いまや企業にとって「情報」は最重要資産の1つであり、情報システム担当者に対しては、この情報を守る使命が課せられるようになっている。とはいえ、次々と新しいサイバー攻撃手法が登場するなど、情報セキュリティの世界は覚えなければならない知識が多すぎる。とりわけ中堅・中小企業の情報システム担当者にとっては、一人で行う業務が多岐にわたるなか、とてもセキュリティの勉強にまで時間も手間も割けられないというのが本音だろう。そこで本連載では、“必要最小限”をモットーに、情報システム担当者としてこれだけは知っておかねば“ダメ、ゼッタイ”なセキュリティ用語をテーマ別にコンパクトに解説する。第7回はモバイルアクセスについてだ。

誰もがコンピューターを“持ち出す”ことが当たり前となり、オフィスの外で仕事をする機会が増えた現在、大切な情報が端末や通信経路などから第三者に漏れてしまうのを防ぐ大切な役割を担うのが、モバイルアクセスに使われている暗号化の基本技術だ。

暗号化

非常に簡潔かつ少々乱暴に暗号化について説明すると、「形のある情報を、一定の法則に従って、内容が推測できないないレベルにまでバラバラにし、そのデータを一定の法則に従って再び元の形に戻し、適正な使用者が情報を使用するためのもの」となる。

この“一定の法則に従って内容が推測できないないレベルにまでバラバラにする”過程を狭義での「暗号化」、そして“一定の法則に従って再び元の形に戻す”過程を「復号化」と呼ぶ。

この際の、“一定の法則”に当たるのが、これまでにさまざまな種類が開発されてきている「暗号化方式」である。

SSL-VPN

SSL-VPN(Secure Sockets Layer - Virtual Private Network)というのは、「SSL」と呼ばれる暗号化方式を用いて情報が漏れないようにしたうえで、インターネット等の公衆ネットワーク上に「VPN(Virtual Private Network)」と呼ばれる仮想的な組織内ネットワークを構築する技術である。この技術を利用することで、社外からであっても社内ネットワークと同様の環境で、安全かつ快適に仕事をすることができることから、いまやモバイルアクセスを代表する技術となっている。

監修:ソフォス

ソフォスは1995年の創立以来30年以上ITセキュリティ製品を取り扱うベンダーとして、150ヶ国10万社以上の法人企業と 1億人以上のユーザーに利用されている。さらに同社は、脅威データの収集、相関分析、解析を行い、ユーザーに最善な保護を提供し続ける「SophosLabs」を有し、24時間 / 365日新種の脅威に対処し監視・解析を行っている。
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