ガイドパレットの操作

「QuarkXPress 8.0」でガイドラインを管理するのが「ガイドパレット」だ。「ガイドパレット」は他のパレットに連結させ、コンパクトに表示させることが可能だが、お勧めしたいのは[ウィンドウ]メニュー→[ガイド]で新たなフローティングパレットとして表示させる方法だ。というのも、「ガイドパレット」は横方向に各ガイドの設定が表示される設計で、他のパレットに比べて極端に横長のスペースが必要になっているからだ。

紙面上に設定したガイドラインは、すべてこの「ガイドパレット」に表示される。各ガイドラインの色の変更や、ロック/ロック解除がワンクリックで行える。さらにガイドラインの位置も、このパレットに数値入力することで動かすことができ、正確で的確なレイアウト操作が可能になっている。

「ガイドパレット」。ガイドの位置、色、ロック・ロック解除、表示・非表示、ページ・スプレットなどの切り替えができるようになっている

パレットメニューでガイドを活用

「ガイドパレット」のパレットメニュー。ガイドを編集するための強力な機能が数多く備わっている

「ガイドパレット」には、ガイドラインを編集するための機能も盛り込まれている。縦方向、あるいは横方向のガイドだけを表示させたり、ガイドラインのコピーやカットペースト、等間隔にガイドを並べることも可能だ。

特に便利なのが「ボックスからのガイドの作成」機能で、作成したボックスの位置に合ったガイドラインが簡単に作成できる。このとき、ボックスの上辺だけ、右辺だけといったガイドの選択や、ガイド位置の微調整も可能だ。直感的に画像やテキストを配置し、その位置に合わせて他のオブジェクトを配置したいといった場合に威力を発揮する機能だろう。作成したガイドは、書き出して他のファイルで使用することもできる。

アイテムに合わせてガイドラインを作成することもできる。ガイドの色やどの位置に作成するかはダイアログで選択することが可能だ

※ 本稿では開発途中のQuarkXPress 8日本語版を使用しています。発売時には仕様変更されている可能性がありますのでご了承ください。