボリューミィ
第13回 1杯300円のシンプルな「田舎そば」は"おろしショウガ"でやみつきの味に
第12回 「おろしそば」は"温"もイケる! 見た目は地味だが幸福に包まれる1杯
第11回 食べ応えも十分! 香り漂う「春菊天そば」は24時間待っている
第10回 蕎麦の食感に驚く! 具だくさん「椎茸五目そば」は価格にも納得
第9回 カレーか蕎麦か……どっちもほしい人のために「よもだそば」がある
第8回 渋谷の若者も惹きつける豚バラ「肉そば」は無料で"肉わかめそば"に!
第7回 オンリーワンがここに! 蕎麦らしからぬ具とコクの「コテリ」はラーメン風
第6回 ワンコインで鶏もも肉がゴロゴロ! 「とりそば」は実力が分かる一杯
第5回 巨大なまいたけ天はつゆにひたして - 「まいたけ天そば」は中太麺がよし
第4回 "サービス品"の座は渡さない! 「アジ天そば」は巨大なアジ天にほっこり
第3回 "なにわ"も注文OK! 「なす天そば」は24時間いつでも待っている
第2回 器を赤く染めるそれにどっぷりはまる! 「天ぷらそば」は"紅生姜天"で
第1回 ジャンボかき揚げは二度うまい! 生玉子入り「かき揚げ玉子そば」の魅惑

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