栄養満点の素材・にんじんのおいしい食べ方を紹介します

食事は健康の源。でも、手間を省くためについついコンビニやファストフードでの食事ですませてしまうこともありますよね。ここでは、そんな忙しい人たちの疲れた体にスッと染み入るような食材やレシピを紹介します。紹介してくれるのは、人気オーガニック雑誌を発刊している「自遊人」さんです。

「食べることも仕事」の精神を持つ自遊人の厳選レシピ

こんにちは! ライフスタイル誌「自遊人」編集部の吉澤と申します。今日から全10回にわたって、身体に響く「野菜料理」をご紹介することになりました。

「自遊人」は全国の書店・コンビニで販売している全国誌ですが、その編集部は新潟県・南魚沼市にあります。2004年。よりよい環境で仕事をするために、東京・日本橋から新潟県・南魚沼市へ、会社ごと引っ越してしまったのです。

そんな我が社には「キッチン」があります。食品の販売がメインの仕事であり、農業生産法人を持つ我々にとって、「食べること」も「仕事のうち」。なので、日々の食事もそのキッチンを利用し、ときには、みんなでごはんをつくり、食卓を囲んでいます。

とあるきっかけがあって、その食卓とレシピを自遊人の食卓として、公開を始めたのが昨年のこと。今シリーズでは、その中でも選(よ)りすぐりの人気・野菜&オーガニックレシピを紹介します!!

にんじんの栄養を丸ごと摂取できる「キャロットラペ」

1回目のテーマは「にんじん」です。

にんじんにはカロテン、硫黄、リン、カルシウムなどの成分が含まれていますが、中でも有名なのがβ‐カロテンです。

このβ‐カロテンは抗酸化作用が高く、数々の病気の予防に効くと言われています。1982年には米国科学アカデミーでガンを予防する代表的食物としてにんじんの効能が発表されたり、心筋梗塞や脳卒中の予防にも効果があることがわかってきています。また、硫黄やリン、カルシウムも強力な浄化作用を持っていると言われ、にんじんの健康効果は絶大なのです。

今回紹介するレシピは、そんなにんじんの栄養成分をそのまんま、吸収してしまおうという「キャロットラペ」です。

「キャロットラペ」

材料

にんじん 小5本 / マスタード 小さじ1 / ワインビネガー 大さじ2 / 小豆島なかぶ庵のエキストラバージンオリーブオイル 大さじ2 / 黒こしょう 適量 /

つくり方

1.にんじんは薄くスライサーで切った後、細かく千切りにします。塩(分量外)をまぶし、しばらく置いてしんなりしてきたらよく水気を切ります。

2.ボウルにマスタード、ワインビネガーを混ぜ合わせ、更にオリーブオイルを加えて混ぜます。

3.2に1を加えてあえたら冷蔵庫でしばらく冷やします。お皿に盛りつけて最後に黒こしょうをふります。

「自遊人の食卓」ではおなじみのキャロットラペ。

にんじんだけしか使わないシンプルなレシピだからこそ、野菜選びには気をつけてください!有機・オーガニックで作られたものを推薦します。おいしいにんじんをちゃんと選べば、にんじん特有の青臭さがないのでペロリと食べることができます。

シンプルだからこそ、にんじん選びには注意しましょう

野菜が身体にいいことはわかっているけれど、料理はめんどくさい……。そんなあなたには、すりおろしたにんじんをそのまんま瓶につめたこんなジュースをどうぞ! 兵庫県丹波産の無農薬栽培にんじんだけを使い、果汁のみを用いたストレートジュースです。

兵庫県丹波産の無農薬栽培にんじんだけを使った「無添加すりおろしにんじんジュース」

その甘さに、誰もが「え? にんじんだけ?」と感じてしまいますが、その秘密は原料の品質。確かな腕を持つ、契約農家より仕入れたおいしいにんじんをしぼっているから、本当においしいジュースができあがるのです。β-カロテンをいかすため、殺菌温度を工夫しているのも特徴。酸化防止剤のかわりに国産レモンと梅エキスを使った、こだわり製法も自慢です。ぜひ一度、「本物の味」をお試しください。

いかがでしたでしょうか? こんな感じで、体に良くておいしい野菜&オーガニックレシピをこれからどんどん紹介していきますので、お付き合いいただければ幸いです。


著者プロフィール

自遊人編集部
ライフスタイル誌「自遊人」編集部の「キッチン」より、野菜&オーガニックレシピをお届けしています。「オーガニック・エクスプレス」というサイトを通じての食品販売もしており、農業生産法人を持つ我々にとって、「食べること」も「仕事のうち」です。そのため、日々の食事もそのキッチンを利用し、ときには、みんなでごはんをつくり、食卓を囲んでいます。日々公開されている自遊人の食卓では、人気の野菜&オーガニックレシピを厳選してお届けしています。