あなたはカレシのワガママをどのくらい聞き入れますか?オトコの生態を表すのに「釣った魚に餌を与えない」などという表現が使われますが、まさにその言葉通り。オトコの中には、いざ自分のオンナにしてしまったら、餌を与えないどころかDVにも匹敵するようなワガママを言う輩がいます。しかし、あなたは「愛しているから」と"錯覚"しているが故、うかつにもカレシのワガママを意外と簡単に聞き入れてしまうのです。

許し続けるとカレシのワガママはエスカレートしてしまうかも……

・「いますぐ会いたい」――夜中だろうが仕事中だろうが、あなたの予定などお構いなしに自分勝手なワガママを言ってくるカレシ。こんなオトコが欲しがっているのは、カノジョではなく「便利な女」です。あなたのことが恋しくて会いたいのではなく、性的な欲求を満たしたいと考えていることが多いようです。

・ひそかに元カノと会っている――あなた以外の他の女性と2人きりでも平気で夜中まで飲み歩くことがあるカレシ。それだけでも十分心配なのに、元カノとも密会していることが分かったら、その理由はどうあれ、あなたからしてみればこれは単なる「ワガママ」では済まないはず。ヤキモキしながらも、嫌われたりけんかをしたりするのがいやでカレシの奔放を看過してしまっていると、飲みに行ったまま、遊びに行ったまま、あなたのもとへ二度と戻って来ない可能性も否定できません。

・「俺に付いてこい」――自信に満ちあふれた男らしいオラオラなタイプの男性を好きな女性は少なくないはず。でも、カレシのこの自信が本物なのか、それとも何の根拠もない、ただの空威張りにすぎない偽物なのかをしっかりと見極めましょう。もしも、その自信が偽物や欺瞞(ぎまん)であるなら、メッキが剝がれるまでにそれほど時間を要しません。カレシの自信が偽物や欺瞞であると判明したら、交際を白紙に戻す用意をしておくことが賢明かもしれません。

・デートに対して手抜きが多い――交際初期のころはデートプランを綿密に立て、あなたを楽しませることに時間を割いてくれていたカレシ。しかし、交際期間が長くなるにつれ、デートの内容が手抜きになり、駅前のファストフードやファミレスで簡単に食事を済ませてホテルに直行……がパターンに。こうなると、もう何のときめきもありませんよね。手抜きが日常茶飯事となる前に何らかの打開策を練っておかないと、カレシにとってのあなたは、ただのセフレになってしまうかもしれません。

・コスプレを要求する――カップルの嗜好の問題でもありますが、これを一度受け入れてしまえば、後はただエスカレートするのみ。コスプレだけにとどまらず、エッチのときのプレイに対してもハードな行為やアブノーマルな行為を要求してくるかもしれません。こうなると、果てには普通のエッチでは満足しない身体にされてしまう危険性も否めません。

オンナは追うより追われるほうが幸せになる

あなたがワガママを聞き続けてくれていると、カレシは際限なく増長します。でも、何に関しても制限をして束縛したり、否定したりすることを続けていると、カレシは息が詰まってしまいます。そうなると恋愛は長続きしません。

きちんとカレシの手綱を握っておき、時にはワガママを受け流し、また時には少しだけワガママを聞いてあげたりと、カレシを手のひらで転がしつつ上手に調教していくこと。オトコはオンナよりも精神的には"子供"であることを認識しておき、子供に諭すように「ここまではOKだけれど、ここからはNG」だと、しっかりカレシに伝え、しつけていくことの2点が重要です。

いずれにせよ、オンナはオトコを「追いかける」より、オトコから「追いかけられる」方が幸せになれる率が高いのだと心得ておきましょう。

<著者プロフィール>
坂田陽子
1977年、福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛に関するカウンセリングを開始する。数多くの相談案件を解決した経験から、独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。現在では、日本国内のみならず海外からも恋愛相談を受け、その相談件数は年間1万件以上にも上る。2010年にNPO法人・日本結婚紹介業協会との連携で認定資格「恋愛アナリスト」を制定し、恋愛に起因する悩みを持つ人を救済するための後進の育成も手掛ける。
坂田陽子の恋愛力アップ相談教室
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